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第131回天皇賞・春(GI)
2005年5月1日(Sun) 京都芝3,200M 4歳以上オープン 定量 (牡・牝)(国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ザッツザプレンティ 92 主に居残りで好走。ここ同型手薄で展開妙味あり。
2 アクティブバイオ 85 ここ2走で復調気配後退。後ろに置かれて終了か。  
2 3 アドマイヤグルーヴ 91 牡馬相手に地力見劣る。距離未経験も気掛かり。  
4 トウショウナイト 92 叩く度に伸びる体力バカ。早め進出なら侮れない。  
3 5 ユキノサンロイヤル 92 前走は展開嵌った感あり。関西圏に実績無く辛い。  
6 リンカーン 95 前走惜敗も余裕残し。但し昨年のようなポカ心配。  
4 7 シルクフェイマス 96 からっきしの重下手。積極策で巻き返しを狙う。
8 ヒシミラクル 90 実績断然。間隔開いたのが気になるが復活間近。
5 9 チャクラ 91 勝負所で動ける強みあるもムラあり信用できない。  
10 スズカマンボ 87 瞬発力上位も勝ち切れないのは問題。善戦まで。  
6 11 ハイアーゲーム 89 追って伸びずの前走不満。距離面に限界抱える。  
12 マカイビーディーヴァ 80 前走叩き台は分かるがそもそも豪州のレベル疑問。  
7 13 アイポッパー 91 ここは一応得意舞台。但し前走以上に相手も揃う。  
14 サンライズペガサス 92 '02年5着で距離は持つ。後ろ過ぎなければ勝機。
15 マイソールサウンド 92 良い意味で期待を裏切る。すんなり先手なら怖い。  
8 16 ハーツクライ 91 常に決め打ち。決め手強烈も展開に左右される。  
17 ビッグゴールド 88 ノーマーク単騎で連勝もこの距離は持ちそうにない。  
18 ブリットレーン 83 自己条件からいきなりGI。常識的に考えて無理。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 淀で見せる底力・坂下スパートで問答無用ヒシミラクル
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【天皇賞・春連対馬の各実績一覧(過去10年)】
年度 上:1着馬、下:2着馬 長距離GI実績 3,000M超実績 京都芝実績
'95年 ライスシャワー '93年天皇賞・春 【2・0・0・0】 【2・1・0・1】
ステージチャンプ '93年菊花賞2着 【0・1・1・1】 【0・1・0・1】
'96年 サクラローレル (GI初出走) (初出走) 【1・0・0・0】
ナリタブライアン '94年牡馬三冠 【3・0・0・0】 【3・0・1・0】
'97年 マヤノトップガン '95年菊花賞 【2・1・0・1】 【1・2・0・1】
サクラローレル '96年天皇賞・春 【1・0・0・0】 【2・0・0・0】
'98年 メジロブライト '97年菊花賞3着 【2・0・1・0】 【0・1・2・0】
ステイゴールド '97年菊花賞8着 【0・2・0・1】 【0・3・0・2】
'99年 スペシャルウィーク '98年菊花賞2着 【1・1・0・0】 【2・2・0・0】
メジロブライト '98年天皇賞・春 【3・1・1・0】 【2・2・2・0】
'00年 テイエムオペラオー '99年菊花賞2着 【1・2・0・0】 【1・2・1・0】
ラスカルスズカ '99年菊花賞3着 【1・1・1・0】 【1・0・1・0】
'01年 テイエムオペラオー '00年天皇賞・春 【2・2・0・0】 【3・2・1・0】
メイショウドトウ '00年有馬記念2着 (初出走) 【2・1・0・0】
'02年 マンハッタンカフェ '01年菊花賞 【1・0・0・0】 【1・0・0・0】
ジャングルポケット '01年菊花賞4着 【0・1・0・1】 【0・0・0・1】
'03年 ヒシミラクル '02年菊花賞 【1・0・0・1】 【1・1・1・3】
サンライズジェガー (GI初出走) 【0・0・0・1】 【2・0・1・3】
'04年 イングランディーレ '03年天皇賞・春9着 【1・0・0・3】 【0・0・0・1】
ゼンノロブロイ '03年菊花賞4着 【0・0・0・1】 【0・0・0・1】

 GI初出走で連対出来たのは'96年1着サクラローレル、'03年サンライズジェガーの2頭のみ。重賞勝ちが無くても、菊花賞に出走があった'98年2着ステイゴールドや'00年2着ラスカルスズカが通用しているのは興味深い。


【天皇賞・春優勝馬の翌年以降成績(過去10年)】
年度 優勝馬 翌年以降成績
'95年 ライスシャワー (出走なし)
'96年 サクラローレル '97年2着
'97年 マヤノトップガン (出走なし)
'98年 メジロブライト '99年2着
'99年 スペシャルウィーク (出走なし)
'00年 テイエムオペラオー '00年1着
'01年 テイエムオペラオー (出走なし)
'02年 マンハッタンカフェ (出走なし)
'03年 ヒシミラクル 今回出走
'04年 イングランディーレ 今回出走せず

 過去に天皇賞・春を勝ち、翌年以降に再び使ってきた馬は過去10年で3頭いるが、その全てが連対を果たしている。ちなみに'95年の優勝馬ライスシャワーは一昨年の勝ち馬。ヒシミラクルは強く推せる。


 軸はヒシミラクル。ジャパンC、有馬記念と先行して見せ場を作った点、京都記念で60kgを背負って追い込んできた点を評価。丘の下りから自動的にペースが上がる京都は最も力が発揮できる条件。一昨年の京都大賞典で上がり34秒1をマークしており、瞬発力勝負でも何ら問題ない。

 相手筆頭はシルクフェイマス。昨年の実績だけを見ると、ゼンノロブロイ、タップダンスシチーに次ぐ古馬NO.3はこの馬。京都記念は道中持ったままの手応えを有しながら、直線で信じられないほどの逆噴射。これは重馬場が祟ったとしか思えない。

 単穴はサンライズペガサス。コース別では阪神での良績に比べ京都での落ち込みが目立つものの、3年前の天皇賞・春でマンハッタンカフェに0秒3差。他にも3年前の天皇賞・秋でシンボリクリスエスに0秒1差がある。そのような馬が復調してきたとなると抑えざるを得ない。

 連下はザッツザプレンティ。基本的に追い上げる競馬は苦手。その唯一の例外が早めに動いて完封した菊花賞。横一線に並ばれると脆く、昨年のように悠長に構えるとダメ。前走捉え損ねたビッグゴールドに鈴をかけてのチョイ差しに期待したい。

◎ヒシミラクル
○シルクフェイマス
▲サンライズペガサス
△ザッツザプレンティ


■馬券構築

 ヒシミラクルから馬複流し。タテ目を抑える。

[馬複] ヒシミラクル−シルクフェイマス 30%
[馬複] ヒシミラクル−サンライズペガサス 20%
[馬複] ヒシミラクル−ザッツザプレンティ 30%
[馬複] シルクフェイマス−サンライズペガサス 20%


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