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第65回皐月賞(GI)
2005年4月17日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アドマイヤフジ 80 時計短縮は好材料。但し後ろで溜める必要あり。  
2 トップガンジョー 82 上手く抜け出した前走好感も距離延長は微妙。  
2 3 マイネルレコルト 85 前走スローで引っ掛かる。少しでも速い流れ希望。  
4 コンゴウリキシオー 79 追い比べでは劣勢。先に抜け出して渋太さ発揮。  
3 5 ヴァーミリアン 79 調整不足にしても前走負け過ぎ。スロー専門の感。  
6 ビッグプラネット 80 行き脚抜群で連勝も展開に恵まれたのも事実。  
4 7 ペールギュント 81 決め手はトップクラス。外差し依存も突っ込み注意。
8 ストラスアイラ 77 差し込み自体悪くないが前走は明らかに力負け。  
5 9 ダイワキングコン 84 粘り込み得意もダートがベスト。スピードで見劣る。  
10 シックスセンス 77 呆れるほど詰め甘い。前崩れで漁夫の利狙い。  
6 11 パリブレスト 74 前走立ち遅れてそのまま。巻き返すにも同型強力。  
12 タガノデンジャラス 79 立ち回り器用だがこのクラスでは少し足りない。  
7 13 ローゼンクロイツ 81 前走快勝もラストで斜行。素質認めても時期尚早。  
14 ディープインパクト 87 鞭無しで連勝評価。4角進出の自在性あり磐石。
15 エイシンヴァイデン 74 近走は追走一杯ばかり。一向に上積みなく苦しい。  
8 16 アドマイヤジャパン 87 前走先行実践で食い下がる。瞬発力も併せ持つ。
17 スキップジャック 81 前走ラスト追い上げる。ただ距離が伸びてどうか。  
18 ダンスインザモア 86 前走勝負所で構える余裕。ロングスパートで迫る。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 強いというか速い・ここを勝ってこそ本物ディープインパクト
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【脚質別成績('95年以降)】
今回脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【1・0・1・9】 9.1% 9.1% 18.2% 470 129
先行 【4・5・2・32】 9.3% 20.9% 25.6% 106 89
差し 【5・5・5・64】 6.3% 12.7% 19.0% 177 76
追込 【0・0・2・40】 2.1% 4.2% 8.3% 0 32

年度 馬場 テン3F 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'95年 稍重 35.4 36.7 2.02.5 2-2-2-2(先) 11-13-11-9(差) 6-4-5-5(差)
'96年 34.4 36.1 2.00.7 11-7-7-8(差) 12-12-11-11(差) 12-13-14-11(差)
'97年 36.0 36.5 2.02.0 2-2-1-1(逃) 12-12-13-8(差) 4-5-3-4(先)
'98年 35.5 36.7 2.01.3 2-2-2-1(先) 4-4-3-2(先) 15-15-13-8(差)
'99年 35.4 36.0 2.00.7 14-14-11-8(差) 10-8-9-4(先) 8-10-11-8(差)
'00年 稍重 35.4 36.3 2.01.8 15-15-15-8(差) 4-4-4-3(先) 17-17-16-17(追)
'01年 35.8 35.8 2.00.3 5-5-4-3(先) 10-11-10-7(差) 14-13-10-7(差)
'02年 35.0 35.8 1.58.5 10-8-9-6(差) 3-3-3-3(先) 13-13-15-14(追)
'03年 36.2 34.7 2.01.2 9-8-7-8(差) 7-8-7-4(先) 7-6-2-4(先)
'04年 35.3 34.4 1.58.6 2-2-2-2(先) 6-7-4-5(差) 1-1-1-1(逃)
※'98年までAコース、'99年以降はBコースを使用。

 近年の皐月賞は4コーナーをロスなく立ち回った馬が勝ち負けを演じており、外から差し込んだ馬は届かずというケースが続いている。その最たる理由としては馬場の徹底管理による決着時計の高速化が考えられる。後ろから行く馬は前につけた馬よりも速く走る必要があるという単純思考に基づけば、後ろから行く馬が劣勢になるというのは至極当然。

 スプリングSで流れを作ったアグネスジェダイ、番手で続いたマキハタサーメットは共に不在。弥生賞でハナを切ったダイワキングコンは仕方なく行ったというのが本音。2戦連続逃げ切り勝ちのビッグプラネットがハナを奪うにしてもこれに競りかけていくような馬はおらず、平均ペースが見込まれる。時計的にも前が射程圏内に入るという見方が可能で、前残りに固執する必要はなさそうだ。


 軸はディープインパクト。弥生賞は僅差だったとはいえ、鞭連打で懸命に抗ったアドマイヤジャパンを鞭無しであしらう内容。ここはガンガン飛ばす快速馬が不在で、先行勢を射程圏内に収めた好位追走が可能。加速がつくまでがじれったいが、それも鞭を入れれば良いだけの話。

 相手筆頭はダンスインザモア。スプリングSの勝ち時計(1分47秒3)は'02年タニノギムレットの1分46秒9に次ぐ歴代2位の好時計。勝負どころで動かず、鞭を入れる度にぐんぐん加速した内容は内が上手い具合に開けた点を差し引いてもお釣りがある。

 単穴はアドマイヤジャパン。新馬戦で捲りを決めているように、本来は早め進出が出来る馬。先行して速い上がりを繰り出した前走はディープインパクトには完敗でも収穫のある内容。今回も同じ戦法が採れるかは微妙だが、他に何も行かないようなら先行策が妙手。

 連下はペールギュント。無難に乗られた前走は度外視。朝日杯フューチュリティSでマイネルレコルトを差せなかったのは勝負どころで後ろに下がる不手際があったこと、ストーミーカフェが相当速い流れを作ったことの2点に集約できる。今回は下手をすればスプリングSよりも楽な流れも考えられる。

◎ディープインパクト
○ダンスインザモア
▲アドマイヤジャパン
△ペールギュント


■馬券構築

 ディープインパクトから馬単流し。

[馬単] ディープインパクト→ダンスインザモア 30%
[馬単] ディープインパクト→アドマイヤジャパン 30%
[馬単] ディープインパクト→ペールギュント 20%
[3連単] ディープインパクト→ダンスインザモア→アドマイヤジャパン 10%
[3連単] ディープインパクト→ダンスインザモア→ペールギュント 10%


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