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第98回京都記念(GII)
2005年2月19日(Sat) 京都芝2,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 シルクフェイマス 100 先手強力。直線平坦コースで堂々押し切る。
2 2 メガスターダム 87 相手なりに走る。極端な上がり勝負回避なら。
3 3 エリモシャルマン 89 昨年の万葉S以来全くダメ。変わらず低調。  
4 4 ファストタテヤマ 95 後方決め打ちでもこの相手差すのは難しい。  
5 5 ピサノクウカイ 92 前走も平凡。重賞で勝ち負けのレベルにない。  
6 マイソールサウンド 94 ここ2走不向きな流れで踏ん張る。先行不気味。
6 7 ナリタセンチュリー 97 前走不利受けたが余裕無かったのもまた事実。  
8 ヒシミラクル 88 徐々に復調。実績ダントツで酷量も已む無し。
7 9 ダイタクバートラム 97 決め脚はかなり強力だが後方で溜める必要あり。  
10 アクティブバイオ 89 前走後方から追い上げる。ここは出方が難しい。  
8 11 トウショウナイト 85 勢い感じる3連勝。自在性発揮なるかが鍵。  
12 サンライズペガサス 何度も痛めた脚では強く追えない。見送り妥当。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 古馬最強クラスの一角・得意の淀で先手必勝シルクフェイマス
■予想構築

 京都記念が行われる2,200Mコースは瞬発力勝負主体の2,400Mコースとは異なり、道中でペースの緩みが起こりにくいため一貫したペースで先行した馬が残りやすい。過去10年、'01年のマックロウを除く勝ち馬9頭が4コーナーで5番手までにつけており、ここ3年は逃げ馬の直後につけた馬が直線抜け出して勝利している。

 京都記念のレースの上がりは概ね34秒後半から35秒台。勝ち馬の上がりが33〜34秒台で占められる日経新春杯とは違い、京都記念の勝ち馬の上がりには35〜36秒台も散見される。事実、一昨年のマイソールサウンドは35秒6、昨年のシルクフェイマスは35秒1で押し切っている。

 軸はシルクフェイマス。決め手に訴えられると若干見劣るが、昨年の宝塚記念や有馬記念でタップダンスシチーを追った先行力は間違いなくトップクラス。昨年重賞を連覇した得意舞台で同レース連覇の可能性は十分。

 相手筆頭はメガスターダム。前走は同馬を除く上位馬が軒並み上がり34秒台前半の脚を使ったが、同馬の上がりは35秒0と冴えなかった。道中の中弛みの程度が軽かったのが幸いしたか。前走より1kg負担が減り、前が残りやすいコース形態で引き続き前進に期待したい。

 単穴はヒシミラクル。出走馬中唯一のGI馬。結果はどうあれ昨秋のGIで見せ場を作ったのは評価。一週前追い切りで栗東坂路4F51.7-1F12.9の好時計をマークしており、思いのほか順調。一昨年の京都大賞典で59kgを背負い2着していることから斤量は問題ないだろう。

 連下はマイソールサウンド。鳴尾記念は前後半で3秒5も落差がある追い比べ、日経新春杯は2,400Mコース特有の中弛みからの瞬発力勝負。この展開で前につけて残るのはまず不可能。一貫したペースを刻むと俄然強さを発揮する。場合によっては差し込んでも面白い。

◎シルクフェイマス
○メガスターダム
▲ヒシミラクル
△マイソールサウンド


■馬券構築

 シルクフェイマスから馬複流し。

[馬複] シルクフェイマス−メガスターダム 50%
[馬複] シルクフェイマス−ヒシミラクル 30%
[馬複] シルクフェイマス−マイソールサウンド 20%


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