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第55回東京新聞杯(GIII)
2005年1月30日(Sun) 東京芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 アルビレオ 96 前走間隙突くも紙一重。上昇材料に乏しい。  
2 2 アサクサデンエン 97 連続追込は評価もこの相手捌けるかは微妙。  
3 3 メテオバースト 97 富士Sの決め手が光る。ここ斤量軽くチャンス。
4 ニューベリー 97 前走積極策採るも案外。展開向いても苦しい。  
4 5 ダイワバンディット 93 地力そこそこあるが切れる脚無いのは致命的。  
6 グレイトジャーニー 96 前々走溜めて弾ける。行く馬不在で積極策も可。
5 7 ウインラディウス 103 鉄砲使いOKも今年は斤量背負い防戦一方か。  
8 オーゴンサンデー 97 追い込み届かずばかり。地力不足は明白。  
6 9 ミッドタウン 98 ここ2走安定も直線長い東京では信用できない。  
10 カフェブリストル (出走取消) 
7 11 トレジャー 102 たまに劇走あるが上がり掛からないと無理。  
12 キネティクス 95 前走は位置取りと斤量の差。乗り方一つで逆転。
8 13 ハットトリック 97 決め手鮮烈で勢い一番。ただ大外回すときつい。
14 ボールドブライアン 前傾ペースの差し馬。純粋な追い比べで見劣る。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 イン突きで切り開く勝利への道・斤量優遇メテオバースト
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【東京施行時の脚質別成績(過去10年)】
今回脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【1・1・0・6】 12.5% 25.0% 25.0% 113 41
先行 【4・2・4・19】 13.8% 20.7% 34.5% 301 111
差し 【2・2・4・38】 4.3% 8.7% 17.4% 16 35
追込 【1・3・0・27】 3.2% 12.9% 12.9% 4 54

【上位馬通過順一覧(過去10年)】
年度 馬場 テン3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'95年 (ダート施行のため割愛)
'96年 35.7 1.34.4 9-8(差) 3-3(先) 7-5(差)
'97年 35.3 1.33.7 9-10(追) 7-7(差) 3-2(先)
'98年 35.2 1.34.2 1-1(逃) 7-8(差) 5-4(差)
'99年 34.7 1.33.5 5-4(差) 1-1(逃) 10-8(差)
'00年 34.2 1.33.6 2-2(先) 15-15(追) 3-3(先)
'01年 稍重 34.3 1.34.2 8-8(差) 3-4(先) 5-4(差)
'02年 不良 37.2 1.37.7 2-2(先) 11-11(追) 6-8(差)
'03年 (中山施行のため割愛)
'04年 35.1 1.33.0 4-3(先) 12-13(追) 4-7(差)

 第1回東京開催はDコース(内ラチから9Mに仮柵設置)を使用する。仮柵を設けて大々的に行われるようになったのは'97年以降で、'02年まではDコースよりも一回り内側のCコースを使用していた。仮柵に守られた内側の馬場は生育中で全体的に白っぽいが、外側の馬場は青々と生い茂っている。ちなみに'99年までは開幕2週目、'00年以降は開幕週に施行されている。

 開幕初日の芝3鞍をみると、前開催の内伸び馬場を意識してか全体的に内側を通る馬が多かった。ただ3歳オープンクラスのクロッカスSではパリブレストが大外強襲で勝利。最内を通って粘り込みをかけたディープサマーはゴール前で力尽きていた。先行・差込の連対比率は3:3で五分五分。

 上表の通り、東京新聞杯は開幕週に行われるレースにしては差し込みが幅を利かせている。それも4角10番手以降からの追い込みで、まずは決め手重視のスタンスで良いだろう。ただ4コーナーで外を回すと距離ロスが大きくなる。理想は内から差して来れる馬。


 軸はメテオバースト。前々走の富士Sは大外強襲で3着。あと一押しが利かなかったとはいえ、上がり最速で迫る内容で悪くなかった。内寄りの枠を引いたことで不用意に外を回す必要もなく、好位を立ち回ることで自然と抜け出しが図れそうだ。

 相手筆頭はハットトリック。圧倒的な決め手を有するが、いずれも外差し一気だったというのが気になる。ただ東京コース経験があり、かつそこで上がり32秒9をマークしていることから十分補えるとする見方も出来なくはない。

 単穴はキネティクス。前々走のキャピタルSで内差しを実践し、ゴール前の混戦から一歩抜け出ることに成功。前走は直線並んでの追い比べに屈した形で悲観する内容ではなかった。距離ロスを抑える立ち回りを期待したい。

 連下はグレイトジャーニー。展開により逃げたり追い込んだりと様々な戦法を使い分けるが一向に結果が出ない。ただ京阪杯で追い込みをみせた時、上がり33秒0をマークしていた。ここは展開的に逃げそうだが、溜めて一発のほうが妙味がある。

◎メテオバースト
○ハットトリック
▲キネティクス
△グレイトジャーニー


■馬券構築

 メテオバーストから馬複流し。メテオ−ハット2頭軸の3連複を抑える。

[馬複] メテオバースト−ハットトリック 40%
[馬複] メテオバースト−キネティクス 20%
[馬複] メテオバースト−グレイトジャーニー 20%
[3連複] メテオバースト−ハットトリック−キネティクス 10%
[3連複] メテオバースト−ハットトリック−グレイトジャーニー 10%


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