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第52回日経新春杯(GII)
2005年1月16日(Sun) 京都芝2,400M 4歳以上オープン ハンデ (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ダディーズドリーム 88 相手なりに走る。初めての軽ハンデ合致で妙味。
2 2 ストラタジェム 90 前走追い足りず。本来得意の距離で巻き返し期す。
3 3 エアセレソン 87 前走好感も距離短縮で好走のローテが気になる。  
4 4 サクラセンチュリー 93 スローで差脚炸裂。前走と似た流れ想定され有力。
5 5 コイントス 88 長期休養明け後がサッパリ。既に峠を越したか。  
6 6 ナリタセンチュリー 97 戦ってきた相手が違う。京都で決め手冴え渡る。
7 7 マーブルチーフ 96 昨年2着も6馬身差。少頭数では一発妙味も薄い。  
8 モノポライザー 85 前走見どころ無しは不満。末脚冴えず苦戦濃厚。  
8 9 マイソールサウンド 94 実績断然も距離ベストではない。粘り込みは困難。  
10 タニノエタニティ 92 いい脚使うが一瞬だけ。鉄砲使いでもあり見送り。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 世紀の追い比べ・実績に一日の長ナリタセンチュリー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【過去10年の3着以内馬の負担斤量一覧】
年度(回) 1着 2着 3着 トップハンデ最先着
'95年(第42回) 52kg(牡4) 51kg(牡4)、54kg(牡4) 56kg(6着・牡5)
'96年(第43回) 57.5kg(牡6) 57kg(牡5) 56kg(牡4) 1着
'97年(第44回) 53kg(牝4) 55kg(牡5) 52kg(牡7) 56kg(4着・牡4)
'98年(第45回) 56kg(牡4) 50kg(牡7) 53kg(牡5) 1着
'99年(第46回) 59.5kg(牡5) 55kg(牡4) 50kg(牝4) 1着
'00年(第47回) 55kg(牡6) 53kg(牡4) 52kg(牝4) 57kg(6着・牡4)
'01年(第48回) 58.5kg(牡7) 55kg(牡5) 54kg(牡4) 1着
'02年(第49回) 55kg(牡5) 58kg(セ6) 52kg(牡5) 2着
'03年(第50回) 54kg(牡4) 57.5kg(牡5) 53kg(牡4) 58kg(6着・牡5)
'04年(第51回) 55kg(牡5) 54kg(牡4) 56.5kg(牡6) 58kg(14着・牡5)
※'95年は2着同着。

 トップハンデ馬は過去10年で4勝2着1回。このうち'96年1着ハギノリアルキングを除く4頭はいずれもGI(有馬記念)を経由していた。57kg以上を背負って負けた馬はその殆どが叩き良化を見込まれた過去の実績馬だった。この観点からすると、天皇賞秋やジャパンCで一線級と組してきたナリタセンチュリーが無難に勝ち負けを演じそうだ。


【過去10年の前走距離別成績】
前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1,800M以下 【1・0・1・24】 3.8% 3.8% 7.7%
2,000〜2,300M 【3・5・4・47】 5.1% 13.6% 20.3%
2,400M以上 【6・6・4・29】 13.3% 26.7% 35.6%
※'95年は2着同着。

 大幅な距離延長を克服したのは中日新聞杯(GIII・中京芝1,800M)を経由した'03年1着バンブーユベントス(牡4・54kg)のみ。京阪杯(GIII・京都芝1,800M)を経由した'01年ロサード、キャピタルS(OP・東京芝1,600M)を経由した'02年ラスカルスズカは共に1番人気に推されながらそれぞれ9着と6着に敗れている。寿Sをステップにしたエアセレソンとストラタジェム、ファイナルSをステップにしたモノポライザーは割引が必要か。


 ところで今回はメンバーを見渡す限り逃げ馬が見当たらない。マイソールサウンドが押し出されるようにしてハナへ。コイントスも出来れば前に行きたい。その他は後ろから行く馬ばかり。4コーナーで後続が押し寄せ、直線横並びからの追い比べが繰り広げられると推測する。上がり34秒台は常時、33秒台も何度か割ったことがあるような馬を重点的に狙っていきたい。

 軸はナリタセンチュリー。内伸び馬場で大外に回して6着の天皇賞秋が高評価。ペースに関係なく差し込みが利くが、どちらかといえばスロー志向。京都大賞典でゼンノロブロイを下した際の1,000M通過は61秒1。今回はこれよりも遅い流れが見込まれるだけに期待したい。

 相手筆頭はサクラセンチュリー。鳴尾記念は内を掬った手際の良さを考慮して余りある瞬発力を発揮。その際の1,000M通過は62秒1で、スローならではの印象。京都芝で【1・0・3・1】の成績からして取りこぼしも考えられるが、純粋な追い比べに持ち込めばナリタセンチュリーに一矢報いるシーンも。

 単穴はストラタジェム。登録のあった東西金杯を回避してまで使った前走が2着。600Mの距離延長になるが、元々この位の距離を主戦場にしていただけに寧ろ歓迎。昨年春は直線だけの競馬で勝ち負けを演じており、ここは展開が向く。

 連下はダディーズドリーム。デビュー当初の見習い騎手減量時を除けば、今回は初めての軽ハンデに該当する。前走で負けているだけに強気には推せないものの、同コースでは昨年春の古都Sでアイポッパーの2着があり、着拾いなら十分可能。

◎ナリタセンチュリー
○サクラセンチュリー
▲ストラタジェム
△ダディーズドリーム


■馬券構築

 ナリタセンチュリーとサクラセンチュリーの馬複と3着穴狙い3連単。[01/16 11:30変更]

[馬複] ナリタセンチュリー−サクラセンチュリー 50%→80%
[馬複] ナリタセンチュリー−ストラタジェム 30%
[馬複] ナリタセンチュリー−ダディーズドリーム 20%
[3連単] ナリタセンチュリー=サクラセンチュリー→ダディースドリーム 各10%


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