HOME > 重賞展望 > 第9回ガーネットS

第9回ガーネットS(GIII)
2005年1月9日(Sun) 中山ダート1,200M 4歳以上オープン ハンデ (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ナムラビッグタイム 94 近走思うように逃げられず。ここ同型多く沈没濃厚。  
2 デュアルストーリー 92 前走も時計通りの走り。これ以上速くなると苦しい。  
2 3 タイセイブレーヴ 87 追走の段階で既に置かれているようではまず無理。  
4 サイモンセッズ 97 控えるとイマイチ。この相手で先手奪うのは難しい。  
3 5 マルターズヒート 93 追い込む脚身に付けるも中途半端。前崩れ待ち。  
6 プリンセスアスカ 89 末脚申し分無いが時計平凡。軽ハンデでどこまで。
4 7 クリスタルヴィオレ 89 変わらず低調。軽ハンデも既に織り込み済み。  
8 サミーミラクル 97 テン速く終いしっかりの前走好内容。前進見込む。
5 9 ブイヤマト 99 前走は泥馬場と軽量の賜物。ここは新鮮味感じず。  
10 エンゲルグレーセ 79 既に終わった感。今更期待することもなく見送り。  
6 11 ヒカリジルコニア 98 ラストが物足りず。中山コースは合いそうにない。  
12 アタゴタイショウ 99 距離短縮は好材料。芝でのスピード転用なれば。
7 13 シャドウスケイプ 102 一昨年2着・昨年3着と適性あり。ハイペース希望。  
14 メイショウボーラー 102 脚質の幅広がるも詰め甘い。積極策で現状打破。  
8 15 ファントムマスク 87 現状では前走が限度。ハンデも普通で妙味無し。  
16 アグネスウイング 103 速さ断然。外に振られるリスク考慮も十分勝ち負け。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 卓越したスピード有する格上アグネスウイングを信頼
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【過去8年の展開と連対馬脚質】
年度 ハロン間ラップ 時計 テン3F 上り3F 前後 1着 2着
'97年 12.2-10.3-10.9-12.1-12.2-13.1 1.10.8 33.4 37.4 +4.0 3-3 10-9
'98年 12.2-10.4-10.9-11.4-11.7-12.5 1.09.1 33.5 35.6 +2.1 4-3 2-1
'99年 11.7-10.4-10.7-12.0-12.5-13.0 1.10.3 32.8 37.5 +4.7 8-8 14-12
'00年 12.0-10.5-10.7-12.0-12.1-12.9 1.10.2 33.2 37.0 +3.8 4-2 3-2
'01年 12.2-10.5-11.1-11.6-11.8-12.3 1.09.5 33.8 35.7 +1.9 4-3 7-7
'02年 12.2-10.7-11.4-11.7-12.0-12.3 1.10.3 34.3 36.0 +1.7 12-12 2-1
'03年 11.8-10.2-10.8-12.0-12.7-13.0 1.10.5 32.8 37.7 +4.9 5-3 11-9
'04年 11.5-10.5-10.8-12.1-12.4-13.6 1.10.9 32.8 38.1 +5.3 5-4 3-3
※'98年は不良馬場、'02年は東京で施行。

 東京で施行された'02年を除くまでもなく、短距離戦ということでテンはとにかく速い。そして直線に急な上り坂が設けられているコース形態上、上がりがやたらと掛かる。また一番遅かった昨年でも1分11秒を切っているように、全体的な時計も速い

 過去の勝ち馬は例外なくダート1,200Mで1分10秒台の持ち時計を有していたことからすると、今回の軸馬候補はアグネスウイング(1分10秒3)、サイモンセッズ(1分10秒4)、シャドウスケイプ(1分10秒5)、ブイヤマト(1分10秒6)、ヒカリジルコニア(1分10秒8)、サミーミラクル(1分10秒9)の6頭に絞られる。

 次に注目したいのは上がり時計。勝ち馬の上がり平均は36秒225で、レースの上がり平均36秒875よりコンマ6秒ほど速い。勝ち馬の戦歴を見る限りでは常時上がり36秒台をキープ出来る位でないと苦しい。この観点からすると前述の6頭のうち、上がり37秒台が目立つサイモンセッズやヒカリジルコニア、上がりが安定しないブイヤマトは割り引かざるを得ない。


 軸はアグネスウイング。ダート1,200Mで1分10秒台を連発しており、速く走ることにかけては他馬の追随を許さない。上がりも35秒台で締めていることからして差し込みに遭うリスクも少ない。今回のコースは統計的に外枠有利だが、好位抜け出しを得意とする同馬にとっては必ずしもプラスではない。

 相手筆頭はサミーミラクル。前走は脚抜きの良い馬場で1分10秒9と時計は平凡。ただ直線半ばから追い出して余裕で抜け出したレース内容は優秀。前走と同じコースを2kgの負担減で走ることができるだけに当然マークが必要だろう。

 単穴はアタゴタイショウ。前々走で久々のダート使いを快勝。59kgを背負ってダート1,400Mで1分23秒0、上がり36秒2は評価してよい。前走は前2頭に離されたとはいえ、ラストまでしっかりと脚を伸ばしていた。芝1,200Mで1分7秒台の時計実績があるだけに邪険には出来ない。

 連下はプリンセスアスカ。走破時計こそ物足りないが、常時上がり36秒台をマークしている決め手は不気味。「初めての軽ハンデ」に該当し、末脚に磨きがかかる下地がある。前走はサミーミラクルに3馬身半差。今回もこの圏内にはやってきそうだ。

◎アグネスウイング
○サミーミラクル
▲アタゴタイショウ
△プリンセスアスカ


■馬券構築

 アグネスウイングとサミーミラクルの馬連が本線。紐2頭はそれぞれ3連ベースで抑える。

[馬複] アグネスウイング−サミーミラクル 60%
[3連複] アグネスウイング−サミーミラクル−アタゴタイショウ 20%
[3連単] アグネスウイング=サミーミラクル→プリンセスアスカ 各10%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.