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第5回ジャパンカップダート(GI) 2004年11月28日(Sun) 東京ダート2,100M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ナイキアディライト | 逃 | − | 前走完敗が問題。行き切るにしても一変は厳しい。 | |
2 | クーリンガー | 先 | 92 | 距離伸びて多少楽になるが粘り込むまでは苦しい。 | ||
2 | 3 | スナークレイアース | 差 | 84 | 高齢でも力は残しているが勝ち切るまでは無理。 | |
4 | ジンクライシス | 先 | 87 | ダート全連対も相手弱い。距離伸びるのもどうか。 | ||
3 | 5 | ユートピア | 先 | 93 | 絡まれずに行けることが前提。ここは展開苦しい。 | |
6 | イーグルカフェ | 追 | 92 | 一昨年の勝ち馬だけに実力は確か。一発に注意。 | ||
4 | 7 | オミクロン | − | − | ダートに可能性を見出したい欧州馬。まず不要。 | |
8 | シロキタゴッドラン | 先 | 92 | 良馬場で昨年6着の巻き返し狙うも順調さを欠く。 | ||
5 | 9 | ハードクリスタル | 先 | 84 | ここ2戦好時計で連勝。格下だが通用しても良い。 | △ |
10 | アドマイヤドン | 先 | 102 | 実績断然。好位からの立ち回りで他寄せ付けない。 | ◎ | |
6 | 11 | トータルインパクト | − | − | 勝ち切れないのが気になる。相手なりのタイプか。 | |
12 | ヴォルテクス | − | − | 英国の一般戦勝ち負け級。通用するか甚だ疑問。 | ||
7 | 13 | トップオブワールド | 先 | 84 | 古馬相手に完敗続きは不満。力不足は否めない。 | |
14 | タイムパラドックス | 差 | 94 | 距離伸びるのは歓迎。決め手比べなら即出番。 | ○ | |
8 | 15 | ホーマンベルウィン | 先 | 89 | 実績不足。連闘で挑む一戦もまず通用しない。 | |
16 | ローエングリン | 逃 | 95 | ダート替わりで末の甘さを誤魔化せるかが焦点。 | ▲ |
■レース展望 王道ローテに抜かり無し・3年目の正直アドマイヤドン |
■予想構築 まずは外国馬の選定から入る。 オミクロン(Omikron、独)は【2・1・1・6】、重賞は1勝(独GIII・ドイツ統一賞)。前走で伊GI・ローマ賞を使うまでドイツ国内でしか走ったことがなく、その実績も低調。ローマ賞にしても10頭立ての8着に完敗している。ダートは初出走で、試し使いの感が強い。 トータルインパクト(Total Impact、米)は【5・8・2・6】、重賞は3勝(米GI・ハリウッドゴールドC、米GII・マーヴィンルロイHほか)。デビューから2戦はチリで走り、3戦目からアメリカに移籍。4戦目でUAE(アラブ首長国連邦)GII・UAEダービーを使って2着した他はアメリカで走っている。6着以下に敗れたことのない安定性が魅力だが、裏を返せばどのような相手にも均等に負けている。今年来日した外国馬の中では実力上位だが、日本馬相手に勝てるレベルにはないとみる。 ヴォルテクス(Vortex、英)は【10・3・2・13】、重賞は出走したことすら無い。イギリス以外ではスウェーデンを2戦使っただけだが、その2戦がいずれもダート戦を使って勝っている。3走前のシャーガーCマイルでは武豊騎手が騎乗して2着。レース後に武豊騎手が東京行きを勧めたとのこと。何となく不気味だが、ダートの一線級が集うレースでは辛そうだ。 結論から言って外国馬は全て消し。昨年フリートストリートダンサーが勝ったのは普段とは似つかない不良馬場になったためとみる。例年通り国内馬中心の見解で臨みたい。 軸はアドマイヤドン。JBCクラシック3連覇を達成するなど国内ではほぼ無敵。好位差しが出来るだけに大崩れはまず考えられない。ローエングリンかナイキアディライトが大逃げを打って追いかけざるを得なくなった時に一抹の不安を感じる位。 相手筆頭はタイムパラドックス。エルムSで脚を余していたのを見る限り、東京コースをまるまる一周使うここはうってつけの舞台。ローエングリン主導の流れならそこそこに速い流れになりそうで展開も向く。自らレースを作れない点でアドマイヤドンよりは劣る。 単穴はローエングリン。芝ではどう乗っても必ず何かに差される。物理的に上がりが遅くなるダートなら意外とスイスイ行ってしまうかもしれない。意気込んでしまう癖があるだけに、道中でいかにリラックスできるかが焦点。 連下はハードクリスタル。最近まで函館や札幌の条件戦を使っていたほどで、実績不足は否めない。ただオホーツクハンデの走破時計1分43秒9はタイムパラドックスのエルムS時の時計と同じ。赤富士Sの勝ち時計2分08秒4は改装後の東京ダート2,100Mのレコード。速く走ることにかけてはヒケを取らない。 ◎アドマイヤドン ○タイムパラドックス ▲ローエングリン △ハードクリスタル ■馬券構築 アドマイヤドンからタイムパラドックスの馬複、3連複流し。 [馬複] アドマイヤドン−タイムパラドックス 50% [3連複] アドマイヤドン−タイムパラドックス−ローエングリン 30% [3連複] アドマイヤドン−タイムパラドックス−ハードクリスタル 20% |