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第21回マイルチャンピオンシップ(GI) 2004年11月21日(Sun) 京都芝1,600M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | ギャラントアロー | 逃 | 78 | 単騎の神通力完全消滅。昨年の再現も見込み薄。 | |
2 | フォルクローレ | 差 | 90 | 2戦続けて差し不発。力不足も無欲の差込に注意。 | ||
2 | 3 | ラクティ | − | − | 時計・海外経験共に充足。後は馬場が合うかどうか。 | |
4 | マイネルソロモン | 追 | 91 | 実力秘めるが一歩足りない。前が競り合えば脈あり。 | △ | |
3 | 5 | ファインモーション | 先 | 96 | 揉まれ弱いだけにこの枠は微妙。久々も不安あり。 | |
6 | マイソールサウンド | 先 | 76 | 先行居残りで一発狙うだけにここは展開向かない。 | ||
4 | 7 | デュランダル | 追 | 84 | 決め手極上。いかなる状況下でも確実に差せる。 | ◎ |
8 | テレグノシス | 追 | 81 | 前走は特殊馬場に泣く。ここベストではないが注目。 | ○ | |
5 | 9 | バランスオブゲーム | 先 | 82 | 相手揃うと追走に終始。決め手勝負で一層苦しい。 | |
10 | プリサイスマシーン | 逃 | 92 | 今年はどうも末甘い。この相手に粘り込みは困難。 | ||
6 | 11 | メイショウボーラー | 先 | 91 | 久々を使われそこそこ動く。ただ本格化はまだ先か。 | |
12 | アドマイヤマックス | 先 | 92 | 溜めて弾けた前走好感。中団から差せる脚生きる。 | ▲ | |
7 | 13 | マイネルモルゲン | 差 | 82 | 典型的なムラ馬。ただこれだけ相手揃うと正直辛い。 | |
14 | ナイトフライヤー | 先 | 87 | コース実績あるが前走通用しなかっただけに厳しい。 | ||
8 | 15 | ダンスインザムード | 先 | 96 | 前走はコース取りが嵌っただけ。力比べで疑問残る。 | |
16 | ロードフラッグ | 差 | 90 | 差脚身に付き善戦するもここでは太刀打ちできない。 |
■レース展望 展開不問に馬場不問・遮るものは何も無いデュランダル |
■予想構築 レースを引っ張るのは昨年同様ギャラントアローが濃厚。不振に陥っているとはいえ、前走・スワンSでも1,000M通過58秒0と速いラップを刻んで逃げており、ここでも同様の速い流れが予想される。ギャラントアローはともかく、これに続く馬も早めに動いて末を無くすのではないだろうか。逃げ・先行勢の後ろで差しを試みる馬が有利。 軸はデュランダル。最大の強みはレースの上がりよりも1秒以上速く差せる脚。追い込み一辺倒でこれだけ安定した成績が残せているのは力が抜けている証拠。前走は不良馬場を見越して早めに動く場面もみられ、ある程度は融通が利く。 相手筆頭はテレグノシス。前走はペースが緩かったことに加え、内が残る特殊な馬場だったことが重なった結果、得意の府中で惨敗。東京以外では良績に乏しいものの、一昨年のこのレースでは差の無い4着と好走している。距離短縮で鞍上も替わる今回は名誉挽回のチャンス。 単穴はアドマイヤマックス。前走は前が詰まって追い出しが遅れたものの、鞭を入れられてからしっかりと反応していたのには好感が持てる。一昨年の安田記念で好位から伸びたと思えば、昨年のスプリンターズSでデュランダルの3着に差してきた事もあり、脚質に幅を持たせられるのも良い。 連下はマイネルソロモン。少なくとも関屋記念の時に見せた脚は評価されるべき。前走はタマモホットプレイの強襲にあったとはいえ、勝負どころで自在に動くことが出来ていた。ハイペースに加えて前が競り合ってくれれば連対圏突入も強ち無理な注文ではない。 最後に印を回さなかった馬について触れておく。 ラクティ(Rakti、英)は【10・3・1・5】、重賞は5勝(GI・伊ダービー、GI・QE2世Sほか)で、いずれもGI。欧州の中でも速い時計が出るイタリアでダービーと共和国大統領賞を勝っており、後者の時計は2,000Mで2分00秒1。日本の固い馬場に対する適性もそれなりにありそうだ。時計の他で外国馬取捨の判断基準となる海外遠征経験も昨年の香港Cでファルブラヴの2着があり合格。マイル戦は前走のクイーンエリザベス2世Sが初出走で、勝ち時計は1分39秒82。 ラクティについては材料は揃っていてもどこか釈然としない。早め先頭からの押し切りで好走しているだけに、高速決着で後ろからの差し込みに耐えられるかがまず疑問。またマイルのGIを制しているとはいえ、今までの戦跡からしてベストパフォーマンスは2,000M以上。異国のマイル戦で頂点を極められるのかと考えた場合、期待よりも不安のほうが先行する。 ファインモーションは内寄りの枠を引いた時点で他馬に揉まれるのは確実。勝手に引っ掛かって自滅した安田記念(13着)の事例もあり、昨年ほどの期待は寄せられない。ダンスインザムードは前走が展開的に恵まれ過ぎたこと、再び長距離輸送を挟むのが気になる。 ◎デュランダル ○テレグノシス ▲アドマイヤマックス △マイネルソロモン ■馬券構築 デュランダルから馬複流し。 [馬複] デュランダル−テレグノシス 40% [馬複] デュランダル−アドマイヤマックス 40% [馬複] デュランダル−マイネルソロモン 20% |