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第52回府中牝馬S(GIII)
2004年10月17日(Sun) 東京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (牝)(混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 オースミハルカ 95 単騎握らないと脆い。ここ同型おり乗り方難しい。  
2 レディインブラック 87 ここ2走善戦もこの相手に通用するとは思えず。  
2 3 アルカネット 84 完全な格下。ここは流れに乗るだけで精一杯か。  
4 グラップユアハート 85 現状はダート馬。流れ緩くても追走一杯が濃厚。  
3 5 スティルインラブ 100 牝三冠馬。依然斤量重いが相手関係は楽になる。
6 オースミコスモ 97 速い流れで即台頭。前々につければ巻き返す。
4 7 トシザダンサー 86 自己条件連勝も内容は平凡。ここは荷が重い。  
8 オーゴンサンデー 96 時既に遅しの追い込みばかり。嵌っても着まで。  
5 9 マイネヌーヴェル 95 前が止まらないとダメ。直線長いコースは不向き。  
10 チャペルコンサート 96 決め手皆無がネック。先に抜け出てどこまで。  
6 11 エルノヴァ 95 伸び脚絶好調。コース替わりで更に前進見込む。
12 ヘヴンリーロマンス 93 力不足。平均ペースの前走通用せずは不満。  
7 13 エリモピクシー 96 牡馬相手に善戦は評価。差脚堅調で期待可。  
14 アドマイヤテレサ 96 直線平坦向き。直線長くても差し込みは困難。  
8 15 キャッスルブラウン 81 溜めれば弾けるがこの相手では余裕無く厳しい。  
16 メイショウバトラー 98 同型との兼ね合い次第も力で押し切る下地あり。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 一年を経てなお色褪せない輝き・牝馬は牝馬同士スティルインラブ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【過去8年の3着以内馬の同年牡馬混合重賞実績】
年度(回) 1着馬 2着馬 3着馬
'96年(第44回) サクラキャンドル
新潟記念2着
フェアダンス
京阪杯5着
グロリーシャルマン
七夕賞3着
'97年(第45回) クロカミ
京成杯AH1着
グロリーシャルマン
函館記念3着
エイシンサンサン
朝日CC2着
'98年(第46回) メジロドーベル
オールカマー1着
グレースアドマイヤ
ウェディングハニー
'99年(第47回) エリモエクセル
中京記念1着
エガオヲミセテ
読売マイラーズC1着
ショウナンハピネス
朝日CC7着
'00年(第48回) トゥザヴィクトリー
エプソムC5着
ハイフレンドコード
京成杯AH7着
フサイチエアデール
ダービー卿CT
'01年(第49回) マルカキャンディ
ティコティコタック
中京記念4着
スリーローマン
'02年(第50回) ダイヤモンドビコー
新潟大賞典7着
ジェミードレス
エプソムC3着
レディパステル
目黒記念4着
'03年(第51回) レディパステル
目黒記念2着
ローズバド
京都金杯3着
スマイルトゥモロー
エプソムC5着
太字は重賞勝ち馬(牝馬限定も含む)

 府中牝馬Sは牡馬混合重賞を戦ってきた馬が優勢で、エリザベス女王杯の前哨戦としての位置付けがなされた'96年以降の連対馬16頭のうち14頭が同年の牡馬混合重賞を使っていた。また過去8年の勝ち馬8頭のうち、ここが重賞初勝利となったのは'01年マルカキャンディのみで、同馬にしても前走で牡馬混合のオープンクラス(ポートアイランドS)を勝っていた。

 今年の出走メンバーの中で同年の牡馬混合重賞を使っている馬はスティルインラブ、オースミコスモ、オーゴンサンデー、エリモピクシー、メイショウバトラーの5頭。このうち重賞勝ちがあるのはスティルインラブ、オースミコスモ、メイショウバトラーの3頭。


 軸はスティルインラブ。北九州記念は酷量を見越して早めに動いていった結果、3コーナー過ぎで力尽きて沈没。ただ1分45秒3という時計をマークしたこと自体は悪くない。既に燃え尽きてしまったのかどうかは牝馬限定の本レースを見届けてからでも遅くない。

 相手筆頭はオースミコスモ。ハイペースには滅法強く、明確な逃げ馬が2頭いるここは展開が向く。クイーンSの敗因は洋芝に求められそうで、時計勝負で途端に巻き返しがあっても驚けない。北九州記念はメイショウバトラーよりも2kg背負って0秒3負けとほぼ互角。

 単穴はメイショウバトラー。好走が小倉でハナを切った時に限られるのがネックだが、前述の北九州記念でハイラップを刻みながら僅差に粘り込んだパフォーマンスは高く評価できる。同馬と同じく控えると結果が出ないオースミハルカとの比較では牡馬混合重賞での実績が光るこちらを上にみておく。

 連下はエルノヴァ。オースミハルカの楽逃げをあわや捉えかけたクイーンSの差脚が光るが、これまで厳しい流れでのレースを経験していないのが気になる。東京の馬場も今のところ前残り傾向で、前走のような差しが決まるかも懐疑的。必然的に速くなる流れにどこまで喰らい付いていけるかが焦点。

◎スティルインラブ
○オースミコスモ
▲メイショウバトラー
△エルノヴァ


■馬券構築

 スティルインラブから馬単流し。エリモピクシー3着付けの3連単を抑える。

[馬単] スティルインラブ→オースミコスモ 30%
[馬単] スティルインラブ→メイショウバトラー 20%
[馬単] スティルインラブ→エルノヴァ 30%
[3連単] スティルインラブ→メイショウバトラー→エリモピクシー 10%
[3連単] スティルインラブ→オースミコスモ→エリモピクシー 10%


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