HOME > 重賞展望 > 第39回テレビ西日本賞北九州記念

第39回テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
2004年7月18日(Sun) 小倉芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サンライズシャーク 99 追い込み届かずばかり。勢いもなく劣勢。  
2 2 キングザファクト 82 この距離は忙しい。叩き2戦目も期待薄。  
3 3 ウインクリューガー 97 並ばれると脆い。すんなり行けるかどうか。  
4 4 オースミコスモ 98 一息入り取捨微妙も地力強化で侮れず。
5 シンデレラボーイ 94 自己条件勝てず相手強化では出番なし。  
5 6 スティルインラブ 100 牝馬相手の実績だけで58kgは荷が重い。  
7 スーパージーン 97 使われつつ良化。好調持続で上位争い。
6 8 ビッグゴールド 93 ピーク過ぎ下降線。実績認めても苦しい。  
9 ダンツジャッジ 100 距離ベスト。決め脚好調で突き抜ける。
7 10 メイショウバトラー 95 単騎逃げ可能も速い決着に不安残る。  
11 メイショウカイドウ 94 前につけて良い脚使える。相手強化課題。
8 12 ダイタクバートラム 96 以前に比べて反応鈍い。後手踏み圏外。  
13 ユートピア 101 ブリンカー効果あるも芝では決め手欠く。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 夏の小倉開幕週は決め手比べ・末脚爆発ダンツジャッジ
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【前走勝ち馬の成績('00年以降過去4年)】
年度(回) 馬名 前走 北九州記念成績
'00年(第35回) トゥナンテ 愛知杯(GIII・中京芝2,000M) 1着(1人気)
トウショウノア 夏至S(1600万・東京芝1,600M) 6着(2人気)
'01年(第36回) エイシンプレストン 米子S(OP・阪神芝1,600M) 1着(2人気)
グランドシンザン 愛知杯(GIII・中京芝2,000M) 5着(6人気)
ノボリユキオー 安芸S(1600万・阪神ダ1,400M) 7着(4人気)
'02年(第37回) トッププロテクター 米子S(OP・阪神芝1,600M) 1着(6人気)
バンブーマリアッチ エイプリルS(OP・中山芝2,000M) 5着(11人気)
トウカイパルサー 愛知杯(GIII・中京芝2,000M) 12着(3人気)
'03年(第38回) コスモリバーサル 垂水S(1600万・阪神芝2,000M) 3着(4人気)
キタサンチャンネル 米子S(OP・阪神芝1,600M) 6着(3人気)

 北九州記念は'95年から'99年にかけて小倉記念と入れ替わる形でハンデ戦として施行されていたが、その頃から前走で勝っていた馬が勢いで穴を開けてきた経緯がある('96年2着トップサンキスト、'98年2着マチカネヤマビコ、'99年1着エイシンビンセンスは前走を勝ちながらここで8番人気以下で連対)。別定戦復帰後もこの傾向が見受けられる。但し前走が準オープンだった馬は苦戦している。


【別定戦復帰後の時計と位置取り一覧('00年以降過去4年)】
年度(回) 頭数 馬場 時計 1着 2着 3着
'00年(第35回) 14 1.46.3 6-5-5-5 12-12-12-8 1-1-1-1
'01年(第36回) 9 1.48.3 3-3-2-2 5-5-5-5 9-9-8-8
'02年(第37回) 16 1.45.3 5-5-5-6 12-11-9-8 8-7-7-3
'03年(第38回) 10 不良 1.49.8 7-7-6-4 8-8-8-6 2-2-2-2

【2回小倉開幕週における芝1,800Mの時計と位置取り一覧(北九州記念は上述、'00年以降)】
年度 施行日 クラス 頭数 馬場 時計 1着 2着 3着
'00年 1日目 900万 11 1.47.0 4-4-3-2 6-6-3-2 4-4-8-8
500万 13 1.48.0 13-12-11-10 5-3-2-2 9-10-9-7
2日目 未勝利 16 1.48.8 8-7-4-3 2-2-1-1 8-7-9-5
'01年 2日目 未勝利 16 1.47.8 1-1-1-1 6-5-4-2 6-7-6-4
500万 12 1.49.7 2-2-2-1 6-4-4-3 8-7-7-5
'02年 1日目 未勝利 16 1.47.3 12-12-12-9 1-1-1-1 2-2-2-2
500万 15 1.46.2 8-12-13-12 14-14-13-10 6-5-5-5
'03年 1日目 500万 16 1.48.7 7-7-7-6 4-3-2-2 2-3-4-2
2日目 未勝利 15 1.49.1 4-3-3-2 7-6-4-4 2-3-4-4
'04年 1日目 500万 10 1.45.9 10-10-8-7 9-9-8-4 6-7-2-1
2日目 未勝利 16 1.47.6 16-16-15-11 5-4-5-5 2-2-2-1
※'04年2日目は当日11:55に更新。

 また、開幕週に行われるレースにしては差し込みが目立つのが特徴として挙げられる。'01年はやや前残り傾向が見られたが、その他の年では軒並み後方待機勢が優位に立っている。道中の位置取りはあまり影響せず、直線に向いてから追い出しても十分間に合う。逆の言い方をすれば、逃げた馬には酷な結果になりかねない。


 軸はダンツジャッジ。一息入れて臨んだ安田記念(0秒5差6着)、続くエプソムC(0秒0差2着)と共に上がり最速。小回りコースで追い込みが決まるかどうかが焦点になるが、土曜の小倉10Rで池添騎手が直線一気を決めており心配に及ばない。ここは決め手の違いで突き抜けるとみる。

 相手筆頭はスーパージーン。丸一年振りのレースながら自己ベストを1秒2も更新したオーストラリアトロフィー(0秒3差6着)の善戦が光る。レース自体は行った行ったで目立たなかったが、自身の上がり34秒1は最速だった。新潟大賞典(0秒1差3着)でも鋭く伸びており、ここに来て充実しているのも良い。

 単穴はオースミコスモ。年中走り続ける鉄女。福島牝馬Sは57kgを背負いながら、まるで軽ハンデのような立ち回りを演じて完勝。以前はカンカン泣きするところがあっただけにこのギャップには驚かされる。純粋な追い比べに持ち込まれると微妙だが、関屋記念勝ちがあることからも時計勝負には強い。

 連下はメイショウカイドウ。昨年同時期に小倉でトントン拍子で出世したがその後頭打ち。前走を勝利しここが重賞初挑戦となるが、重賞実績馬多数のここに入ると見劣らざるを得ない。ここでは比較的前につけながら上がり34秒台の末脚をコンスタントに繰り出せる点に注目して抑えてみる。

◎ダンツジャッジ
○スーパージーン
▲オースミコスモ
△メイショウカイドウ


■馬券構築

 ダンツジャッジから馬複流し。

[馬複] ダンツジャッジ−スーパージーン 30%
[馬複] ダンツジャッジ−オースミコスモ 40%
[馬複] ダンツジャッジ−メイショウカイドウ 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.