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第9回マーメイドS(GIII)
2004年7月11日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (牝)(混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 シアリアスバイオ 84 前走降級で敗退は不満。条件も向かない。  
2 2 チアズメッセージ 97 着々と地力強化。距離に幅出た前走収穫。
3 3 ビーポジティブ 64 最近サッパリ。芝もダメでは狙い様がない。  
4 4 シルクサンライズ 93 そこそこ走るがここ一番の決め手に欠ける。  
5 5 マイネヌーヴェル 94 追い込み一手。先導役不在で仕掛け所カギ。
6 6 チャペルコンサート 95 意欲の連闘。単調な流れで押し切りも視野。  
7 7 メモリーキアヌ 95 前走展開嵌る。斤量差も埋まりここ試金石。  
8 プラントコンコルド 68 同世代の未勝利ダート勝ちのみでは無理。  
8 9 アドマイヤグルーヴ 99 実績断然。牝馬相手&得意条件で勝ち抜け。
10 ヘヴンリーロマンス 92 前走より流れが緩くなりそうなのは好材料。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 厚かった牡馬の壁・牝馬路線の間隙突くアドマイヤグルーヴ
■予想構築

 以前は中山牝馬Sから間隔があった牝馬限定路線だが、今年からこの間に福島牝馬S(別定)と愛知杯(ハンデ)が追加された。以前からの主流ステップである牡馬混合重賞から満を持して登場のアドマイヤグルーヴに対し、新路線から駒を進めてきたマイネヌーヴェル、メモリーキアヌ、チアズメッセージらがどこまで迫れるかが見物。

 軸はアドマイヤグルーヴ。復帰後2戦の時計はローズSのそれを上回っており、この馬なりには走っている。金鯱賞で一旦後ろに下がったマグナーテンに再度交わされたのは気になるが、このメンバーで連を外すことは考えにくい。

 相手筆頭はチアズメッセージ。愛知杯は先に抜け出たメモリーキアヌに迫る好内容。それも距離延長とトップハンデを克服してのもので価値がある。昨年のオークス以降、常に勝ち馬から0秒2差以内で駆けており、安定感は抜群。

 単穴はヘヴンリーロマンス。典型的な瞬発力勝負となったメイSは上がり33秒1で差し切り勝ち。ガリガリ行く馬が揃った前走・愛知杯はスタートから流れに乗れず大敗。今回は快速馬がおらず、少なくとも前走のようなことは無いと思われる。

 連下はマイネヌーヴェル。好走した福島牝馬S、愛知杯は共に極端な前傾ラップで、完全追い込み馬である同馬にとってはおあつらえ向きの流れだった。同馬好走時のキーマン的存在であるトーセンリリーをはじめ、明確な逃げ馬不在のここは展開面で不安が残る。

◎アドマイヤグルーヴ
○チアズメッセージ
▲ヘヴンリーロマンス
△マイネヌーヴェル


■馬券構築

 アドマイヤグルーヴから馬複2点。

[馬複] アドマイヤグルーヴ−チアズメッセージ 70%
[馬複] アドマイヤグルーヴ−ヘヴンリーロマンス 30%


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