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第11回函館スプリントS(GIII)
2004年7月4日(Sun) 函館芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サクラタイリン 99 力比べでは非力。無欲の差込みで一矢報いる。  
2 タイセイブレーヴ 89 時計が掛かるのはプラスだが古馬相手は辛い。  
2 3 カルストンライトオ 100 前走恵まれた感あり。内枠捌けず沈没濃厚。  
4 サニングデール 104 生粋のスプリンター。最後方シフトが気になる。
3 5 ウインラディウス 108 スピードはある。スプリント実績は地力でカバー。  
6 キングオブサンデー ブランク長い。ついて行けるかどうかも怪しい。  
4 7 トウショウトリガー 96 この相手では思うような位置取りが出来ない。  
8 リキアイタイカン 99 前走初距離で早めの競馬。距離短縮で一考。  
5 9 ブルーショットガン 96 先行してたまに残る程度。重賞となると苦しい。  
10 ゴールデンロドリゴ 98 小回りでは早めに動いて好走あり。一角崩しも。
6 11 アタゴタイショウ 101 昨年3着。函館なら先行して渋太さ発揮できる。
12 ドリームカムカム (出走取消)
7 13 チェックザラック 98 重賞では二桁惨敗ばかり。嵌っても着まで。  
14 シーイズトウショウ 102 勝ち味に遅いが安定感抜群。好位から抜け出す。
8 15 ネオポリス ブランク云々以前にここではまず付いていけない。  
16 スティーマー 96 函館では抜きどころ無く妙味薄。地力も足りない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 スプリント戦は譲れない・距離短縮で即出番サニングデール
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【同年の高松宮記念に出走していた連対馬一覧('96年以降過去8年)】
年度(回) 馬名 高松宮成績 前走成績 函館SS成績
'98年(第5回) ケイワンバイキング 5着(6人気) 高松宮記念5着 1着(1人気)
エイシンバーリン 3着(5人気) 安田記念7着 2着(2人気)
'99年(第6回) シンコウフォレスト 3着(9人気) バーデンバーデンC12着 1着(3人気)
シンボリスウォード 9着(4人気) バーデンバーデンC1着 2着(2人気)
'00年(第7回) ダイタクヤマト 11着(13人気) テレビ愛知オープン5着 2着(6人気)
'01年(第8回) メジロダーリング 5着(12人気) 京王杯スプリングC8着 1着(5人気)
タイキトレジャー 10着(6人気) UHB杯1着 2着(1人気)
'03年(第10回) ビリーヴ 1着(3人気) 安田記念12着 1着(1人気)
アグネスソニック 6着(5人気) 高松宮記念6着 2着(2人気)

 '96年に高松宮記念(当時は高松宮杯)がスプリントGIに変更となってから'01年まで6年連続でその出走馬が連対。一昨年こそ同年の高松宮記念勝ち馬ショウナンカンプが不覚の敗退を喫した(4着)が、昨年は同年の高松宮記念勝ち馬ビリーヴが貫禄勝ちを収めており、その関連性が再確認された。


【函館開催時の時計と決まり手一覧('97年以降過去7年)】
年度(回) 頭数 馬場 時計 1着 2着 3着
'97年(第4回) 16 1.08.8 2-2 1-1 16-13
'98年(第5回) 13 1.09.0 3-3 2-1 13-13
'99年(第6回) 12 1.09.4 4-4 3-3 4-4
'00年(第7回) 14 1.08.7 2-2 1-1 3-3
'01年(第8回) 15 稍重 1.09.5 1-1 13-10 5-3
'02年(第9回) 12 1.10.3 8-6 9-9 10-9
'03年(第10回) 11 1.09.3 2-1 8-9 4-5

 北海道の気候に合った芝(洋芝)を使っているため、スプリント重賞にしては時計は平凡。以前は前残り天国だったが、近年は傾向が一変。ここ3年は4角9番手以降からの差し込みが目立っている。これらの馬はいずれも函館芝に勝ち鞍があり、コース巧者なら差し込みに期待して良い。ただ2着までというケースが目立ち、勝ち切るまでは苦しいかもしれない。


 軸はサニングデール。前走もそれなりに走っていたが、やはりスプリント戦でこそ狙いたい馬。福永騎手はこの馬について後方一気の馬ではないという解釈を持っている(シルクロードSの回顧参照)だけに、変に後ろに下げ過ぎることもないと思われる。

 相手筆頭はシーイズトウショウ。サニングデールとの比較において、阪急杯は1kg差で着差0秒0、高松宮記念は2kg差で着差0秒2。今回は4kgの斤量差がある。しかし戦跡を見る限りでは常に接戦するがそれで素直に勝ち抜けといかないところがある。サニングデールの破綻待ちか。

 単穴はゴールデンロドリゴ。昨年のCBC賞でシーイズトウショウに0秒3差。シルクロードSでもサニングデールに0秒2差と差し込みに妙味がある。北海道シリーズでは過去に横山典弘騎手が騎乗して好位から抜け出しており、乗り方次第では不気味。

 連下はアタゴタイショウ。サニングデール、シーイズトウショウには阪急杯と高松宮記念で連敗しているが、「ホームグラウンド」の函館なら一矢報いるシーンも想定できる。ただ追われてから味の無い馬だけに、近年の差し込み優勢傾向からすると物足りない。

◎サニングデール
○シーイズトウショウ
▲ゴールデンロドリゴ
△アタゴタイショウ


■馬券構築

 サニングデールから馬複流し。

[馬複] サニングデール−シーイズトウショウ 50%
[馬複] サニングデール−ゴールデンロドリゴ 20%
[馬複] サニングデール−アタゴタイショウ 30%


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