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第9回アンタレスS(GIII)
2004年4月25日(Sun) 京都ダート1,800M 4歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 オイワケダイモン 85 準OPに上がってからはサッパリ。厳しい。  
2 2 サイレンスボーイ 100 控えて勝った前走収穫。勢いで押し切るか。
3 3 クラクエンリーグ 96 同コースで追い込み快勝多数。着拾い可能。  
4 4 イーグルカフェ 102 実績断然も近走は善戦止まりで狙い下がる。  
5 タイムパラドックス 101 前走は流れに乗れず。距離伸びて見直し。
5 6 インタータイヨウ 97 武蔵野Sの大敗以降冴えない。復調は先か。  
7 タガノフォーティ 88 使われても変わる気配無し。ここも見送り。  
6 8 ネイチャーヒーラー 97 前走は同型強力。マーク緩ければ居残りも。
9 クーリンガー 100 詰めの甘さ解消。逃げ馬の直後で出し抜く。
7 10 ヒシアトラス 97 決定力欠いた前走不満。ここも同型揃う。  
11 プリンシパルリバー 90 前残り気味の前走追い上げる。喰い込み注。  
8 12 ツルマルファイター 99 とにかく詰め甘い。距離伸びるのもマイナス。  
13 ブラックファーム 中央馬を凌ぐパフォーマンスは感じず劣勢。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 交流重賞連勝で地力強化・堂々主役はクーリンガー
■予想構築

 阪神で施行された'96年を除く過去7年におけるアンタレスSの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 前走から距離延長となるローテーションは劣勢。
    ―→距離延長は【2・1・2・48】(5.7%)で、同距離【4・4・4・27】(20.5%)、距離短縮【1・2・1・13】(17.6%)に比べて劣勢。特に格上げ+距離延長のローテは【0・0・1・23】(0.0%)とほぼ壊滅状態で、このうちコーラルS経由馬は【0・0・0・12】(0.0%)。コーラルSを使ったサイレンスボーイツルマルファイタータイムパラドックスインタータイヨウは割引が必要。
  • 先行脚質重視。4角先頭馬が5年連続連対中。
    ―→中距離ダート戦は前残りが基本だが、本レースでは一際この傾向が強く、直近5年では4角を回ったところで先頭につけていた馬が4勝2着1回とほぼパーフェクトの成績を収めている。ちなみに4角5番手以下から連対した5頭のうち'01年2着リージェントブラフを除く4頭は湿って脚抜きが良くなった馬場(良馬場以外)での差し込みだった。
 距離延長ローテではなく、4角で先頭につけていそうな馬を狙えばOK。

 軸はクーリンガー。前走の名古屋大賞典(G3・名古屋ダート1,900M)から距離短縮にあたるローテは有効。中央では逃げ切りを許したり直後の馬に出し抜かれたりと惜しい競馬が続いているが、一長一短が多い他馬に比べて順調に来ている点を評価しておきたい。

 相手筆頭はサイレンスボーイ。コーラルSを挟んだのが引っ掛かるが、控えて勝っている内容からは更なる上積みを感じる。昨秋は下級戦ながら逃げて圧勝があり、4角先頭馬優勢の観点からすればこのまま一気に突き抜ける可能性を秘めている。

 単穴はネイチャーヒーラー。前走はプリサイスマシーンらに容易く先手を奪われ何も出来ず惨敗。今回は何が何でも行きたがる馬はおらず、サイレンスボーイが控えた場合に多少前残りの目が出てくる。言わずもがな実績は足りないので展開頼み。

 連下はタイムパラドックス。平安Sでスマートボーイを交わしたクーリンガーを競り落とし快勝。きちんと行き脚がつけば盛り返すが、距離延長ローテが不調なだけに得意距離に戻るとはいえ全幅の信頼は置き辛い。

◎クーリンガー
○サイレンスボーイ
▲ネイチャーヒーラー
△タイムパラドックス


■馬券構築

 クーリンガーから馬複流し。

[馬複] クーリンガー−サイレンスボーイ 60%
[馬複] クーリンガー−ネイチャーヒーラー 10%
[馬複] クーリンガー−タイムパラドックス 30%


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