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第64回皐月賞(GI) 2004年4月18日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | マイネルマクロス | 逃 | 78 | 追い出し待てば脈あるが更に相手強化では。 | |
2 | メイショウムネノリ | 先 | 64 | 現状ではダート馬。距離延長にも課題残す。 | ||
2 | 3 | コスモサンビーム | 差 | 83 | 道中接触の前走度外視も距離適性は未知数。 | ○ |
4 | カリプソパンチ | 先 | 76 | 前走のレース振り評価も結果惜敗で妙味なし。 | ||
3 | 5 | フォーカルポイント | 差 | 81 | 一線級には歯が立たない。差し込みも期待薄。 | |
6 | キョウワスプレンダ | 追 | 86 | 良い脚使うが交わしきれない。実力不足。 | ||
4 | 7 | ブラックタイド | 差 | 88 | 後方捲りで新境地開く。仕掛けどころがカギ。 | ▲ |
8 | メイショウボーラー | 逃 | 87 | 加速する逃げ馬。但し距離はこなす程度。 | △ | |
5 | 9 | ミスティックエイジ | 先 | 77 | 前走引っ掛かって完敗。好位追走なら侮れず。 | |
10 | アポインテッドデイ | 先 | 85 | 実力上位も末甘いのは問題。展開も向かない。 | ||
6 | 11 | グレイトジャーニー | 逃 | 76 | 皐月賞馬の半弟。直線後退一途の前走不満。 | |
12 | マイネルブルック | 差 | 83 | 前走徹底マークで快勝も間隔開き割引必要。 | ||
7 | 13 | メテオバースト | 先 | 85 | 追走スムーズなら上位も未だ成長途上の感。 | |
14 | ダイワメジャー | 先 | 86 | 前走上手く残りかける。但しここ相手更に揃う。 | ||
15 | マイネルデュプレ | 追 | 81 | 決め手鮮烈も追えない鞍上へのスイッチ不安。 | ||
8 | 16 | ハーツクライ | 差 | 77 | 前走外差し一気で快勝。ただここは相手揃う。 | |
17 | スズカマンボ | 差 | 77 | 悪くないが競り負け目立つ。ここも着拾いまで。 | ||
18 | コスモバルク | 先 | 89 | 後続に先駆けて鋭脚発揮。普通に勝ち負け。 | ◎ |
■レース展望 地方馬初の快挙へ抜かりなし・先手強力コスモバルク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■予想構築 まずは以下の表を参照されたい。
弥生賞勝ち馬は延べ7頭が出走して【1・0・3・3】(14.3%)。未出走だった'95年・'96年・'00年について最先着馬の成績を辿ると、'95年ホッカイルソー(弥生賞2着)は4着、'96年イシノサンデー(弥生賞3着)は1着、'00年エアシャカール(弥生賞2着)は1着。弥生賞最先着馬は【3・0・3・4】(30.0%)となる。
弥生賞敗退からの巻き返しが利くのは3着まで。4着以下から挑んだ馬は13頭いるが、その成績は【0・0・2・11】(0.0%)で3着までが限度。弥生賞5着(敗戦差0秒8)のフォーカルポイント、7着(1秒5)のグレイトジャーニーは単純に力が足りないと判断して軽視したい。
スプリング勝ち馬は延べ8頭が出走(うち2頭は出走後取消・除外)して【2・1・1・2】(50.0%)。未出走だった'96年・'01年について最先着馬の成績を辿ると、'96年チアズサイレンス(スプリングS2着)は12着、'00年シンコウカリド(スプリングS2着)は4着。スプリングS最先着馬は【2・1・1・4】(37.5%)となる。
スプリングS経由馬も弥生賞経由馬と同様に前走で良績を残していることが求められる。但し調整不足と道悪で凡退した後、本番で巻き返したオースミブライトの例を持ち出せば、人気を集めてコケたコスモサンビーム、ミスティックエイジは一変があっても驚けない。 軸はコスモバルク。逃げて上がり34秒台でまとめられる時点で既に確勝級。弥生賞では楽逃げのメイショウボーラーを難なく交わしており、好位に控えても問題なし。弥生賞優勝馬は皐月賞で苦戦しているが、戦法的に消化不良は無さそうで引き続き好走を期待したい。 相手筆頭はコスモサンビーム。スプリングSは外から掛かり気味にやってきたミスティックエイジと接触してしまい、直線で思うように動けず。位置取りも消極的でいかにも休み明けといった内容だった。今回はメイショウボーラーの本番ペースでの逃げに連動していきなりの復調が考えられる。 単穴はブラックタイド。軽い捲りをかけて難なく差し切ったスプリングSの内容を評価。逃げ宣言のマイネルマクロスと快速馬メイショウボーラーとの兼ね合いで前は幾分速くなりそうで、展開はそれなりに向く。'93年ナリタタイシン、'01年エアシャカールで捲り勝ちを体得している鞍上の手腕に注目したい。 連下はメイショウボーラー。前走は牽制ペースを利用して押し切りを図ったが惜敗。ただバテた様子は感じられず、距離もこなせる範囲である事が確認出来た。急坂のある中山ではゴール前で加速する脚が使えないようだが、粘り込みは今回も十分期待できる。 ◎コスモバルク ○コスモサンビーム ▲ブラックタイド △メイショウボーラー ■馬券構築 コスモバルクから馬複流し。弥生賞優勝馬特有の取りこぼしを憂慮しタテ目を抑える。 [馬複] コスモバルク−コスモサンビーム 30% [馬複] コスモバルク−ブラックタイド 30% [馬複] コスモバルク−メイショウボーラー 20% [馬複] コスモサンビーム−ブラックタイド 20% |