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第48回阪急杯(GIII)
2004年2月29日(Sun) 阪神芝1,200M 4歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ドローアウター 96 先行力あるが粘れない。単純に力不足の感。  
2 サニングデール 99 前走中団差しで復調。同じ乗り方出来れば圏内。  
2 3 キーンランドスワン 100 前走内から抜けて快勝。ハイペース克服が鍵。  
4 アタゴタイショウ 98 速い時計にも対応できるが急坂適性は未知数。  
3 5 エイシンシャイアン 98 悪くはないが決め手に欠ける。追走一杯か。  
6 イシノミューズ 96 格下だが凄まじい末脚使う。前崩れなら脈あり。  
4 7 リキアイタイカン 92 大勢決した後に突っ込んでくる。ヒモ穴で注意。  
8 ワンダフルデイズ 95 前走上がり最速も展開に泣く。短距離なら上位。
5 9 ロイヤルキャンサー 99 重賞では人気でコケてばかり。実力甚だ疑問。  
10 シーイズトウショウ 101 距離短縮は間違いなくプラス。巻き返し濃厚。
6 11 ニシノシタン 99 嵌ると良い脚使うが戦法不安定でアテにし辛い。  
12 サダムブルースカイ 98 このクラスに入るとキレ負けする。善戦まで。  
7 13 ギャラントアロー 101 とりあえずハナを奪えば残る。順当に勝ち負け。
14 ショウナンワンダー 90 準OPも満足に勝てないようでは話にならない。  
8 15 テンシノキセキ 98 昨秋快勝の舞台。控える競馬も無難にこなせる。
16 フィールドスパート 93 上位とは力差歴然。ここ別定戦でさらに厳しい。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 単騎逃げ保証なら上位争いも保証・孤高の逃げ馬ギャラントアロー
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【過去4年の連対馬一覧】
年度(回) 着順 馬名 性齢 斤量 前走 GI最高
'00年(第44回) 1着 ブラックホーク 牡6 58.0kg スプリンターズS(GI)1着 1着
2着 ディヴァインライト 牡5 57.0kg テレビ山梨杯(1600万)1着 5着
'01年(第45回) 1着 ダイタクヤマト 牡7 58.0kg マイルCS(GI)4着 1着
2着 ブラックホーク 牡7 59.0kg CBC賞(GII)2着 1着
'02年(第46回) 1着 アドマイヤコジーン 牡6 57.0kg 東京新聞杯(GIII)1着 1着
2着 ダンツキャスト 牡5 56.0kg 山城S(1600万)6着 12着
'03年(第47回) 1着 ショウナンカンプ 牡5 59.0kg 香港スプリント(GI)10着 1着
2着 サニングデール 牡4 58.0kg シルクロードS(GIII)3着 8着

 阪急杯が現行の条件下で施行されるようになった'00年以降はいずれもGI馬が勝っている。2着馬にしてもGI出走経験のある重賞連対実績馬で固められており、格が問われる一戦となっている。このことは本レースが高松宮記念連対馬を4年連続で輩出していることからも窺える。今年はGI勝ち馬の出走が無いだけに2着があるサニングデールとシーイズトウショウが格上的存在となる。


【過去4年の上位馬通過順一覧】
年度(回) 馬場 頭数 勝ち時計 テン3F 1着 2着 3着
'00年(第44回) 12 1.08.7 34.2 3-3 5-3 2-2
'01年(第45回) 14 1.08.7 33.9 2-2 6-7 3-3
'02年(第46回) 16 1.07.9 33.2 3-2 14-12 7-7
'03年(第47回) 稍重 15 1.08.5 33.8 1-1 2-3 5-5

 勝った4頭は4コーナーで3番手以内につけており、実績馬が力で押し切るという構図が明確に出ている。'02年こそテン33秒2の猛烈なハイペースとなり追い込み馬が台頭したが、これは稀なケースと割り切りたい。


 軸はギャラントアロー。強力な同型不在で今回もマイペースで逃げられる。昨秋セントウルSで6着に敗れているが、これは何が何でも行くカルストンライトオに先手を奪われたためで、ハナが保証される限りにおいては大崩れは考えにくい。

 相手筆頭はシーイズトウショウ。前走は好位につけながら直線伸びを欠いており、距離短縮で押し切りが効きそうである。CBC賞でテン32秒8の激烈ペースをモノにしているだけに、スプリント適性の高さには疑いようがない。

 単穴はワンダフルデイズ。今回のメンバーでギャラントアローに先着したことがあるのは同馬とテンシノキセキのみ。同馬はクリスタルCでギャラントアローの粘り込みを寸前で阻止している。淀短距離Sにおいても前残り決着の中1頭だけ突っ込んできており、ペースが速くなれば面白い。

 連下はテンシノキセキ。この距離では負けても惜敗止まりで、コンスタントに駆けている点を評価しておきたい。ここ一番での決め手が劣るため勝ち切れないが、スワンSのように上手く脚を溜めることが出来れば上位争い可能。

◎ギャラントアロー
○シーイズトウショウ
▲ワンダフルデイズ
△テンシノキセキ


■馬券構築

 ギャラントアローから馬複流し。GI馬不在=紛れもあるとみてタテ目を抑える。

[馬複] ギャラントアロー−シーイズトウショウ 50%
[馬複] ギャラントアロー−ワンダフルデイズ 10%
[馬複] ギャラントアロー−テンシノキセキ 30%
[馬複] シーイズトウショウ−ワンダフルデイズ 10%


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