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第78回中山記念(GII)
2004年2月29日(Sun) 中山芝1,800M 4歳以上オープン 別定 (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サクラプレジデント 98 前2走は条件不適。中距離路線で立て直す。
2 2 サイドワインダー 96 末脚強力。中団差しでリスク軽減なら面白い。
3 スパークホーク 80 2年振りに実戦復帰も殿負け。様子見妥当。  
3 4 ジョウテンブレーヴ 88 実績上位・距離巧者も昔話。一変は期待薄。  
5 ダイワジアン 91 上がり掛かれば残る。ただ最近は追走一杯。  
4 6 ユキノサンロイヤル 94 何気に突っ込んでくる。無欲の一発に注意。  
7 エイシンチャンプ (出走取消) 
5 8 トラストファイヤー 87 昨秋復帰後は見る影なし。ここも後方侭濃厚。  
9 ハッピーパス 95 鞍上と手が合うが牡馬相手では分が悪い。  
6 10 プリサイスマシーン 96 好位から突き放した前走評価。勢いあり注目。
11 マイソールサウンド 96 差して勝った前走評価も急坂実績無しで割引。  
7 12 ブルーイレヴン 81 折り合い難で直線沈んでばかりでは狙えない。  
13 ハレルヤサンデー 93 相手が揃う重賞では力差否めず。ここも苦戦。  
8 14 カオリジョバンニ 87 相手なりに走るが先行すると詰め甘くなる。  
15 ローエングリン 99 昨年の覇者。ハイペースでも押し切り可能。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 目標定めて直線で出し抜く・計算された走りに期待プリサイスマシーン
■予想構築

 まずは以下の表を参照されたい。

【前年3着以内馬の翌年成績一覧】
馬名 前年成績 翌年成績 翌々年成績
サクラチトセオー '94年1着(3人気) '95年2着(1人気)
フジヤマケンザン '94年3着(2人気) '95年1着(3人気) '96年10着(7人気)
エーブアゲイン '95年3着(6人気) '96年7着(3人気)
ローゼンカバリー '97年3着(2人気) '98年2着(3人気)
ダイワテキサス '99年2着(4人気) '00年1着(5人気) '01年8着(5人気)
アメリカンボス '00年2着(4人気) '01年1着(2人気)
ジョウテンブレーヴ '01年2着(3人気) '02年6着(4人気)
トウカイポイント '02年1着(8人気) '03年中止(2人気)
ラスカルスズカ '02年3着(3人気) '03年7着(7人気)
ローエングリン '03年1着(1人気)
ダイワジアン '03年3着(9人気)

 中山記念は前年の上位馬が信頼できる。昨年は該当馬が連に絡まなかったものの、ラスカルスズカは前年3着からのぶっつけ、トウカイポイントは直線に向いたところで競争を中止しており、まともな状態なら勝ち負けに加わる可能性が高い。但し2年が限度で、3年目は2頭が惨敗している。


【過去10年の上位馬通過順一覧】
年度(回) 馬場 頭数 勝ち時計 1着 2着 3着
'94年(第69回) 14 1.48.9 7-7-7-7 6-6-6-5 4-4-4-4
'95年(第70回) 稍重 12 1.50.3 2-2-2-2 3-4-3-3 1-1-1-1
'96年(第71回) 15 1.47.2 13-13-14-8 8-8-7-8 11-11-11-13
'97年(第72回) 9 1.48.7 4-5-5-5 3-3-3-1 4-3-3-2
'98年(第73回) 9 1.48.6 1-1-1-1 9-9-7-5 3-3-5-4
'99年(第74回) 12 1.47.5 3-3-3-2 8-8-8-8 5-4-4-3
'00年(第75回) 15 1.46.8 12-10-10-7 7-7-6-7 2-2-2-2
'01年(第76回) 13 1.47.7 5-5-5-4 3-3-3-2 8-9-6-5
'02年(第77回) 14 1.45.4 10-9-9-5 13-13-13-10 7-9-11-11
'03年(第78回) 12 1.47.6 1-1-1-1 3-4-4-4 3-3-3-2
※'94年は入線順による(降着あり)。

 中山記念は'00年より第2回中山開催の2日目に施行されている('99年以前は6日目)。開幕週とはいえ前開催からの間はさほど無いため、ペースによっては後方からの差し込みもみられる。1分47秒を挟む攻防になれば差し有利、それ以上掛かるようなら前有利。今年は昨年逃げ切ったローエングリンの他にプリサイスマシーンやマイソールサウンド、掛かり癖のあるブルーイレヴンが加わるが、ローエングリンを制して逃げそうな馬は見当たらないだけに極端なハイペースは回避できそうである。


 軸はプリサイスマシーン。ローエングリンの直後でレースを進められそうな点、先行しながら後方待機馬顔負けの決め手が繰り出せる点を併せて評価。鞍上の後藤騎手は昨年ローエングリンに騎乗して勝っているだけに仕掛け所を間違えることは無いと思われる。

 相手筆頭はローエングリン。前年は自分以外に強力な先行馬がいなかったが、今年は競合する相手が多くマイペースでのレース運びが難しい。型に嵌ると強いがその逆は脆さをみせる馬だけに評価を一つ下げてみる。

 単穴はサイドワインダー。追い込み一辺倒というわけでもなく、一昨年の京阪杯(1着)や昨年のマイルCS(8着)、鳴尾記念(3着)では中団差しを試みている。コーナー4つの小回りコースで悠長に構えるはずもなく、早めの競馬で先行勢を脅かすシーンを想定してみたい。

 連下はサクラプレジデント。バランスオブゲームと同じでGIIまでなら上位評価すべき馬。菊花賞とジャパンカップは共に付いて回るだけで何もしておらず度外視に値する。距離短縮は明らかにプラスで、鉄砲使いも上手く無視できない。

◎プリサイスマシーン
○ローエングリン
▲サイドワインダー
△サクラプレジデント


■馬券構築

 プリサイスマシーンから馬複流し。

[馬複] プリサイスマシーン−ローエングリン 40%
[馬複] プリサイスマシーン−サイドワインダー 30%
[馬複] プリサイスマシーン−サクラプレジデント 30%


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