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第8回ガーネットS(GIII)
2004年1月11日(Sun) 中山ダート1,200M 4歳以上オープン ハンデ (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サーガノヴェル 95 スピード上位も近走踏ん張り利かず妙味薄。  
2 マルターズホーク 95 コース相性良いがここ相手揃い苦戦否めず。  
2 3 サニングデール 102 初ダートで重ハンデ。近走不振で静観妥当。  
4 ハタノアドニス 強敵相手に接戦評価も中山で時計短縮微妙。  
3 5 シルキーラグーン 91 前走ダートこなすが上がり・時計共に平凡。  
6 マイネルセレクト 102 実力上位。トップハンデと初コースが課題。
4 7 プリンシパルリバー 93 中央で良いところ無し。単純に力足りない。  
8 テンケイ 93 ハイペースで上位食い込み多数。一発警戒。
5 9 セピアメモリー 99 型に嵌ると強い。ハンデ生かせれば侮れない。  
10 サンライズキング 101 1,400M得意だがこの距離初。テン争い課題。  
6 11 スピニングアロー 95 ここ2戦距離不適にしても負け過ぎ。一変疑問。  
12 シャドウスケイプ 101 昨年2着。末脚強力だが展開に左右される。
7 13 ヒューマ 96 距離短縮は好材料。ダートでも善戦は可能。  
14 ディバインシルバー 100 距離合う。急坂コース克服なれば巻き返す。
8 15 ブルーコンコルド 105 前走太目残りで完敗。ハイペース追走なれば。  
16 バリオス 89 軽ハンデ魅力も展開厳しく押し切りは困難。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 「速く走れるミスプロ産駒」マイネルセレクトで軸不動
■予想構築

 重賞昇格後の過去7年におけるガーネットSの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 過去の決着時計からして1分10秒台の持ち時計は必要。ミスプロ系産駒が毎年連対。
    ―→以下の資料を見れば一目瞭然。素直に早く走ることの出来る馬を狙えば良い。これに連動してダートのスピード決着に強いミスタープロスペクター系産駒の活躍が目立ち、過去7年全てに連対があり、うち5勝をマークしている。サンライズキング(父キンググローリアス)、シャドウスケイプ(父フォーティナイナー)、スピニングアロー(父アフリート)、テンケイ(父シャンハイ)、バリオス(父シャンハイ)、マイネルセレクト(父フォーティナイナー)に注目。
【ガーネットS・過去7年の勝ち時計と持ち時計一覧】
年度(回) 勝ち馬 勝ち時計 持ち時計
'97年(第1回) ストーンステッパー 1.10.8 1.10.6
'98年(第2回) スーパーナカヤマ 1.09.1 1.10.6
'99年(第3回) ワシントンカラー 1.10.3 1.09.8
'00年(第4回) ビーマイナカヤマ 1.10.2 1.09.4
'01年(第5回) ビーマイナカヤマ 1.09.5 1.09.4
'02年(第6回) ブロードアピール 1.10.3 1.09.2
'03年(第7回) ニホンピロサート 1.10.5 1.10.3
太字はミスタープロスペクター系産駒。
  • 過去の連対馬が再度活躍する傾向がある。人気薄が3着以内に入りやすい。
    ―→ビーマイナカヤマは'98年8人気2着、'00年7人気1着、'01年6人気1着。人気どころではブロードアピールやサウスヴィグラスも2年続けて3着以内に入っている。3着は基本的に何でもありで、過去7年で3着以内に8人気以下の伏兵が6回来ている。昨年は15人気のスターキングマンが突っ込んで3連複は16万を越える大波乱となった。
 持ち時計やミスプロ系優位傾向を持ち出すまでもなく、好位に控えて結果を出してきたマイネルセレクトが軸。レコード決着となったBSN賞はテン3ハロン32秒9の超ハイペースを2番手で折り合って勝っている。重ハンデで時計が落ちたとしても大敗は考えにくい。

 相手筆頭はディバインシルバー。昨夏にコースに起伏がある盛岡競馬場で行われたクラスターCで1分09秒8の好時計で圧勝しており、昨年4着からの上積みが認められる。前走は久々の上、行く馬不在で先手を取らされただけとみれば度外視できる。

 単穴はシャドウスケイプ。ハイペースで前がタレてくる展開が望ましいが、時計が速くなり過ぎると逆に差し込めない。BSN賞で同斤量、シリウスSで2kg差と来てここで4.5kg差となったマイネルセレクトとのハンデ差と昨年2着の実績を上手く生かしたいところ。

 連下はテンケイ。準OPで2着が2回あるだけの格下馬だが、「初めての軽ハンデ」(ハンデ戦で馬齢重量以下の斤量を課されたことがない)に少なからず合致するため実績不足は相殺可能。前々走のアクアラインSは時計こそ平凡だったが、テン3ハロン33秒2のハイペースで突っ込んできている。

◎マイネルセレクト
○ディバインシルバー
▲シャドウスケイプ
△テンケイ


■馬券構築

 マイネルセレクトから馬複流し。

[馬複] マイネルセレクト−ディバインシルバー 40%
[馬複] マイネルセレクト−シャドウスケイプ 30%
[馬複] マイネルセレクト−テンケイ 30%


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