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第20回フェアリーS(GIII)
2003年12月21日(Sun) 中山芝1,200M 2歳オープン 馬齢 (牝)(混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 プリモレディ 86 デビュー戦勝ちから5ヶ月振りでは信用置けない。  
2 レジーナガール 87 先行できるが踏ん張れない。距離短縮も妙味薄。  
2 3 ナナツボシ 85 上がりが掛かるダート勝ちのみでスピードに疑問。  
4 ホシノピアス 93 逃げて圧勝あるがダート戦。芝では追走までか。  
3 5 ユキノレイコ 83 追走センス抜群。久々でも展開利享受で善戦可。  
6 ガイヤール 89 前走初ダートであっさり勝利。いかにもダート馬。  
4 7 トーアグレイス 81 時計平凡も控えて結果出す。適度な間隔に好感。
8 マルターズヒート 96 軽快な先行力魅力。大きく後手踏んだ前走度外視。
5 9 クインクインクイン 86 前走展開利あるも同コース勝利の経験生かせる。
10 クィーンロマンス 90 前走は圧勝というより相手弱過ぎ。ここ同型多い。  
6 11 アドマイヤマジック 90 初戦の内容評価。スムーズなレース運びが課題。  
12 テンザントップ 86 ここ2戦は共にラストで失速。力差は否めない。  
7 13 レイズアンドコール 85 距離短縮は好材料も溜め逃げが打てないと辛い。  
14 ケイジーロマン 芝変わりが問題。中央馬相手では荷が重い。  
8 15 パーフェクトダンス 85 前走上手く抜け出すもテン緩い。速い流れ対応鍵。  
16 コスモキャンドル 90 前走押し出される展開に泣く。ここは見直す手も。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前々走が評価できる阪神JF経由馬マルターズヒートを信頼
■予想構築

 過去10年におけるフェアリーS(旧・テレビ東京賞3歳牝馬S)の傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 阪神ジュベナイルフィリーズ経由馬はそこでの着順に関係なく狙える。1勝のみでも可。
    ―→阪神ジュベナイルフィリーズ経由馬は3番人気以内に推された場合【2・6・0・2】(80.0%)と期待に応えている。マルターズヒートに注目。
  • 阪神ジュベナイルフィリーズ以外経由馬は基本的に勝ち馬のみ買い。
    ―→阪神ジュベナイルフィリーズ経由馬を除き、新馬勝ち後に一頓挫のパターンはまず来ない。レジーナガールケイジーロマンコスモキャンドルは要らない。500万条件で底を見せたホシノピアスアドマイヤマジックテンザントップレイズアンドコールは地力に疑問。
  • 2勝以上馬は過去10年20連対のうち14連対(7勝)。阪神JF以外経由1勝馬は苦戦。
    ―→2勝以上馬はコスモキャンドルケイジーロマンのみ。これら2頭と前述のマルターズヒートを除いた残り13頭は抑え評価が妥当。
  • 新馬・未勝利勝ちのみのキャリア1戦馬は基本的に要らない。
    ―→キャリア1戦で連対したのは'01年1着サーガノヴェル(3人気)のみ。ちなみに同馬は未勝利戦でデビューしている。新馬戦勝ち直後のキャリア1戦馬は【0・0・0・15】(0.0%)。クインクインクインクイーンロマンストーアグレイスナナツボシパーフェクトダンスプリモレディは怪しい。未勝利戦勝ち直後のガイヤールユキノレイコも敬遠対象。
 狙いに挙がるのはマルターズヒートのみで、後は何らかの減点が付く。中央で2勝以上挙げた馬がコスモキャンドル1頭しかいない低調なメンバー構成ならキャリア1戦馬も狙いに挙げてよいのではないだろうか。

 軸はマルターズヒート。阪神ジュベナイルフィリーズ経由ということに拘らなくても、先行して3着に粘ったファンタジーSの内容からしてここは勝ち抜け濃厚。相手筆頭はキャリア1戦でも唯一の同コース勝ち馬クインクインクイン。他では距離短縮がプラスに出そうな2勝馬コスモキャンドル、キャリア1戦でも前傾ラップで上がりが冴えたトーアグレイスをチョイス。

◎マルターズヒート
○クインクインクイン
▲コスモキャンドル
△トーアグレイス


■馬券構築

 マルターズヒートから馬複流し。

[馬複] マルターズヒート−クインクインクイン 50%
[馬複] マルターズヒート−コスモキャンドル 30%
[馬複] マルターズヒート−トーアグレイス 20%


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