HOME > 重賞展望 > 第39回中日新聞杯

第39回中日新聞杯(GIII)
2003年12月13日(Sat) 中京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (父)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 カネトシガバナー 久々の平場。ついていくだけで精一杯か。  
2 シンデレラボーイ 88 やや決め手不足も距離は合う。位置取り次第。  
2 3 カゼニフカレテ 97 愛知杯勝ち評価も多頭数で揉まれ弱さを露呈。  
4 ナムラサンクス 92 瞬発力勝負に自信深める。格下でも注意。  
3 5 カナハラドラゴン 98 中距離戦の安定勢力。捲る脚あり有力候補。
6 ニシノシタン 89 前走快勝も距離が伸びるのはマイナス。  
4 7 プリサイスマシーン 100 芝替わりで走るも展開に恵まれた感が強い。
8 カンファーベスト 105 相手の強弱関係なしに走る。ここも大崩れなく。
5 9 エイシンハリマオー 97 ここ暫く差脚不発。夏場からの調子落ち顕著。  
10 フラワーチャンプ 91 意外にも前走が芝初勝利。決め手あり注意。
6 11 マイソールサウンド 100 昨年の覇者。相手関係楽だが斤量重い。  
12 シンコールビー 87 典型的な一発屋。古馬牡馬相手では力不足。  
7 13 マイティスピード 91 ここ2走が完敗の内容。単騎逃げでも苦しい。  
14 マイネルソロモン 97 良馬場なら多少マシだが一変まではどうか。  
8 15 バンブーマリアッチ 95 そこそこ来るが善戦まで。上積みなく平行線。  
16 スターイレブン 86 好位から鋭く切れる脚侮れない。勢いあり注意。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 暮れの中京名物は下克上の舞台・勢いあるフジキセキ産駒フラワーチャンプ
■予想構築

 ハンデ戦の愛知杯と施行時期が入れ替わってから今年で4年目。中日新聞杯は別定戦だが、ここ3年の勝ち馬はいずれも条件戦をステップにしており、「格より調子」の一戦であることが窺える。更に突っ込むと「直近1ヶ月以内」に「京都芝1,800M」の「条件戦」を使って「連対していた」馬が連対を続けている。

 上記のパターンに当てはまる馬はフラワーチャンプのみ。OP特別であることに目を瞑ればプリサイスマシーンも有力。同じく条件戦勝利経由でもニシノシタンは芝1,400M、シンデレラボーイとスターイレブンは共にマイル戦経由ということで距離延長になるのがマイナス。ナムラサンクスとカナハラドラゴンは多少違和感があるが容認できる。

 軸はフラワーチャンプ。フジキセキ産駒は'00年1着トウショウアンドレ、'01年1着グランパドドゥとここ3年で2勝している中心的存在。昨年はこの2頭にオースミコスモを加えた3頭出しで結果が出なかったが、これらはいずれも重賞を負けた後で勢いが無かった。平均ペースからでも上がり34秒台が繰り出せる末脚で上位進出を目論む。

 相手筆頭はカンファーベスト。力不足と思われた天皇賞秋でも勝ち馬シンボリクリスエスから0秒6差と大健闘。相変わらず掲示板はキープ出来ており、大崩れがないのは評価できる。順当ならこの馬で仕方ないと思うが、このレースは落ち武者(相手弱化で前進が見込める実績馬)が勝てない傾向にあるので評価を1ランク落とす。

 単穴はプリサイスマシーン。カシオペアSは1,000M通過62秒7のスローペースだったが、芝未勝利を思わせない瞬発力でダンツジャッジ以下を完封。ダート戦でも型に嵌れば強いところをみせており、相手が揃うここでも単騎逃げで粘るシーンが想定できる。

 連下はカナハラドラゴン。対カンファーベスト2戦2勝の隠れた実力馬。今春のカブトヤマ記念は4コーナーでもたつきながら直線だけで前を詰めて3着。前走が久々ながら12kg絞れての勝利で二走ボケが怖いが、スムーズに先手が奪えれば侮れない。

◎フラワーチャンプ
○カンファーベスト
▲プリサイスマシーン
△カナハラドラゴン


■馬券構築

 フラワーチャンプから馬複流し。タテ目も抑える。

[馬複] フラワーチャンプ−カンファーベスト 30%
[馬複] フラワーチャンプ−プリサイスマシーン 30%
[馬複] フラワーチャンプ−カナハラドラゴン 20%
[馬複] カンファーベスト−プリサイスマシーン 20%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.