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第8回KBS京都賞ファンタジーS(GIII)
2003年11月9日(Sun) 京都芝1,400M 2歳オープン 馬齢 (牝)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 スイープトウショウ 85 前走ラストだけで他馬千切る。即通用も。
2 2 ロイヤルセランガー 95 相手なりに走る。追ってから渋太く好勝負。
3 3 レジーナガール 86 好位につけるセンスあるがここ相手揃う。  
4 4 マチカネエンジイロ 89 先行押し切りで2連勝も決め手に乏しい。  
5 5 ツルマルシスター 95 変なところから突っ込んできた前走圧巻。
6 フィーユドゥレーヴ 94 距離伸びて良い素材も間隔開いてどうか。  
6 7 キャメロンガール 88 前走好時計。1ハロン延長に対応出来れば。  
8 サンゴノウミヲ 85 初ブリンカーも勝利時の内容地味で苦しい。  
7 9 カーニバルソング 90 前走は上がりの競馬で詰め切れず。改めて。
10 マルターズヒート 86 前走内容平凡も追うところ無く完勝は評価。  
8 11 コスモキャンドル 89 単騎逃げで断然残るが距離延長は微妙。  
12 コンコルディア 93 前傾ラップを好む快速馬。上がりは平凡。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 『グラマー好走説』が後押し・安定重戦車ロイヤルセランガー
■予想構築

 レース創設以降の過去7年におけるファンタジーSの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 北海道開催経由馬が好調。但しレース間隔との兼ね合いに注意。
    ―→北海道開催経由馬は【3・1・4・5】(30.8%)。3着以内馬に限ると【3・1・4・2】(40.0%)となるが、中9週(2ヶ月)以上の間隔が開くと【0・0・2・0】(0.0%)と3着止まり。北海道開催経由も中9週以上の間隔が開いたマチカネエンジイロ、フィーユドゥレーヴは評価が難しい。
  • 新馬戦を経由して連対した2頭はキャリア1戦、着差0秒3以上で共通している。
    ―→該当馬は京都ダート1,400Mで0秒3差をつけた'98年1着プリモディーネ、小倉芝1,200Mで0秒3差をつけた'01年2着ツルマルグラマー。いずれもデビュー戦は後方から差して勝っており、逃げ勝った馬は【0・0・0・5】(0.0%)、4角2〜3番手から押し切った馬も【0・0・1・3】(0.0%)と不振。スイープトウショウは好走可。レジーナガールキャメロンガールマルターズヒートは敬遠対象。
  • 前走で適度に負けている馬が好走する傾向が見られ、特に3着馬は不気味なほど走る。
    ―→前走3着馬は【2・4・1・0】(85.7%)と偶然にしては走りすぎている。カーニバルソングは3連複好配の使者か。前走4着以下、概ね1秒前後の負けを喫している馬は要らない。サンゴノウミヲは見送り。
  • 大型馬が走る傾向にあり、歴代の勝ち馬は馬体重460kg以上、うち5頭は同480kg以上。
    ―→同レースで明確に見られる傾向。馬体重480kg以上馬は【5・2・0・5】(58.3%)と、こちらも前述の「前走3着馬」と同じく偶然の域を超えて好走が多い。前走馬体重から推測するとロイヤルセランガーサンゴノウミヲマルターズヒートに注意が必要。
 今年も「グラマー好走説」に則り、ロイヤルセランガーが軸。単に大型馬というだけではなく、メイショウボーラー(小倉2歳S、デイリー杯2歳S他)やコスモサンビーム(小倉2歳S2着、ききょうS)といった牡馬の骨っぽいところと対戦して接戦しており、能力の裏付けも十分。

 相手は展開不問で突っ込んでくるツルマルシスター、差して完勝したキャリア1戦馬スイープトウショウ、新馬戦でツルマルシスターを退けた前走3着馬カーニバルソング。函館2歳Sで軸にした好素質馬フィーユドゥレーヴはここを叩いた次走が狙い目とみて今回は見送ることにする。

◎ロイヤルセランガー
○ツルマルシスター
▲スイープトウショウ
△カーニバルソング


■馬券構築

 ロイヤルセランガーから馬複流し。

[馬複] ロイヤルセランガー−ツルマルシスター 50%
[馬複] ロイヤルセランガー−スイープトウショウ 30%
[馬複] ロイヤルセランガー−カーニバルソング 20%


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