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第46回毎日放送賞スワンS(GII)
2003年11月1日(Sat) 京都芝1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 イルバチオ 95 後方決め打ち専用馬。展開に拠る所大きい。
2 サーガノヴェル 93 距離は持つが最後まで走らない悪癖懸念。
2 3 シルクブラボー 74 前走惨敗も叩き台明白。ただここも相手揃う。  
4 マイネルモルゲン 97 展開自在で距離もこなすがスピード不足の感。  
3 5 サニングデール 98 生粋のスプリンター。実力上位も1ハロン長い。  
6 トウショウリープ 88 距離最適も一年弱のぶっつけで狙い下がる。  
4 7 テンシノキセキ 98 距離延長微妙も直線平坦で押し切り見込める。
8 ゴッドオブチャンス 90 休み明け後の3戦はまずまず。上積みあれば。  
5 9 モンパルナス 93 コース相性考慮も古馬相手に粘り込み困難か。  
10 チェックザラック 92 京都は走るが京王杯の完敗はいただけない。  
6 11 ネイティヴハート 95 決め手持つが前が止まらない限り差せない。  
12 ロイヤルキャンサー 96 距離短縮は歓迎。ただ京都では詰め甘い。  
7 13 ギャラントアロー 88 単騎で行けると粘るが控えてしまうともう一つ。  
14 マルターズホーク 91 ここ2戦の決め手評価も相手強化で苦しさ増す。  
8 15 ブルーコンコルド 91 戦法・距離変えつつ変わり身図るも上向かず。  
16 テイエムサンデー 96 京都芝の鬼。桁違いの末脚で他馬飲み込む。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 スプリント女王を凌いだ脚で1ハロン延長を克服するテンシノキセキ
■予想構築

 過去10年におけるスワンSの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • スプリンターズS経由馬が直近3年で5連対(3勝)と絶好調。
    ―→直近3年における際立った特徴。テンシノキセキイルバチオサーガノヴェルゴッドオブチャンスの全てが連を外すとは考えにくい。
  • どちらかといえば格重視。非重賞経由の重賞未勝利馬は勢い考慮も見送りが妥当。
    ―→前走で重賞以外を使っていた馬は【0・1・2・37】(2.5%)。連対したのは'01年2着タイキトレジャー(牡5・57kg、前走・札幌日刊オープン1着)のみ。同馬には短距離重賞勝ちがあった。マイネルモルゲントウショウリープチェックザラックマルターズホークはオミット。
  • ここ3年は外国産関東馬と内国産関西馬による決着が続いている。
    ―→関東馬【5・3・2・17】(29.6%)、関西馬【5・7・7・102】(9.9%)。外国産馬が強いというというよりは適鞍を求めて西下してくる関東馬が狙える。イルバチオ、サーガノヴェル、マイネルモルゲン、トウショウリープ、ゴッドオブチャンス、マルターズホークの台頭に注意。
 軸はテンシノキセキ。今回は実績の無い1ハロン延長となるが、昨年の勝ち馬ショウナンカンプも同様の状況下で逃げ切り完勝。ショウナンカンプはスプリンターズSで逃げて0秒2差(3着)、同様にテンシノキセキもスプリンターズSで逃げて0秒3差(5着)。武蔵野Sに出走するお手馬ビワシンセイキとの選択でこちらを選んだ横山典弘騎手の判断にも乗りたい。

 相手筆頭はテイエムサンデー。京都なら平均して上がり33秒台の脚が使える。京都芝で唯一連対を逃した昨秋のアンドロメダSでも敗戦差は0秒2(4着)、その時の上がりは33秒1。但しテンシノキセキに対しては得意の京都芝において2戦2敗で、格で多少見劣る。この他ではスプリンターズSでラストまで全力疾走していた点を評価したい外国産関東馬サーガノヴェル、同じくスプリンターズSで上がり3位となる33秒9の末脚が不発に終わった完全追い込み馬イルバチオをチョイス。

◎テンシノキセキ
○テイエムサンデー
▲サーガノヴェル
△イルバチオ


■馬券構築

 テンシノキセキから馬複流し。

[馬複] テンシノキセキ−テイエムサンデー 40%
[馬複] テンシノキセキ−サーガノヴェル 30%
[馬複] テンシノキセキ−イルバチオ 30%


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