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第7回シリウスS(GIII)
2003年10月5日(Sun) 阪神ダート1,400M 3歳以上オープン ハンデ (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 インタータイヨウ 100 一時のスランプ脱出。勢い任せて押し切る構え。  
2 2 ツルマルファイター 102 ここ2戦は勝ちに行き惜敗。着拾いのスタンスなら。
3 3 タクミシルバー 83 地元で堅実も中央馬とのスピード勝負では劣勢。  
4 タイギャラント 98 何気にコース合う。ハンデ手頃で喰い込み注意。
4 5 カチドキリュウ 83 距離適性が曖昧。ここ相手揃い苦戦は免れない。  
6 アドマイヤジャック 94 同コース3勝。やや詰め甘いがハンデ差でカバー。  
5 7 タガノラフレシア 82 年が明けてから大敗ばかり。既に出涸らしの感。  
8 ニホンピロサート 103 久々で掛かった前走度外視。距離短縮で見直し。
6 9 シャドウスケイプ 97 前崩れの展開で差し込める。自力では苦しいか。  
10 スターリングローズ 103 同コース成績抜群。実績も断然でまず逆らえない。
7 11 マイネルセレクト 100 ハイラップを押し切った前走評価も1ハロン長い。  
12 ミスイロンデル 89 様々な条件使うも進展なし。最軽量でも妙味乏しい。  
8 13 エイシンラグランジ 92 粘り込み身上で穴も開けるがここ2戦の惨敗不満。  
14 ニチドウマジック 95 オープンクラスで立て続けに惨敗。距離も合わない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 プロキオンS第2ラウンド・実績なら順決スターリングローズ
■予想構築

 '01年に施行時期が前倒しになってからは同年のプロキオンS勝ち馬が連勝している。'01年1着ブロードアピールはプロキオンS勝ちの後に函館スプリントS(6着)を経由、'02年1着スターリングローズはプロキオンS勝ちから直行。'01年2着トシザミカはプロキオンSで3着、'02年3着ヤマカツスズランはプロキオンSで2着など、両レースの結び付きは極めて強い。

 「傾向分析」でも触れたが、施行時期移行後2年の3着以内馬実績を今一度確認してみる。

【直近2年の3着以内馬の各種実績】
年度 着順 ダート1,400M 阪神ダート1,400M ダート重賞
'01年 1着 【2・0・1・0】(66.7%) 【1・0・0・0】(100.0%) 【2・1・1・0】(75.0%)
2着 【1・1・1・3】(33.3%) 【0・0・1・0】(0.0%) 【0・0・1・2】(0.0%)
3着 【1・0・0・1】(50.0%) 【1・0・0・0】(100.0%) (未出走)
'02年 1着 【5・1・1・1】(75.0%) 【3・0・1・0】(75.0%) 【1・0・1・2】(25.0%)
2着 【1・0・1・1】(33.3%) 【1・0・1・0】(50.0%) (未出走)
3着 【0・1・0・2】(33.3%) 【0・1・0・0】(100.0%) 【0・1・0・0】(100.0%)

 勝ち馬2頭に共通するのはダート1,400M2勝以上かつ連対率66.7%(2/3)以上、さらに阪神ダートとダート重賞に勝ち鞍あり。これをクリアするのはスターリングローズニホンピロサートのみ。また、3着以内馬6頭に共通するのはダート1,400M連対率33.3%(1/3)以上阪神ダート1,400M複勝率100%(着外が無い)の2点。これをクリアするのはアドマイヤジャックインタータイヨウスターリングローズニホンピロサートマイネルセレクトの5頭。

 軸はスターリングローズ。同コースでの敗戦は一昨年のこのレースのみで、その時も0秒1差。その後重賞3勝を収めた舞台で優位は揺ぎ無い。ただ1週前追い切りでパートナーのネオユニヴァースに千切られていたように、中間の調整は物足りない。直前追い切りは栗東坂路で800M51秒4−200M13秒0。終始モタれ気味で、ラストは完全に脚が上がっていた。

◆スターリングローズ 追って一言
北橋師 「終い1ハロンを12秒5程度で上がってきてほしかったね。夏場に北海道の放牧先で台風の影響があった。乗れない期間があった分、調整がずれ込んでいる。」
中山助手 「ヨレていたし追い切りの本数も少ない。今回は厳しいかも。」

 相手筆頭は前走大敗も距離不適&掛かり通しで叩き台が明らかなニホンピロサート。プロキオンS5着シャドウスケイプを物差しにすれば同馬に3戦3勝のニホンピロサートがそれ以上の着順を狙えるのは想像に易い。差しが効きやすいコース傾向もプラスで、当コースは2戦2勝と相性の良さをみせている。

 他では冒頭で述べた通り、同年のプロキオンSに出走していた馬に注目したい。その中でもプロキオンSでスターリングローズに0秒1差まで迫ったツルマルファイターはスターリングローズとハンデ差が開く(3kg→4.5kg)ことでここでも上位争いが見込める。ここ2戦は自ら動いて負けているだけに、再度着拾い的な乗り方を期待。

 プロキオンS3着馬インタータイヨウも抑えたいところだが、ここ2年は前走から距離短縮となる馬が【0・0・1・11】(0.0%)と振るわないことから見送る。同様にアドマイヤジャックも圏外になる。マイネルセレクトはここ2年ダート1,400M未勝利馬の連対例がないためこの人気では手が出ない。

 ということでもう一度立ち返り、プロキオンS4着馬タイギャラントに期待を寄せてみたい。ダート1,200M【2・1・1・8】(25.0%)に対してダート1,400Mは【3・0・2・2】(42.9%)で、前走千切られたマイネルセレクトとは逆に距離延長は歓迎。昨年の2着馬ダブルハピネスと同じロイヤルアカデミー産駒で、かつ追い込み馬。

◎スターリングローズ
○ニホンピロサート
▲ツルマルファイター
△タイギャラント


■馬券構築

 スターリングローズから馬複流し。実力で押し切りそうだが念のためタテ目も抑えておく。

[馬複] スターリングローズ−ニホンピロサート 30%
[馬複] スターリングローズ−ツルマルファイター 20%
[馬複] スターリングローズ−タイギャラント 20%
[馬複] ニホンピロサート−ツルマルファイター 10%
[馬複] ニホンピロサート−タイギャラント 10%
[馬複] ツルマルファイター−タイギャラント 10%


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