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第17回セントウルS(GIII)
2003年9月14日(Sun) 阪神芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ガンアンドローズ 1年振りで格上挑戦。まして一線級相手では。  
2 2 ビリーヴ 110 スプリントではほぼ敵なし。間隔開いて気乗り鍵。
3 3 ブルーコンコルド 93 前走凡退も距離短縮で一変の余地あり不気味。  
4 4 マルブツタイクーン 83 休み明け後サッパリ。今回前走比5kg増で圏外。  
5 テンシノキセキ 104 急坂は苦手。控えると味が出ずここ狙い下がる。  
5 6 マルカサワヤカ 95 抜けた相手に連続3着。漁夫の利で食い込みも。
7 アドマイヤマックス 109 相手なりに走る。距離短縮で仕掛け所が焦点。
6 8 ニホンピロハーレー 100 前が止まらないと差せない。付いて回るだけか。  
9 ギャラントアロー 93 単騎なら力以上に走る。ただここは同型多い。  
7 10 デュランダル 104 この距離4戦4連対。後方から確実に差し込める。
11 カルストンライトオ 97 ラチを頼る逃げ馬。久々で行き脚付くかも疑問。  
8 12 タガノラフレシア 85 典型的な早熟馬。軽ハンデでも進展無く苦戦続く。  
13 ネイティヴハート 104 昨年は脚余して7着。末脚強力だが届かず多い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 ラストランまであと少し・最後の仕上げへビリーヴ躍動
■予想構築

 スプリンターズSの前哨戦として距離が短縮され、秋の阪神開催開幕週に移った'00年以降は夏開催を使った牝馬が勝っている。また短距離戦にしては4角10番手以降の位置からでも追い込みが届いており、'00年は追−追、'01年は逃−先、'02年は差−追で決着している。'00年と'02年は1分07秒台、'01年は1分08秒台での決着で、速い時計が予測できるなら後方待機馬が狙いに挙がる。

 流れを作るのは昨年逃げたカルストンライトオとそれを追いかけたテンシノキセキ。それにギャラントアローとタガノラフレシアが加わることで今年も昨年の勝ち時計1分07秒1に近い時計が出そう。ということでこれら4頭をバッサリ切ってみる。

 テンシノキセキは昨年騎乗した高橋亮騎手が「坂がこたえた。この前(小倉日経オープン勝ち)のキレがなかったね」と述懐していただけに今年も二の轍を踏む可能性大とみる。今年の2勝はいずれも平坦で逃げ切ったものだった。後方待機馬の中では開幕週のハイペースが差せないネイティヴハートも圏外。昨年も脚を余して7着に敗れており、実力と人気加減を勘案しても狙い辛い。この馬は前が総崩れになった場合、若しくは荒れた馬場を外差しで抜き去るというのがパターン。

 軸はスプリント戦10勝のビリーヴ。斤量57kgは実績を考えれば当然で何ら問題ない。久々で気乗りの悪さが出ないかだけが心配。次走(スプリンターズS)がラストランということで取りこぼしがあるとするならココだが、あくまで推測の域を出ない。

 相手筆頭はどんな相手でも無難に上位争いを演じるアドマイヤマックス。テンからいきなり速い流れ(直近3年のテン3ハロン平均は33秒33)に取り残されそうで先手を打つのは難しそうだが、マイル戦で1,000M通過57秒台の速い流れに対応できているだけに中団以降から追い上げることは可能。

 単穴は中山記念8着からぶっつけのデュランダル。昨年10着サイキョウサンデーの全弟だが末脚は兄より断然切れる。同日施行のスプリント重賞である阪急杯を蹴って中山記念に回ったのははっきり言って失敗。テン32秒〜33秒台のレースを上がり33〜34秒台で締められる末脚は明らかに短距離向き。久々でも怖い一頭。

 連下はマルカサワヤカ。こちらはサイキョウサンデーの全妹にあたる。兄に似て追い込み届かずが多く、明らかな格下ということからして大きくは狙えないが、昨秋の久多特別(1000万・京都芝1,200M、1着)でテン33秒6の流れを上がり33秒6で締めており、開幕週なら少なからず食い込みがあっても驚けない。

◎ビリーヴ
○アドマイヤマックス
▲デュランダル
△マルカサワヤカ


■馬券構築

 ビリーヴから馬複流し。波乱も期待してボックスの組み合わせも抑えてみる。

[馬複] ビリーヴ−アドマイヤマックス 40%
[馬複] ビリーヴ−デュランダル 20%
[馬複] ビリーヴ−マルカサワヤカ 10%
[馬複] アドマイヤマックス−デュランダル 10%
[馬複] アドマイヤマックス−マルカサワヤカ 10%
[馬複] デュランダル−マルカサワヤカ 10%


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