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第38回テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
2003年7月20日(Sun) 小倉芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ゼンノショウグン 97 距離短縮で見直す手も詰め甘いのは問題。
2 2 アラタマインディ 99 条件好転も前走負け過ぎ。一変までは厳しい。  
3 3 グリーンブリッツ 91 オープンクラスではサッパリ。単純に相手強い。  
4 4 ジュエリーソード 86 脚質転換試みるも変わり身見られず苦戦。  
5 5 ダービーレグノ 101 軽ハンデ劇走馬だが位置取り次第で逆転も。
6 6 メジロマイヤー 94 昨年の良い頃と比べて粘り無いのが不満。  
7 トーホウスパーク 79 ぶっつけの上休養前もイマイチではお手上げ。  
7 8 ミレニアムバイオ 97 距離こなせないことはないがベストではない。
9 タムロチェリー 85 二桁着順ばかり。初勝利コースでラストラン。  
8 10 コスモリバーサル 92 前走展開利あり。上がり掛からないと苦しい。  
11 キタサンチャンネル 96 前走勝利で一応の目処立つ。引き続き注目。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前走好位差し快勝の勢いに乗れ・キタサンチャンネル
■予想構築

 北九州記念では「前走勝ち馬がハンデ戦時代を通じ7年連続で連対」しており、勢いが持続する傾向にある。その殆どが凡走続きから前走でひょいと勝ち、続けて連対するといったパターン。今年の該当馬はコスモリバーサルとキタサンチャンネル。ここでは「別定戦復帰後の3年で米子S経由馬が連対」していることからキタサンチャンネルを上位にみる。

 先々週の函館スプリントS、先週の七夕賞やマーメイドSと安田記念敗退馬が相次いで重賞奪取。今年の安田記念はレコード決着かつ接戦だったため「格落ち」の恩恵が大きいようである。この流れを汲めば今週はミレニアムバイオということになる。同馬はマイル以上で全幅の信頼を置ける存在ではないが、今回の距離でもスプリングSで0秒1差(3着)、中山記念で0秒3差(4着)と一応のパフォーマンスを示している。

 積極的に狙いたいのはミレニアムバイオとキタサンチャンネルの2頭。連対脚質の傾向は差し有利で、特にここ3年は'01年1着エイシンプレストン(4角2番手)を除く連対馬5頭が4角5〜8番手につけていた。米子Sを好位から上がり2位の脚で差し切ったキタサンチャンネルは強く推せる。

 差し馬としては他にダービーレグノが挙げられる。ただ4歳以降の成績を斤量別に把握すると54kg【0・1・2・2】(20.0%)、55kg以上【0・0・0・11】(0.0%)となることから前走比2kg増は微妙。小回りも向いているとは言い難い。それでも先行集団が粘りが無い馬ばかりの今回は展開利を感じるため抑える。

 残り1頭は距離・コース共に相応の実績があるゼンノショウグン。近走で詰めの甘さが目立つのが気になるが、距離短縮は好材料。メジロマイヤーは直近2走で単騎で逃げながらそれぞれ0秒3差負けと0秒7差負けという内容が不満。アラタマインディは追い切りをみて状態が良くないことを確認した上で切る。

 ちなみに北九州記念においては2番枠に入った馬が5年連続連対&3連勝中という「2番枠マジック」が存在する。ただこのテのデータは予想根拠から逸脱しているのでアホらしい。実のところ、阪急杯でも昨年まで「3番枠マジック」(3番枠に入った馬が5年連続連対)が存在したが、今年は該当馬メジロマイヤーが5着に敗れ、あっさり崩壊した。

 「2番枠マジック」は予想構築後にアラタマインディが浮上した際には心強いデータとして活用していただきたいが、マジック(出目)を根拠に予想するのは避けた方が無難。データは帰納的に考えるとロクなことがない。私が毎週提供するデータは全てこの意味を含んでいる。ご斟酌いただきたい。

◎キタサンチャンネル
○ミレニアムバイオ
▲ダービーレグノ
△ゼンノショウグン


■馬券構築

 キタサンチャンネルから馬複流し。

[馬複] キタサンチャンネル−ミレニアムバイオ 60%
[馬複] キタサンチャンネル−ダービーレグノ 20%
[馬複] キタサンチャンネル−ゼンノショウグン 20%


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