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第38回サンケイスポーツ賞フローラS(GII) 2003年4月27日(Sun) 東京芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定) |
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枠 | 馬 | 馬名 | 脚質 | 補正 | 寸評 | 印 |
1 | 1 | マコトマンリョウ | 先 | 68 | 明らかに実績不足。連闘策も上積み乏しい。 | |
2 | アサギヌ | 差 | 63 | 前走大敗不満。小休止挟んだのもマイナス。 | ||
2 | 3 | ジョウノカトリーヌ | 差 | 64 | キャリア不足。条件一変でこの相手では苦しい。 | |
4 | ウインドヴェイン | 差 | 69 | 後方からそれなりに切れるが力不足は否めず。 | ||
3 | 5 | シロキタガデス | 追 | 75 | ミルフィオリに惜敗2回。そこそこ走るが善戦まで。 | |
6 | レイナワルツ | 先 | 78 | 桜花賞は惨敗。距離延長に実績なく狙えない。 | ||
4 | 7 | ローレルアイ | 差 | 71 | 勝ち味に遅い。ブリンカー装着後も変化無く。 | |
8 | ユキノスイトピー | 差 | 78 | 桜花賞2着シーイズトウショウ同様相手なりに走る。 | △ | |
5 | 9 | ベルモントパティ | 差 | 63 | 一気の距離延長&初芝がどうか。様子見妥当。 | |
10 | トーセンリリー | 逃 | 78 | 前走逃げて寸前まで粘る。同型不在で展開有利。 | ▲ | |
6 | 11 | シンコールビー | 追 | 72 | 休み明け後物足りない。実績からして距離長いか。 | |
12 | バトルエンプレス | 先 | 72 | 前走捲って0秒5差まで詰め寄る。馬場渋れば。 | ||
7 | 13 | センターアンジェロ | 差 | 82 | マイル特有のテン速い流れで好走。ここ半信半疑。 | |
14 | ツキノミコト | 先 | 63 | 上がりの掛かる馬場押し切り後の絶好馬場では。 | ||
15 | テイエムトキメキ | 追 | 71 | 普段から追走一杯で勝負にならず。ここも苦しい。 | ||
8 | 16 | セイレーンズソング | 先 | 78 | 緩い流れなら巻き返せるが位置取りは難しい。 | ○ |
17 | ミルフィオリ | 追 | 77 | 終い確実に伸びる。勝ち鞍ある距離で大威張り。 | ◎ | |
18 | タイムウィルテル | 先 | 76 | 距離延長は好材料。超スローなら末脚爆発も。 |
■レース展望 オークスに向け虎視眈々・フジキセキの全妹ミルフィオリ |
■予想構築 タニノギムレットがダービーを制してから11ヶ月。久しぶりに東京競馬場が帰ってきた。今回のリニューアルでゴール地点が1コーナー寄りに約37M移動、直線距離が526Mに延長。芝2,000Mやダート1,600Mの進入角度が直線に改められるなど以前から指摘されていたコースの不具合にも手が加えられている。 またコース改革に伴っていくつかのコースが消滅し、芝1,300Mと芝3,400Mという聞きなれないコースが新設。さらにこれまでのレコードが全て参考記録となり、今開催の勝ち時計は全て基準タイム扱いとなる。開幕初日の26日は10R高尾特別(芝1,600M、4歳上1000万下)で1分32秒9、11R東京競馬場リニューアル記念(芝2,400M、4歳上オープン)で2分23秒7とやはり高速決着。フローラSも例年より速い時計での決着になりそうだが、伸長激しい3歳牝馬の時計実績を比較してもあまり意味が無いため割愛する。 このレースは比較的人気サイドで収まっており、大荒れは望みにくい状況にある。過去10年で1番人気馬は【3・3・2・2】(60.0%)、そのうち関西馬【3・2・1・0】(85.7%)、関東馬【0・1・1・2】(25.0%)。ここは素直に前売り1番人気の関西馬ミルフィオリが軸で正解。 次にローテーションを鑑みると、前走は重賞か2,000Mの特別戦であることが望ましく、過去10年において前者で9連対(7勝)、後者で8連対(1勝)を占める。残りの3連対(2勝)はいずれもダート1,800M勝ち直後だった。また連対馬20頭中18頭に芝ダート問わず1,800M以上に出走経験があり、うち17頭に連対実績があったことからローテーションに加えてある程度の距離実績も問われている。 ミルフィオリはアザレア賞勝ちで上記の要件を楽々クリア。相手はフラワーCで若干速い流れを先行して残ったトーセンリリーとセイレーンズソング。過去10年で逃げて連対した馬が'93年1着ヤマヒサローレルしかいないことから対抗セイレーンズソング、単穴トーセンリリーとする。 連下にユキノスイトピー。2,000Mの特別戦忘れな草賞経由は理想的。1,800M以上に勝ち鞍があることから距離実績もクリア。阪神ジュベナイルフィリーズで勝ち馬に0秒5差、桜花賞2着馬シーイズトウショウに0秒1差ということから実績面も充足。詰め甘いため勝ち切るまでは疑問だが、先行して大崩れが無いことから連絡みは十分可能。 桜花賞経由馬は【6・1・0・26】(21.2%)と狙いの対象に入るが、連対した7頭のうち6頭に重賞勝ち、残る1頭に牡馬混合オープン勝ちがあったことから今回の対象馬レイナワルツとセンターアンジェロはパンチ不足。オープン勝ちのあるセンターアンジェロが辛うじて狙えそうだが、1,800M以上の距離実績が無いことからもお勧めできない。 また桜花賞を除く400M以上の距離延長馬は【0・0・1・27】(0.0%)となることから人気の一角タイムウィルテルを見送る。先行すると末を無くすところがあるため今回も後ろからということになりそうだが、開幕週ということで決め打ちにかかるようだと危ない。 ◎ミルフィオリ ○セイレーンズソング ▲トーセンリリー △ユキノスイトピー ■馬券構築 ミルフィオリから馬複流し。 [馬複] ミルフィオリ−セイレーンズソング 40% [馬複] ミルフィオリ−トーセンリリー 30% [馬複] ミルフィオリ−ユキノスイトピー 30% |