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第21回ニュージーランドトロフィー(GII)
2003年4月12日(Sat) 中山芝1,600M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 マイネラベンダー 77 近走不振に加えて距離延長では厳しい。  
2 トーセンオリオン 81 短距離向き。重賞級と相対すると物足りない。  
2 3 ゴールデンキャスト 79 前走は骨折明け&前残りの展開で度外視可。
4 エイシンツルギザン 80 先行すれば見せ場ありそうだが距離長いか。  
3 5 ギャラントアロー 83 ハイペースでもしぶとく残る。引き続き注意。  
6 トラストセレビー 81 追い込んで届かず多し。久々もあり見送り。  
4 7 アルタネート 78 同コース2戦2勝も上がり掛からないと苦しい。  
8 ホウライウォニング 77 前走は流れに乗れず大敗。一変まではどうか。  
5 9 ワンダフルデイズ 84 距離延長は確実にマイナス。ここは敬遠。  
10 セイウントライ 74 全6戦オール連対も芝マイルの適性は疑問。  
6 11 ナリタマローラ 77 短距離ダートで押し切り専門。ここは不向き。  
12 カフェベネチアン 84 同コース善戦多い。速い流れなら差脚冴える。
7 13 サクラタイリン 78 同コース2戦2勝で上がりの競馬にも滅法強い。
14 フジサイレンス 75 距離短縮勝利後の距離延長で上積み期待薄。  
8 15 ニシノシタン 82 テンのダッシュ力ある。行き脚つけば巻き返す。
16 シェイクマイハート 75 オープンクラスでは力負け目立つ。ここも辛い。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 中山コース自由自在・サクラタイリンが重賞突破
■予想構築

 クリスタルC上位馬が多数出走。流れを作ったギャラントアローが今回も行くか。ギャラントアローは一度前に行くと抑えが効かない馬なのでハイペースを想定。先行馬の数もそこそこ揃っており、流れは後方待機馬に向く。

 軸馬はサクラタイリン。デビュー戦が主導権を握ったまま上がり最速の脚を繰り出して後続馬に影をも踏ませぬ楽勝。続く若竹賞(500万・中山芝1,600M、1着)では好位からのレースから先行馬を楽々交わして2連勝。デビュー戦48秒4−47秒1、若竹賞47秒4−47秒8と前後半でラップが殆ど落ちない(デビュー戦は寧ろ上がっている)流れを快勝しており、バテずに追える点を評価。ちなみに同じ中山芝で2勝を挙げているアルタネートはデビュー戦48秒1−49秒2、500万下46秒5−49秒3。2戦目は前半が速かったとはいえ、後半は競ってハナ差勝ちでは物足りない。

 相手筆頭は同距離重賞で3着があるニシノシタン。前走・クリスタルC(GIII・中山芝1,200M、4着)は後方に置かれながらも直線で盛り返して勝ち馬から0秒3差。ジュニアC(OP・中山芝1,600M、1着)で勝ちがある距離への延長でテンのダッシュ力が生かせそう。

 単穴はゴールデンキャスト。アーリントンC(GIII・阪神芝1,600M、7着)は骨折明けという事実よりも逃げ馬を含む前3頭の「行った行った」の展開が全て。末脚のキレはレースの上がり35秒8に対して34秒4をマークしたききょうS(OP・阪神芝1,400M、1着)で実証済み。

 連下はカフェベネチアン。着外に敗れた3戦のうち2戦は1,000M通過が63秒台のスロー、残る1戦は休み明け直後のスプリングS(GII・中山芝1,800M、8着)と敗因がはっきりしている。ひいらぎ賞(500万・中山芝1,600M、1着)では1,000M通過58秒3の流れで勝っている。

 Boston Harbor産駒2世代13頭の戦歴(該当期間:01/08/04〜03/04/06)は平均連対距離は1,269M、1,400M以下【18・13・6・40】(40.3%)、1,600M以上【0・1・2・29】(3.1%)。1,600M以上の唯一の連対が牝馬限定のダート未勝利戦。ワンダフルデイズの再度の距離延長は明らかにマイナス。

◎サクラタイリン
○ニシノシタン
▲ゴールデンキャスト
△カフェベネチアン


■馬券構築

 サクラタイリンから馬複流し。ニシノシタンの重賞3着以内実績を尊重してタテ目のワイドを抑える。

[馬複] サクラタイリン−ニシノシタン 30%
[馬複] サクラタイリン−ゴールデンキャスト 30%
[馬複] サクラタイリン−カフェベネチアン 20%
[ワイド] ニシノシタン−ゴールデンキャスト 20%


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