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第10回チューリップ賞(GIII)
2003年3月8日(Sat) 阪神芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牝)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 チアズメッセージ 93 実績豊富なマイル戦なら騎手折込で好勝負。
2 ウインドヴェイン 83 距離延長後の2戦は詰め寄って届かず。  
2 3 エクススピーディ 81 マイルで完勝あるが全体的には物足りない。  
4 タイカサブランカ 84 キャリア1戦。急坂&芝マイルをこなせるか。  
3 5 ナムラキャサリン 87 単騎可能だが芝では行きっぷり変わりそう。  
6 スティルインラブ 96 好位押し切り、中団差し切り共に対応。
4 7 メモリアルオペラ 地元で大敗あり。中央では完全に力不足か。  
8 スターリーヘヴン 84 前走控える競馬も効果なし。前でも厳しい。  
5 9 シーイズトウショウ 94 好位差し定評。阪神マイル連対は魅力。
10 オースミハルカ 92 前走はスムーズさを欠く。好位付けで見直し。
6 11 アドマイヤテレサ 87 良い脚使うが前を脅かすまでには至らない。  
12 ピサノメビウス 77 ダートで未勝利脱出も芝では振るわない。  
7 13 イクエイター 80 オープンクラスで関西馬とやり合うには不安。  
14 シェリール 87 前走は超スローの前残り。距離短縮は疑問。  
8 15 ダイコーマリナ 対戦のある相手が中央で惨敗。レベル疑問。  
16 サクセスウイッチ 86 年明け後の2戦は振るわず。ここも相手強く。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 マイル2勝は伊達じゃないチアズメッセージ
■予想構築

 確固たる逃げ馬不在。先行馬がそこそこいるがハナには拘らない。各馬離れず淡々とした流れを想定。阪神コースで施行された過去7年で逃げ切り勝ちが4回、4角3番手以内で全14連対中12連対を占めていることからしてもトライアルのここで激しいペースは考えにくく、先行有利とみておくのが無難。

 過去9年のチューリップ賞の傾向を紐解くと以下のようになる。
  • マイル戦経験はほぼ必須。
    ―→連対馬18頭のうち'00年2着レディミューズを除く17頭に芝1,600Mへの出走経験があり、うち11頭に連対実績があった。タイカサブランカ、ナムラキャサリン、スティルインラブ、メモリアルオペラ、イクエイター、シェリール、ダイコーマリナは軸に不向きと言える。
  • オープンクラスのマイル戦経由馬が必ず連に絡んでいる。
    ―→連対馬18頭のうち16頭がマイル戦を経由しており、オープンクラスのマイル戦経由馬が必ず連対している。具体的にはエルフィンS(7連対)、阪神ジュベナイルフィリーズ(4連対)などが挙げられる。チアズメッセージ、スターリーヘヴン、オースミハルカ、サクセスウイッチのいずれかが連対する確率が高い。
 軸はチアズメッセージ。オープンクラスのマイル戦経由&先行有利で負ける要素が見当たらないというのが本音。前々走・紅梅S(OP・京都芝1,400M、5着)でスティルインラヴ、シーイズトウショウに差し切られているが、今回はその時よりもペースが緩くなることはほぼ確実で、前々につけることで瞬発力の不足分をカバーできそう。

 相手筆頭はオースミハルカ。前走・阪神フィリーズレビュー(GI・阪神芝1,600M、7着)は通過順6−10−13が示す通り道中のスムーズさを欠いており、成績を額面通り受け入れるのは早計かもしれない。むしろその状況で直線押し上げて0秒5差まで詰め寄っている点を評価しておきたい。元々好位付けで結果を残してきた馬だけに巻き返しに注意。

 単穴にスティルインラブ。前走・紅梅S(OP・京都芝1,400M、1着)のように今回も後ろから行くとするならば黄信号。マイル経験が無い割に人気しそうなだけに消してしまいたいところだが、阪神芝で押し切り勝ちがあるだけに無視するのも忍びない。結果として勝ちもありえるこの評価が妥当か。連下にシーイズトウショウ。勝ちきれないものの、常に勝ち馬から3馬身圏内に入っているだけにこの評価が最適。好位付けから差せる脚はここでは不気味。

◎チアズメッセージ
○オースミハルカ
▲スティルインラブ
△シーイズトウショウ


■馬券構築

 チアズメッセージから馬複流し。

[馬複] チアズメッセージ−オースミハルカ 50%
[馬複] チアズメッセージ−スティルインラブ 30%
[馬複] チアズメッセージ−シーイズトウショウ 20%


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