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第37回小倉大賞典(GIII)
2003年2月9日(Sun) 小倉芝1,800M 4歳以上オープン ハンデ
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 グランドシンザン 95 直線のみで差を詰める競馬多く狙い辛い。  
2 ローズバド 100 復調気配も小回りでどうか。外差し専念なら。  
2 3 マイネルブラウ 84 一昨年2着。ローカル重賞に適性見せる。  
4 カネトシディザイア 94 同斤量の京阪杯で0秒5負け。力不足の感あり。  
3 5 ゼンノショウグン 96 前走ハイペース。流れ落ち着けば巻き返しも。
6 ミヤギロドリゴ 96 得意の捲り不調。現状では展開の助け必須。  
4 7 ワンモアマイライン 105 ダート実績と軽量生かした食い込みに注意。  
8 アグネスストーム 95 この距離合う。単騎逃げに持ち込めば勝機。  
5 9 アンクルスーパー 96 昨年4着。平坦コース合うだけに外差し注意。
10 ユウワンプラテクト 94 前走で自在性披露。差し生かせる展開で一考。  
6 11 バンブーマリアッチ 98 昨年5着。折り合いついた時の粘り込み警戒。
12 ブリリアントロード 96 ハイペースでもバテないのが強み。ハンデ妙味。  
7 13 グランパドドゥ 94 控える競馬身に付くも詰める脚無いだけに。  
14 チアズシュタルク 98 前走早仕掛け順応評価も直線の動きは今一つ。  
8 15 メイショウキオウ 98 マイル以上で完敗多い。前走惨敗で妙味無く。  
16 イエローボイス 93 冬の上がり馬。上がりが掛かるコース得意。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 外を回ってぐんぐん伸びるイエローボイス
■予想構築

 まずは以下の小倉大賞典の枠番別成績(過去10年、小倉施行時に限る)を参照されたい。
  • 1枠【0・0・1・14】(0.0%)
  • 2枠【0・0・1・14】(0.0%)
  • 3枠【1・1・0・13】(13.3%)
  • 4枠【0・1・1・13】(6.7%)
  • 5枠【1・0・1・14】(6.3%)
  • 6枠【0・2・2・12】(12.5%)
  • 7枠【2・2・2・10】(25.0%)
  • 8枠【4・2・0・10】(37.5%)
 現在の小倉の芝状態を暗示しているかのように、明らかに内枠不利・外枠有利の傾向が出ている。過去10年、小倉で施行された小倉大賞典における内枠(1・2枠)馬は30頭が出走して連対が無い。この中には1番人気馬2頭を含む5番人気以内馬が10頭も含まれている。内枠に入った馬の中で人気を集めそうなローズバドは嫌いたいところ。牡馬換算で57kg相当となり、実質トップハンデとなるのも懸念材料。

 展開のほうはというと、グランパドドゥが好位付けにシフトしつつあるためアグネスストームの単騎逃げが成立。当該距離【5・0・1・1】(71.4%)と得意にしており、軽快な逃げが予想される。前崩れは起こり辛く、ある程度前につけていないと差して届かずの憂き目に遭いそう。

 軸は大外枠に入ったイエローボイス。格下ながらかなりのキレ馬で、前々走・初夢賞(1000万・京都芝2,200M、1着)は3コーナー捲り、前走・関門橋S(1600万・小倉芝2,000M、1着)は外差し一気でそれぞれ快勝。直前追い切りでは併走馬を5馬身千切る絶好の動きを披露しており、勢いに任せた重賞制覇を期待したい。

 相手はテンの速いマイルで揉まれた後の適鞍変更となる先行馬ゼンノショウグン、外差しに専念すれば飛んできそうな昨年の4着馬アンクルスーパー、好位で折り合いさえすれば上位進出が可能な昨年の5着馬バンブーマリアッチをチョイス。

 アグネスストームは人気を集めていることからも分かるように「ミエミエの単騎」であり、かつ外が伸びる馬場で後続馬を抑えきれないとみて見送り。チアズシュタルクは前走・アメリカジョッキークラブC(GII・中山芝2,200M、5着)で早め仕掛けに順応していた点こそ評価できるが、その後直線で数頭に交わされているのが不満。ゴール前でビュンと伸びた昨年のデキには至らない。今回は人気しているだけに切り捨てが妥当か。

◎イエローボイス
○ゼンノショウグン
▲アンクルスーパー
△バンブーマリアッチ


■馬券構築

 イエローボイス信頼も展開面から差して届かずの可能性もあるため馬複流し。

[馬複] イエローボイス−ゼンノショウグン 40%
[馬複] イエローボイス−アンクルスーパー 30%
[馬複] イエローボイス−バンブーマリアッチ 30%


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