HOME > 重賞展望 > 第38回京都牝馬S

第38回京都牝馬S(GIII)
2003年2月2日(Sun) 京都芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (牝)(混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 トーワトレジャー 102 マイルは短い印象あるがこなせなくはない。
2 ショコット 94 決め手あるが前々走OP勝利は軽ハンデ&スロー。  
2 3 ミツワトップレディ 99 前傾ラップに強く、流れ向かないがマイペースなら。
4 バイラリーナ 97 ムラ駆け傾向。後方一気で活路開けるか。  
3 5 オースミコスモ 101 前走好走も別定56kgでこの相手では辛いか。  
6 マルカサワヤカ 89 追い込み型スプリンター。マイル戦は2戦して惨敗。  
4 7 マイネアイル 90 先行型スプリンター。距離延長で粘り込み期待薄。  
8 チャペルコンサート 96 コース替わりは歓迎も目立った差脚無く平行線。  
5 9 フューチャサンデー 94 一発屋。他馬の破綻待ちによるところが大きい。  
10 サクラヴィクトリア 96 馬群の捌きが上手く後方から確実に追い込める。
6 11 ギャンブルローズ 96 前走まずまずも同コースを逃げ切るには実績不足。  
12 ハッピーパス 99 前走で自己条件を卒業、今回2kg減。勢いある。  
7 13 ジェミードレス 99 一貫した流れに強いが溜めが入ると詰めが甘くなる。  
14 シアリアスバイオ 96 サクラVとは斤量面で4kgのアドバンテージで互角。
8 15 リビングデイライツ 86 2段階の格上挑戦も強調材料無く、単純に厳しい。  
16 ブルーリッジリバー 93 決め打ち的な追い込み身上も近走は振るわず。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 主役がいなければ勝ちに行く・サクラヴィクトリア重賞V機
■予想構築

 ミツワトップレディ、ギャンブルローズ、リビングデイライツの先行争い。何がハナに立つかは流動的で、流れもそれほど速くなりそうにない。先行馬による押し切りに向く流れ。ただ直近2年は追い込み馬−先行馬の組み合わせで決着しており、後方待機馬の台頭にも注意しておきたい。

 過去10年の京都牝馬Sの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 阪神牝馬S経由馬が過去10年中8年で連対。
    ―→全連対馬20頭のうち半数の10連対(4勝)を占める。阪神牝馬Sで凡走した馬が京都コースに替わって巻き返すという事例が散見される。該当馬はオースミコスモ、ミツワトップレディ、トーワトレジャー、ジェミードレス、チャペルコンサート、フューチャサンデー。
  • 大型馬が活躍する傾向がある。
    ―→過去10年における平均馬体重は勝ち馬469.6kg、連対馬470.4kg。馬体重459kg以下馬同士で決着した年は無く、馬体重439kg以下馬の連対は2例に留まる。最軽量での連対は'95年2着サマニベッピンの424kg。厳寒期の牝馬限定重賞として馬格に優れた馬が連に絡みやすいという傾向が出ている。今回も馬体重が460kg以上ありそうなトーワトレジャー、サクラヴィクトリア、ギャンブルローズ、リビングデイライツはチェック。逆に馬体重が439kg以下になりそうなオースミコスモ、チャペルコンサート、ジェミードレスは割引必要。
 馬格優先理論もさることながら、重賞格よりサクラヴィクトリア、トーワトレジャーをプッシュ。確実に追い込めるサクラヴィクトリアを軸として、阪神牝馬Sで先行してそこそこ残ったトーワトレジャー、ミツワトップレディをそのまま抑える。オースミコスモは小柄な馬体に別定56kgはいかにも重い印象があるため切り捨てる。あと1頭抑えるとすればシアリアスバイオか。定量55kgでサクラヴィクトリアとタイム差無しのクビ差。今回は4kgの開きがあり、格下と言えど力量関係はほぼ互角とみて逆転候補に挙げておく。

◎サクラヴィクトリア
○ミツワトップレディ
▲シアリアスバイオ
△トーワトレジャー


■馬券構築

 ミツワトップレディはクイーンSでサクラヴィクトリアに先着実績があり、シアリアスバイオは斤量面からのアドバンテージで互角。またトーワトレジャーとは未対戦ということでサクラヴィクトリアから馬複流し。

[馬複] サクラヴィクトリア−ミツワトップレディ 40%
[馬複] サクラヴィクトリア−シアリアスバイオ 30%
[馬複] サクラヴィクトリア−トーワトレジャー 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.