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第44回アメリカジョッキークラブC(GII)
2003年1月26日(Sun) 中山芝2,200M 4歳以上オープン 別定 (混)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 サイレントセイバー 92 直近2走は勝負どころで置かれている。衰えありそう。  
2 2 アグネススペシャル 95 前走を叩き台とみれば悪くない。変わり身見込む。
3 3 リベレーション 85 追い込み不発続く上に自己条件勝てずでは辛い。  
4 4 コスモレジスタ 87 前走内容不満。別定戦替わりでさらに厳しい。  
5 ジーティーボス 80 展開妙味も無く、変わり身も無さそうで普通に見送り。  
5 6 マグナーテン 99 楽逃げ可能だがマークされる立場。楽観視は禁物。  
7 ケイエムチェーサー 84 自己条件で軽ハンデを貰って勝てないようでは。  
6 8 チアズシュタルク 83 意欲の東上も骨折療養明けで割り引き必要。  
9 ホットシークレット 94 なだれ込みが身上。目標置いた追い比べはどうか。  
7 10 フサイチランハート 92 展開不問で差せる脚あり。叩き3戦目でそろそろか。
11 グラスエイコウオー 91 豪快な追い込み魅力。仕掛け早めて先行勢脅かす。
8 12 ジョウノブラボー 92 芝は5戦全て1秒以上負け。これでは狙えない。  
13 タイガーカフェ 93 前走惨敗は度外視。中山専用馬の可能性あるだけに。
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 マグナーテン単騎逃げ阻止へ・フサイチランハート
■予想構築

 ホットシークレットは番手に控えそうで、ジーティーボスやケイエムチェーサーに競りかけるだけの力が見受けられないことからしてもマグナーテンの単騎逃げが濃厚。掛かり癖があることもあり、連対実績が無い同距離でもスローに落とさず逃げる。そのままアッサリ押し切ることも考えられるが、後続馬からのマークは前走と比べ物にならないほど厳しくなるのは確実。

 過去10年のアメリカジョッキークラブCの傾向を紐解くと以下のようになる。
  • 高齢馬が不振。
    ―→7歳以上馬は【0・0・1・24】(13.0%) 。ここ2年で'02年9着エアスマップ(牡7・57kg、1番人気)、'01年8着ダイワテキサス(牡8・59kg、1番人気)と人気の高齢馬が相次いで敗退。サイレントセイバー、ケイエムチェーサー、ジョウノブラボーはともかくとして、マグナーテン、ホットシークレットへの過信は避けたい。
  • サンデーサイレンス産駒が絡みやすい。
    ―→サンデーサイレンス産駒は【3・3・3・4】(46.2%)となり、出走のあった6年全てで3着以内馬、5年で連対馬を出している。複勝率は69.2%と異様に高い。サイレントセイバー、アグネススペシャル、リベレーション、チアズシュタルク、フサイチランハート、タイガーカフェのいずれかが連対する確率は相当高い。
 バランスオブゲームの回避で断然の1番人気が予想されるマグナーテンだが、前走のジャパンCは8番人気と低評価だった。これは毎日王冠から2ハロンの距離延長でノーマークだったからに他ならない。今回はメンバー弱化だとしても徹底マークは確実。それでも逃げ切ってしまうというのが競馬かもしれないが、マークされると分かっている逃げ馬を軸にするのも考え物。高齢馬不振データからも見送りが妥当か。

 軸は前年の覇者フサイチランハート。今回出走してくるサンデーサイレンス産駒6頭の中では格上的存在。前年は東京開催だったが、その前走で中山コースを使って鮮やかな捲り勝ちを収めており、早め進出にバッチリ対応できそう。相手はオールカマー2着の内容からして好位差しに徹すれば見せ場が作れそうなアグネススペシャル、仕掛けどころを早めれば届きそうなグラスエイコウオー、前走惨敗でも距離・展開からして度外視できる中山巧者タイガーカフェ。

◎フサイチランハート
○アグネススペシャル
▲グラスエイコウオー
△タイガーカフェ


■馬券構築

 サンデーサイレンス産駒の複勝率が高いことからフサイチランハートからワイド流し。マグナーテンを一切抑えない代わりにその逃げ切りリスクをワイド(2着−3着狙い)で回避したい。

[ワイド] フサイチランハート−タイガーカフェ 40%
[ワイド] フサイチランハート−グラスエイコウオー 30%
[ワイド] フサイチランハート−アグネススペシャル 30%


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