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第26回ラジオNIKKEI杯2歳S(JpnIII)
2009年12月26日(Sat) 阪神芝2,000M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 3 ヴィクトワールピサ 牡2 55.0kg 武豊 2.01.3 518kg(+8) 1
2 7 13 コスモファントム 牡2 55.0kg 和田竜二 2.01.3 クビ 484kg(0) 2
3   3 4 ダノンシャンティ 牡2 55.0kg 内田博幸 2.01.5 1 468kg(-2) 7
4 1 1 ヒルノダムール 牡2 55.0kg 藤田伸二 2.01.5 ハナ 462kg(-2) 3
5 4 7 アドマイヤテンクウ 牡2 55.0kg 岩田康誠 2.01.5 クビ 524kg(-6) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.0 - 12.7 - 12.9 - 12.5 - 12.6 - 12.2 - 11.6 - 11.4 - 11.8
上がり 4F 47.0 - 3F 34.8
1コーナー 14(8,13)-15(4,6)(5,11)1-3,7-10(2,9)12
2コーナー 14,13,8(6,15)(4,5,11)1(7,3)-10(2,9)12
3コーナー 14,13,15(8,11)(6,5)(4,1,3)(7,10,9)(2,12)
4コーナー (*14,13)15(8,6)(5,11)(4,3)1,9(7,12)10,2

■レース回顧 控える競馬も自由自在・3連勝で王者追うヴィクトワールピサ!
■レース解説

 コスモファントム、エーシンウェズン、ヘイダーリンが前に出る。最初のコーナーでエーシンウェズンがハナを奪う。コスモファントムが2番手、ヘイダーリンが3番手でこれに続く。サクラエルドールは4番手の外、ダノンシャンティとメイショウホンマルが並んで6〜7番手を進む。そこから1馬身置いてヒルノダムール、更に1馬身後ろにヴィクトワールピサが追走。エーシンウェズンが先頭、コスモファントムとサクラエルドールが前との差を若干詰める。メイショウホンマルは鞭が入りながらも後退、ヴィクトワールピサがその外を楽な手応えで上がっていく。エーシンウェズンとコスモファントムが並んで直線に向く。この2頭の争いにエクセルサス、ヴィクトワールピサが追っていく。コスモファントムがエーシンウェズンを交わして先頭に立つも、外からヴィクトワールピサが追い付き、余裕を持ってこれを交わす。


■レース回顧

 3連複3着抜けハズレ。はいはい、3着抜けましたよーっと。最後ぐらい当てさせてよ。(-_-)

 若干バラバラとしたスタート。今年は先行争いが明確で、エーシンウェズンやコスモファントムらが早速前に出てきた。エクセルサスやサクラエルドールもこの集団の直後に入っていった。ヴィクトワールピサは馬なりに徹して中団後方。ちょっと消極的じゃないか?前の集団は互いに干渉せず、各自のポジションについてからは淡々と走っていた。

 エーシンウェズンの逃げは終始緩く、3コーナーで馬群が凝縮。コスモファントムは今にも先頭を奪いかねない手応え。サクラエルドールはこの外で持って行かれ気味。メイショウホンマルはこの時点で既に押し通し、遂には鞭まで入っていた。ズブいのは織り込み済みでも、これは酷い。そしてヴィクトワールピサがこの外を通って上がっていった。距離ロスが大きそうだが、大丈夫かな?

 直線に向いて、エーシンウェズンとコスモファントムが2馬身のリード。コスモファントムが先頭に立ったのも束の間、そのすぐ外までヴィクトワールピサが来ていた。詰めてくるの早っ。並んでからが勝負…もさせて貰えない。ヴィクトワールピサはコスモファントムを並ぶ間もなく交わして、そのまま馬なりで駆け抜けていった(朝日杯フューチュリティSの回顧で書いた文章の一部を敢えて転用してみた)。

 ヴィクトワールピサは1,000M通過61秒7という緩い流れの中で中団より後ろにつけて、4コーナーで外を回したにも関わらず完勝。着差やパフォーマンスはローズキングダムよりも地味だが、2,000Mを3連勝したということで来年のクラシックで逆転する下地は出来た。コスモファントムは先に動いての負けで失望には値しない。ゴールまで残り100Mが長かった。

 問題は3着争い。ヒルノダムールは道中周りに包まれ、4コーナーで外に持ち出しての進出。ヴィクトワールピサの内を突きかけながらも十分な進路を確保出来ず、ヴィクトワールピサが抜けた後に外へ切り出してこれを追いかけていった。1着は無理。2着も届きそうにない。3着はイケそう。やれやれ…と思ったのが間違いだった。内からダノンシャンティ。はいはい。いいよハズレで。もう疲れた。

 ダノンシャンティは内で脚を溜めて程々に切れた。ヒルノダムールとのハナ差は内外の違い。アドマイヤテンクウは叩けば叩くほどに伸びてきた。今は野暮ったいが使い込んでくるうちにレースを覚えて強くなっていきそうな感じがした。メイショウホンマルは叩き2戦目で更に悪化。あれだけ手応えが悪いと競馬にならない。


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