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第4回阪神カップ(GII) 2009年12月20日(Sun) 阪神芝1,400M 3歳以上オープン 定量 (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 1 | 2 | キンシャサノキセキ | 牡6 | 57.0kg | M.デムーロ | 1.20.4 | − | 504kg(+8) | 1 | |
2 | ▲ | 7 | 13 | プレミアムボックス | 牡6 | 57.0kg | 幸英明 | 1.20.6 | 1 | 534kg(+2) | 7 |
☆ | 8 | 17 | サンカルロ | 牡3 | 56.0kg | 吉田豊 | 1.20.6 | (同着) | 490kg(-2) | 11 | |
4 | 6 | 12 | ドラゴンファング | 牡4 | 57.0kg | 岩田康誠 | 1.20.7 | 3/4 | 496kg(+6) | 5 | |
5 | 1 | 1 | ショウナンカザン | 牡4 | 57.0kg | 藤田伸二 | 1.20.7 | クビ | 484kg(+2) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.1 - 10.6 - 11.0 - 11.4 - 11.2 - 12.0 - 12.1 上がり 4F 46.7 - 3F 35.3 3コーナー (*12,18)(4,15)(1,3,6)(5,7,8,11)16(9,14)17(13,2)10 4コーナー (*12,18)(4,6,15)(1,7)(3,8,16)2(5,14)11(9,17,13)-10 |
■レース回顧 これは奇跡か実力か・出遅れても大外捲って突き抜けたキンシャサノキセキ! |
■レース解説 キンシャサノキセキが大きく出遅れて最後方からの競馬。ドラゴンファングがハナを奪い、エイシンタイガーが2番手に入る。ショウナンカザン、アーリーロブスト、マルカフェニックス、ストロングガルーダが固まって3番手集団を形成。アーバニティ、ザレマ、スズカコーズウェイ、ワンカラット、マイネルレーニアらも固まって追走。サンカルロ、プレミアムボックスは後方を進む。キンシャサノキセキは後方外から捲り気味に進出。ドラゴンウェルズが最内を通って先頭をキープ、直後は団子状態で直線に向く。ドラゴンウェルズとエイシンタイガーの追い比べの外からキンシャサノキセキが接近、坂上でドラゴンウェルズを捉えて先頭に替わる。大外からサンカルロとプレミアムボックスが突っ込んでくるも、キンシャサノキセキがこれらを余裕を持って退ける。 ■レース回顧 ハズレ。キンシャサノキセキ出遅れ。ヨッシャー!…って、自作自演かよ。(´A`) 「スタートしました。…おおーっとキンシャサノキセキ出遅れました、最後方です」。この日の阪神は殺気立ったお客さんが多かったらしく、テレビ音声を通して怒号が聞こえてきた。そりゃあそうだよね。1番人気のお馬さんがこんなことになったら怒るよね。キンシャサノキセキを馬券から外していた私はニヤニヤしながら静かに拳を握り締めてガッツポーズをした。 マルカフェニックスはスタートを決めて先頭集団に加わっていた。ちょっと想定と違うけど、まあいいか。アーバニティは中団の外。この位置は理想的。ワンカラットはここでもまだ少し掛かっていた。馬群に揉まれてやる気を無くさなければいいが。プレミアムボックスとサンカルロは後ろで流れに乗れていた。馬群は固まっていて、前からは10馬身位。これなら十分届く。 と、ここで不意に白い帽子の馬が見えた。キンシャサノキセキ。出遅れた分を挽回すべく懸命の追い上げ。あらあら、こんなところで脚を使って大丈夫?しかし勢いがある。どうせ掛かってるんだろ。4コーナーの大写しでも外を豪快に捲っていく白い帽子が見えた。デムーロ騎手は進出を促しているというより、馬にしがみついている感じ。持ったままでスーッと上がっていく。あれ? キンシャサノキセキなんてどうでもいい。マルカフェニックスこそが俺の全て。よし、そこからGOだマルカフェニックス!………。あれ?ちょっとちょっと、何で逆噴射してるの?角田騎手は観念したのか全く追っていない。終わった。馬群の中に消え行くマルカフェニックスを尻目にキンシャサノキセキが勢いを増していく。………。 キンシャサノキセキが抜け出した後、前がモタついたところを外からサンカルロとプレミアムボックスが強襲。はいはい、アンタらが突っ込んでくるのは読めてたよ。折角コイツらの台頭が読めたのに、軸の選定をミスってハズレ。1番人気軸で3連複54,400円?つい1分前までニヤニヤしていたのに、ゴールの瞬間は氏にたくなった。それにしてもサンカルロの単複に大金を突っ込んだ人は凄い。 テン3ハロン33秒7は昨年より少し速い程度だが、全体的に固まって推移したこともあり前は早い段階で失速。逃げ一本のグッドキララが最後方から上がり最速の脚を使って6着に来ていたことからしても、マルカフェニックスの先行策は結果として裏目に出た。勝ったキンシャサノキセキは文句無しだが、2着同着サンカルロとプレミアムボックスは差し優勢の流れに乗れたのが大きい。前につけてコンマ3秒差4着ドラゴンファング、5着ショウナンカザンは評価していい。 |