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第54回京阪杯(GIII)
2009年11月28日(Sat) 京都芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 13 プレミアムボックス 牡6 57.0kg 幸英明 1.07.6 532kg(+2) 7
2 8 18 レディルージュ 牝3 53.0kg 鮫島良太 1.07.6 クビ 444kg(0) 3
3   5 9 ヘイローフジ 牝6 54.0kg 飯田祐史 1.07.7 3/4 492kg(0) 16
4   3 5 シンボリグラン 牡7 58.0kg A.スボリッチ 1.07.8 1/2 528kg(-4) 15
5   1 1 ラインブラッド 牡3 55.0kg 福永祐一 1.07.8 アタマ 498kg(+6) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.0 - 10.4 - 10.7 - 11.1 - 11.4 - 12.0
上がり 4F 45.2 - 3F 34.5
3コーナー (*4,3,11)-15(7,10)5,2,18(1,12)9(6,8)13,16,17,14
4コーナー 4(3,11)(7,5,15,10)(2,18)(1,12)6(9,13)8-(14,17,16)

■レース回顧 速い流れでこそ映える末脚・大外猛追プレミアムボックス!
■レース解説

 アルティマトゥーレ、ソルジャーズソング、アーバンストリートが出遅れ。グッドキララが押してハナを奪う。セブンシークィーンも押して前に迫っていく。アルティマトゥーレも押してこれらの間に入る。アーリーロブストは少し離れた4番手、エイシンタイガーは6番手の外を進む。レディルージュは中団、プレミアムボックスは後方から外を通って進出。グッドキララが僅かに先頭、アルティマトゥーレらがこれを追って直線に向く。アルティマトゥーレがグッドキララを捉えに行く間からマヤノツルギが抜け出す。アルティマトゥーレがこれを交わしに行くところ、外からレディルージュが一気に抜き去って先頭。更に大外からプレミアムボックスが猛追。プレミアムボックスがレディルージュに並びかけ、僅かに交わしてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。展開が読めても、結局人気通りに買ってるだけだもんな。…氏ぬわ。(´・ω・`)

 ソルジャーズソングがサクッと出遅れ。あーあ。…って、あの手前の黒い帽子、アルティマトゥーレ?おいおい、お前も出遅れかい。グッドキララがハナを奪って、セブンシークィーンが追いかけて、…って、あの手前の黒い帽子、アルティマトゥーレ?おいおい、何でお前がそんなに一生懸命なの?馬は俄然やる気になって、グッドキララに並びかけていった。

 前3頭は余程飛ばしているらしく、4番手追走のアーリーロブストとは2馬身位開いていた。エイシンタイガーですら前からは5馬身程離されていた。しかし3コーナーを過ぎた辺りから後続も徐々に前との距離を埋めていった。特にプレミアムボックスの進出が目を引いた。鞍上の指示というよりは、馬のほうから自然と前に上がっていく感じ。

 グッドキララが二の脚を使って抵抗するも、アルティマトゥーレがすぐそこまで迫っていた。と、不意にこの間からマヤノツルギが出てきた。あれ?アルティマトゥーレは鞭を入れて防戦一方。そんな状況を見越すまでもなく、レディルージュが外から一瞬で抜き去っていった。あーあ。更に外からプレミアムボックスが猛チャージ。小柄なレディルージュは大柄なプレミアムボックスに飲み込まれていった。

 ゲットフルマークスやアーリーロブストらは自重したものの、グッドキララやセブンシークィーンは抑えられずに快速逃げ。これにアルティマトゥーレが加わったことで前は俄然厳しくなった。それにしてもアルティマトゥーレが過剰に前に絡みに行ったのは意味不明。出遅れて焦ったのかもしれないが、それにしても押し過ぎ。松岡金返せと思った。

 プレミアムボックスはスワンSが前有利の展開・馬場に泣かされた感が強かっただけに、今回の展開なら突き抜けて当然。4戦連続上がり3ハロン最速、しかも33秒台。今回も同様の脚を繰り出していた。レディルージュはピッチ気味の軽いフットワークでアルティマトゥーレらを交わすところまでは完璧。4戦連続2着となったが、少なくともここ2戦は勝ちに等しい内容と言える。ヘイローフジは直線で外に持ち出して一気に弾けた。同馬もプレミアムボックスと同じスワンS組で、展開で一変したクチ。展開って怖い。


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