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第45回京王杯2歳S(JpnII)
2009年11月14日(Sat) 東京芝1,400M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 2 エイシンアポロン 牡2 55.0kg 池添謙一 1.22.0 492kg(-2) 3
2   2 3 アニメイトバイオ 牝2 54.0kg 丸田恭介 1.22.2 1 1/4 456kg(+2) 4
3 4 8 ツルマルジュピター 牡2 55.0kg 北村宏司 1.22.2 ハナ 484kg(-8) 8
4 3 6 ダッシャーゴーゴー 牡2 55.0kg 後藤浩輝 1.22.2 アタマ 506kg(+2) 1
5   3 5 コスモセンサー 牡2 55.0kg 松岡正海 1.22.3 1/2 482kg(0) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のもので確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.5 - 10.8 - 11.3 - 12.0 - 11.7 - 11.3 - 12.4
上がり 4F 47.4 - 3F 35.4
3コーナー 8(11,12,15)(5,9)6,2(1,13)(4,7,14)(10,16,17)-3
4コーナー 8(11,15)(5,12)(1,6,9)2,4(13,14)(10,7)(16,17)3

■レース回顧 粘りの次は華麗な差し切り・センス上々エイシンアポロン!
■レース解説

 エイシンアポロン、コスモセンサー、ツルマルジュピター、ドロらが固まっての先行争いからツルマルジュピターが前に出る。ドロ2番手、カホマックスが3番手につける。ダッシャーゴーゴーはこれらの直後5〜6番手。タイセイワイルドが外を捲るようにして上がっていく。エイシンアポロンは中団の内に控える。ノーワンエルスはこの直後を進む。アニメイトバイオは離れた最後方待機。ツルマルジュピター先頭、タイセイワイルドとドロが2番手で並んで直線に向く。ツルマルジュピターが最内を通って先頭をキープ。ドロ2番手、内からコスモセンサーが追い上げる。ダッシャーゴーゴーが外に持ち出して前に迫っていく。更に大外からエイシンアポロン、最内からアニメイトバイオが急追。ダッシャーゴーゴーが先頭集団を飲み込んだところへエイシンアポロンが外から交わして突き抜ける。


■レース回顧

 ハズレ。最後の最後に差された。丸田の度胸にやられた。(゜д゜)ポカーン

 前走惨敗で人気暴落の馬を買う。今回それが出来た。そのツルマルジュピターが粘って、ダッシャーゴーゴーがジリジリと詰め寄って、エイシンアポロンが大外から飛んできた。エイシンアポロンが差し込み?まあいいや。そのままそのままーって、内からスルスルとアニメイトバイオ。うっそーん。ゴール寸前で当たりがハズレに。しかし今回は不思議と誌にたくならなかった。何というか、狐に抓まれた感じ。

 ショウリノホホエミがゲート内で騎手を振り落とすハプニングがあったがすぐに態勢完了。とりあえずノーワンエルスを注視。…普通に出た。その横でエイシンアポロンが上々の飛び出し。よしよし。アニメイトバイオは最初の完歩で躓いて後方からの競馬。買ってないから良し。ツルマルジュピターが馬なりでハナ。よーしよし。ドロは直後で掛かっていた。よっしゃ。

 ダッシャーゴーゴーは先行争いを直後に見る位置。周りを包まれて走り辛そうにしていたがききょうSも同じような状況で勝ってるし心配には及ばない。ノーワンエルスはスタートを決めても結局後ろから。シーマークはちょっと後ろ過ぎ。外を回しているし、これじゃあ届かん。アニメイトバイオは結局最後方。これは厳しいね。これ買ってたら泣いてたところだった。と、この時は考えていた。

 ツルマルジュピターは折り合って走っていた。直後から突付かれることもなく、自分のペースで直線へ。2番手との差が少し拡大。よし、これは残りそうだ。ダッシャーゴーゴーは馬群を割らずに外へ振っての追い出し。進路を確保してからは速い。あっという間に2番手集団の一角。「一番外、外に持ち出してエイシンアポロン」。(以降、冒頭に戻る)

 エイシンアポロンは道中内にいたはずが、4コーナーでは外を走っていた。そのまま大外を通って直線一気。先に抜け出して粘った前走とは正反対の競馬。野路菊Sで控える競馬を試したことがあったとはいえ、余りにも鮮やかな差し切りだった。この時期から色んな競馬が出来て、結果が出せるというのはセンスのある証拠。

 アニメイトバイオは形式的には決め打ちだろうが、誰もいない内を突いて上がって来れたのが大きかった。このレースで3着以内に入った牝馬は後に大成する傾向があるだけに今後も要注目。ダッシャーゴーゴーは抜け出す時の脚は速いものの、持続力がイマイチ。アニメイトバイオに差されたのはともかく、ツルマルジュピターを捉え切れなかったのは不満。小回りコースのほうが良さそう。

 ツルマルジュピターは落ち着いて走っていたのが印象的だった。但しラストは脚が上がっていた。キョウエイアシュラは最後の最後に加速が付いて6着。急仕上げでここまで走れば上出来。ノーワンエルスは他に隠れて終始目立たず。スタートが決まってこれでは物足りない。ドロは途中まで持ったままながら、残り200Mを切ってからの追い比べであっさり遅れていた。今回ばかりは周りが強かった。


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