HOME > 重賞回顧 > 第55回産経賞オールカマー
第55回産経賞オールカマー(GII) 2009年9月27日(Sun) 中山芝2,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 8 | 15 | マツリダゴッホ | 牡6 | 58.0kg | 横山典弘 | 2.11.4 | − | 486kg(0) | 3 |
2 | ▲ | 5 | 9 | ドリームジャーニー | 牡5 | 59.0kg | 池添謙一 | 2.11.7 | 2 | 422kg(-2) | 1 |
3 | ◎ | 2 | 2 | シンゲン | 牡6 | 57.0kg | 藤田伸二 | 2.11.7 | アタマ | 496kg(+12) | 2 |
4 | 7 | 13 | トウショウシロッコ | 牡6 | 57.0kg | 吉田豊 | 2.12.0 | 1 3/4 | 474kg(-2) | 8 | |
5 | 4 | 6 | マンハッタンスカイ | 牡5 | 57.0kg | 柴田善臣 | 2.12.1 | 3/4 | 526kg(-6) | 7 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 11.5 - 12.4 - 12.3 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 11.6 上がり 4F 46.1 - 3F 34.1 1コーナー 15,7,14-6-5,8(2,9,10)(1,4,13)3-(12,11) 2コーナー 15-7,14-6,5(8,10)(2,9)(1,13)4,3(12,11) 3コーナー 15,7,14,6(5,10)(2,8,9)(3,1)-(12,13)4,11 4コーナー 15(14,7,6)10(2,5,9)(3,8,1)13(12,11)4 |
■レース回顧 行く馬いなけりゃ自ら先手・影をも踏ませぬ3連覇マツリダゴッホ! |
■レース解説 エイシンデピュティとマンハッタンスカイが出を窺う中、マツリダゴッホが外から交わしてハナに立つ。エイシンデピュティが2番手、トーセンキャプテンが差が無く3番手、マンハッタンスカイは若干控えて4番手につける。シンゲンは中団の内、ドリームジャーニーはこの外を進む。マイネルチャールズとトウショウシロッコはこれらの直後を追走。マツリダゴッホが単騎先頭のまま4コーナーを回って直線に向く。マツリダゴッホが先頭で独走。マンハッタンスカイが早めに動いて2番手から前を追うも差は開く一方。ドリームジャーニーとシンゲンが並んで追い上げるも前との差は歴然。マツリダゴッホが余裕を持ってゴール。 ■レース回顧 ○−▲−◎で3連複(10%)的中。ボックスで買ったら一番安い奴が来るのはお約束。(・_・) 「ハナを切るかどうかも含めて、いろいろ考えていましたが、ヒラメキましたね。馬が行きたそうでしたからね」(横山典弘騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)。昨年はキングストレイルで逃げの手に出てマツリダゴッホの2着。今年はマツリダゴッホで逃げの手に出て勝利。3コーナーから仕掛けてガス欠のレースが続いていただけあって、今回の逃げの手は馬にとってもリラックスして走る妙手になり得た。 マツリダゴッホのスタートは良いとは言えなかったが、内の先行争いが緩いとみるや否や、外から早々と仕掛けていった。行く時は行く、抑える時は抑える。私はヨコテンのそういった思い切りの良さが好きだ。"中山に棲む化け物"が強攻策に出たというのに、後続はただそれに付いていくのみ。ドリームジャーニーやシンゲンはマツリダゴッホの遥か後ろで自分の競馬に徹していた。 3コーナーを過ぎても縦長で、マツリダゴッホに鈴をかけに行く馬は無し。ドリームジャーニーやシンゲンは未だ動く気配を見せていなかった。つまらん。全く以ってつまらん。何やってんのコイツら?勝ちを捨てて安全策に走ってんじゃねーよボケが。結局、マツリダゴッホが独走のまま勝利。こういうレースは見ていて面白くない。真面目に検討したのがバカらしくなった。 ドリームジャーニーとシンゲンの差は首の上げ下げ。ドリームジャーニーのピッチ走法に一歩も引かず食い下がったシンゲンに成長の跡が見て取れた。ドリームジャーニーはコーナー2つのコースだとイマイチなだけに、天皇賞秋では例え同斤量になろうともシンゲンを上位に採りたい。トウショウシロッコは後ろから数えたほうが早い位置からの追い込み。しかし着拾いがやっとの消極騎乗では評価に値しない。 マンハッタンスカイの早め進出はここが平坦コースならと思わせる好騎乗だった。トーセンキャプテンはマツリダゴッホのハナ奪取に隠れて目立たなかったが、首尾よく前に出ることに成功。直線でも内を突いて見せ場を作りかけたが残り100Mで脱落。希望していた通りの競馬をしてくれたので良しとしておく。マイネルチャールズは出遅れで折角の内枠が台無し。 |