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第41回函館2歳S(JpnIII) 2009年8月9日(Sun) 札幌芝1,200M 2歳オープン 馬齢 (混)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 1 | 1 | ステラリード | 牝2 | 54.0kg | 岩田康誠 | 1.09.7 | − | 442kg(+6) | 1 |
2 | ◎ | 8 | 16 | キョウエイアシュラ | 牡2 | 54.0kg | 藤田伸二 | 1.09.7 | アタマ | 454kg(+2) | 2 |
3 | ☆ | 7 | 14 | ソムニア | 牝2 | 54.0kg | 安藤勝己 | 1.09.9 | 1 | 416kg(+4) | 6 |
4 | 4 | 8 | エステーラブ | 牝2 | 54.0kg | 武幸四郎 | 1.09.9 | クビ | 430kg(0) | 14 | |
5 | 6 | 11 | インテグラルヘッド | 牡2 | 54.0kg | 的場勇人 | 1.10.0 | 1/2 | 476kg(-2) | 10 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.2 - 10.6 - 11.5 - 11.8 - 11.9 - 11.7 上がり 4F 46.9 - 3F 35.4 3コーナー (*7,11)15(2,5)(12,13)(1,3,9,10)(4,16)(6,8,14) 4コーナー (*7,11)(2,15)13(1,5,12,16)9(3,10,14)(6,4,8) |
■レース回顧 幼いながらも伸びやかな末脚・内から抜けたステラリード! |
■レース解説 ノーワンエルスが伸び上がるようなスタートで後方に置かれる。ショウナンカガリビが前に出るも、チェリーソウマが押してハナに立つ。インテグラルヘッド、バトルレッドも前に行く。ステラリードは馬群の内を進む。ロジディオンが後方から外を通って上がっていく。キョウエイアシュラは3コーナー過ぎから外を通って進出開始。ソムニアも後方から捲り気味に上がっていく。チェリーソウマ先頭、インテグラルヘッドが直後に迫って直線に向く。インテグラルヘッドがチェリーソウマを交わして先頭に立つも、ステラリードが内から若干外に持ち出して急追。ステラリードがインテグラルヘッドを並ぶ間もなく交わし、大外から迫ったキョウエイアシュラを抑えてゴール。 ■レース回顧 △−◎−☆で3連複(10%)的中。この時期に差す競馬が出来たら、先々有望ジャマイカ?(・∀・) この時期の2歳馬はレース経験が1〜2戦程度で、まだレースが何たるかを理解していないところがある。パドックから返し馬、輪乗りを見ていてもテンションの高い馬が多く見られた。ノーワンエルスのスタートもテンションの高さが災いしたのだろう。スタートで狙いの馬が一頭消えてガッカリ(この後行われた関屋記念では軸が消えて泣いた)。 ショウナンカガリビがダッシュ良く前に出た一方で、チェリーソウマはスタートから押していた。結局チェリーソウマがハナを奪ったものの、序盤で無理をした感は否めなかった。しかも直後はインテグラルヘッドやバトルレッド、カネスフォルテらが固まって追走していて、いかにも差しが決まりそうな展開。チェリーソウマも消えたっぽい。 人気どころではステラリードが先行集団の後ろ、最内を追走。若干行きたがっていたもののまだ進路は無く、岩田騎手は自制を促していた。キョウエイアシュラは先に動いたロジディオンにつられそうになりながら我慢して中団待機。ソムニアは最後方からの競馬。前から後ろまではそれほど間隔はなく、16頭がほぼ一団で推移。キョウエイアシュラは4コーナー手前で仕掛けてきた。 直線入口で前が固まって、後方から追い上げた馬は大きく外を回らされる羽目に。キョウエイアシュラやロジディオン、ソムニアはきっちり外に振られた。しかし前からは5馬身程度。これなら何とかなる。最内をピッタリ回ったチェリーソウマとインテグラルヘッドが距離を稼いで先頭をキープしていたが、後続の脚色と見比べる限りではこのまま凌ぎ切るのは難しそうだった。 キョウエイアシュラが軽快な脚捌きで前に迫っていく。インテグラルヘッドとの差は2馬身、1馬身…。って、内から伸びてきたアレは何?ステラリード?どこから出てきたの?と言っている間にゴール。外から追い上げたキョウエイアシュラはアタマ差及ばず2着。同じく外を通ったソムニアが3着に飛び込んで3連複は獲れたが感覚的には外れた気分。 ステラリードは最内で揉まれて、残り200Mを切ってからインテグラルヘッドの外に持ち出しての一気差し。今回も追い出してから頭が高くなっていたがお構いなしに伸びた。スペシャルウィークの仔なら距離は延びていいはずだし、今後が楽しみな素材。キョウエイアシュラは3コーナー付近でクロガネに触れて若干後ろに下がった分を考慮すると勝ちに等しい内容。上がり3ハロン34秒7はメンバー最速だった。 ソムニアはキョウエイアシュラより後方からの追い上げで、物理的に届かなくて当然。同馬も勝ち馬と同じスペシャルウィークの仔で、先々に期待をかけたい。ロジディオンは早めに動いて失速。「まだ2戦目で初めての競馬場ですからね。前走他場組が苦戦しているというデータ通りですよ」(後藤騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)。こういうコメントが聞けるのはデータ党としては嬉しい。 |