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第45回七夕賞(GIII) 2009年7月12日(Sun) 福島芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 7 | 14 | ミヤビランベリ | 牡6 | 57.0kg | 北村友一 | 2.00.2 | − | 492kg(+4) | 1 |
2 | △ | 4 | 8 | アルコセニョーラ | 牝5 | 53.0kg | 武士沢友治 | 2.00.3 | 3/4 | 422kg(-6) | 4 |
3 | ▲ | 7 | 13 | ホッコーパドゥシャ | 牡7 | 56.0kg | 内田博幸 | 2.00.3 | ハナ | 482kg(+2) | 2 |
4 | 1 | 2 | トウショウシロッコ | 牡6 | 56.0kg | 吉田豊 | 2.00.3 | クビ | 470kg(-24) | 6 | |
5 | 6 | 11 | デストラメンテ | 牡5 | 54.0kg | 蛯名正義 | 2.00.4 | クビ | 460kg(0) | 8 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 11.5 - 12.2 - 12.3 - 12.6 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 11.3 - 12.3 上がり 4F 47.1 - 3F 35.3 1コーナー 3,10(4,14)11(2,15)(1,13)(12,6,8,9)(5,7,16) 2コーナー 3(12,4,10)(2,14)(1,11,15)(5,13,9)(7,6)(8,16) 3コーナー 3(10,14)(12,4,2,15)9(1,11,13)(7,5,8,16)-6 4コーナー 12,3,10(4,2,14,15)(7,1,9)(5,11,13)8-16-6 |
■レース回顧 GIIウイナーの面目躍如・外を通って堂々連覇ミヤビランベリ! |
■レース解説 ドリームフライトがハナを奪う。ナイアガラが直後の2番手、レオマイスターが内を通って3番手に入る。グラスボンバーも内を通って4番手につける。ミヤビランベリはトウショウシロッコと並んで5番手の外、シャドウゲイトはその後ろを進む。ホッコーパドゥシャは馬群の後方で控える。アルコセニョーラは後方4番手。ドリームフライトが先頭も直後は一団。内からグラスボンバー、外からミヤビランベリが押し上げて直線に向く。グラスボンバーが早くも抜け出して独走。しかしゴール間際で外からミヤビランベリ、ホッコーパドゥシャ、アルコセニョーラらが一斉に突っ込む。ミヤビランベリが体一つ抜け出してゴール。 ■レース回顧 ハズレ。七夕馬券キタコレ、と思ったらアルコセニョーラが差してたのね。(^-^;) ドリームフライトがナイアガラを抑えてハナへ。これは何でもない光景。しかしよく見ると内がガラ空き。スタンド前の内側は芝が剥げまくりで半分ダートのような状態。ドリームフライトは1コーナーを回るところで内を5〜6頭分空けていた。この時、最内を回したのはレオマイスターとグラスボンバー。共に後方を走っていたのに、2コーナーを回り終えた時点でそれぞれ3、4番手。 位置取りで得しても、コース採りで損をしている(内よりも外の馬場が良い)のでこれだけでは安心できない。レオマイスターは何とか外に持ち出そうとしていたが、なかなか上手く行かない。グラスボンバーは一貫して内。ミヤビランベリは5番手の外。風格すら漂ってくる余裕の追走。シャドウゲイトはこの後ろでどことなく落ち着かない様子。ホッコーパドゥシャは更にこの後ろ。 1,000M通過61秒1で全馬一団。いや、カンファーベストは遅れ始めた。いい加減引退させてやれよ。ドリームフライトの先頭は変わらず、ナイアガラは後退。ミヤビランベリが外から押し上げて、グラスボンバーが内から3番手。レオマイスターは外が塞がって捲れない。手応えも次第に怪しくなってきた。はい、俺の七夕賞終了。相変わらず内はガラ空き。4コーナーを回り切ったところで先頭に立ったのは…。 グラスボンバー。最内をピッタリ回って早くも3馬身のリード。勝浦はコレがあるから怖い。しかし脚色は既に一杯。セーフティリードかと思えた後続との差も一気に詰まってきた。外からミヤビランベリとトウショウシロッコ、更に外からホッコーパドゥシャ、アルコセニョーラ、シャドウゲイト。内からはデストラメンテ。これらの先頭だったのがミヤビランベリ。今年は差し切り勝ちだった。 ミヤビランベリは終始外を通らされて、4コーナーでもドリームフライトらの外を通っていた。直線半ばのスパートでトウショウシロッコを振り切ったところで勝負あり。目黒記念圧勝は伊達ではなかった。ホッコーパドゥシャとアルコセニョーラは共にミヤビランベリの後ろから追い上げ。外に振られることはなかったが、ミヤビランベリにプレッシャーをかけていくことは出来なかった。 トウショウシロッコは4コーナーで外側に膨らんでミヤビランベリを外に押し遣り、この外を走っていたシャドウゲイトの進路を狭めて審議対象になった。直線では狭いところを通って追い上げており、久々と大幅馬体減(マイナス24kg)を感じさせない走りだった。デストラメンテは直線で外の進路を確保出来ず、内から差し込む形で5着。勢いがあっただけに残念。 シャドウゲイトは位置取りからして苦しかった。元々追い上げるのは苦手で、外枠を引いた時点でこうなることは容易に推測が付いた。イケトップガンは4コーナーで内に入れて、直線も内を通っての追い上げ。今回の馬場ではノーチャンス。レオマイスターは自分の得意パターンに持ち込めず惨敗。とりあえず言えるのは、前年の覇者を差し置いて軸にする馬ではなかったということか。 |