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第14回マーメイドS(GIII)
2009年6月21日(Sun) 阪神芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (牝)(国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 1 コスモプラチナ 牝6 53.0kg 和田竜二 2.00.2 424kg(-6) 9
2 5 10 ニシノブルームーン 牝5 52.0kg 北村宏司 2.00.5 1 3/4 464kg(-2) 4
3   8 16 リトルアマポーラ 牝4 56.5kg 福永祐一 2.00.6 3/4 474kg(+6) 2
4 3 5 ベッラレイア 牝5 56.0kg 秋山真一郎 2.00.7 1/2 468kg(-2) 1
5   2 4 レッドアゲート 牝4 54.0kg 武豊 2.00.7 クビ 446kg(+6) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.7 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 11.4 - 12.3
上がり 4F 47.7 - 3F 35.7
1コーナー 1,4-10,7(5,9)(3,13)16,11,14(2,15)(6,8)12
2コーナー 1-4-10,7,9(5,13)3,16(11,14)(2,15)(6,8)12
3コーナー 1-4-(10,7,9)5,13,3,16(11,14)15(6,8)(2,12)
4コーナー 1,4(10,7,9)5(3,13)16,14(11,15)(6,8)(2,12)

■レース回顧 無理のない自然体の逃げ・開幕週を押し切ったコスモプラチナ!
■レース解説

 横一線の先行争いからレッドアゲートが先手を窺う。ニシノブルームーンも前に出てくるが、最初のコーナーでコスモプラチナがハナに立つ。マイネレーツェルが4番手、ベッラレイアがこの直後につける。ザレマは中団、リトルアマポーラはこの外につける。ムードインディゴ、レインダンスは後方待機。コスモプラチナが3馬身程のリードで3コーナーを通過。レッドアゲートが単独の2番手、そこからまた3馬身開いてニシノブルームーンらが続く。4コーナーを迎えてコスモプラチナのリードは縮小するも、依然先頭をキープしたまま直線に向く。コスモプラチナが再度リードを広げて独走。2番手はレッドアゲートにベッラレイア、リトルアマポーラらが迫って混戦。最内からニシノブルームーンが抜け出して前を追うも、コスモプラチナが難なく逃げ切る。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。格より軽量、後ろより前で獲れたレースだったな…。(´・ω・`)

 ハナを奪ってくるものとばかり思っていたコスモプラチナが何故か控え目。この代わりにレッドアゲートが出てきた。なんだそりゃ。ニシノブルームーンも外から押し上げてきて3番手。よしよし。コスモプラチナはどうするんだろう、ってやっぱりハナか。全く無理のない自然体の逃げ。1コーナーを回ったところで単騎逃げの態勢に持ち込めていた。

 レッドアゲートの2番手は成り行き上で奇策には映らなかった。むしろマイネレーツェルの4番手は意外。ベッラレイアもスローを見越して普段より前の位置取り。これらとは逆にザレマは控え過ぎ。もうちょっと前を意識してもらわないと届かんぞ。リトルアマポーラは後方の外で脚を溜めているようだった。レインダンスは論外。もっと前に行けバカ。

 コスモプラチナ、レッドアゲートが前で点在して、3番手以降は縦長。3コーナーを迎えても後ろからのアクションは特に無し。コスモプラチナはタレるどころがまだ余裕綽々。直線に向いて再度伸びたのを見て勝たれると悟った。2番手集団は互いに競り合うばかり。コスモプラチナの粘り込みに対しては全くの無力だった。

 コスモプラチナは行き脚がつかなくても無理をせず、最内枠を活かして難なくハナを奪うことに成功。2番手から突付かれることもなく、1,000M通過60秒3のマイペースでまんまと逃げ切った。愛知杯16着から半年振りのぶっつけでは普通は買えない。しかし逃げ馬には理屈が通用しない。直近の内容が酷ければ酷いほど、マークが緩むということを念頭に置かなければならない。

 ニシノブルームーンは終始3番手の競馬。4コーナーで置かれかかったのを見てどうかと思ったが、最内を通って渋太く伸びて2着は確保。とりあえずは及第点。リトルアマポーラは変に色気を見せることなく、後方待機に専念して3着。上がり3ハロン34秒8はセラフィックロンプ(6着)と並んでメンバー最速タイ。GIIIクラスならこの位は走ってくれないと困る。

 ベッラレイアは好位集団の直後という積極的な位置取りを敷きながら、肝心の伸びを欠いて4着止まり。外に持ち出せていて、特に不利も無かったはずだが…。ハンデ差を考慮しても物足りない結果だった。ザレマは内に殺到した馬群を捌けず終い。前も外も蓋をされた状態ではどうしようもなかった。ただ楽な流れだっただけに、位置取りを誤った感がしないでもない。マイネレーツェルは直線で併せになったところで根負け。レインダンスはこのペースで最後方付近につけた鞍上のセンスを疑う。


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