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第139回天皇賞・春(GI) 2009年5月3日(Sun) 京都芝3,200M 4歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 1 | 2 | マイネルキッツ | 牡6 | 58.0kg | 松岡正海 | 3.14.4 | − | 494kg(-8) | 12 | |
2 | ○ | 2 | 4 | アルナスライン | 牡5 | 58.0kg | 蛯名正義 | 3.14.4 | クビ | 542kg(-4) | 4 |
3 | ▲ | 6 | 12 | ドリームジャーニー | 牡5 | 58.0kg | 池添謙一 | 3.14.7 | 1 3/4 | 426kg(-2) | 5 |
4 | 1 | 1 | サンライズマックス | 牡5 | 58.0kg | 福永祐一 | 3.14.7 | ハナ | 444kg(-10) | 10 | |
5 | 2 | 3 | ジャガーメイル | 牡5 | 58.0kg | 安藤勝己 | 3.14.8 | 1/2 | 478kg(+8) | 6 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 13.3 - 11.7 - 11.4 - 12.2 - 11.6 - 11.9 - 11.9 - 13.0 - 13.0 - 12.7 - 12.7 - 12.2 - 11.7 - 11.8 - 11.3 - 12.0 上がり 4F 47.3 - 3F 35.0 1コーナー 5-9,6,14,11(16,17)(1,4)(2,13)(8,7,12)18,15,3,10 2コーナー 5-(9,6)14,11(16,4,17)1(2,13)(8,7,12)(18,15)3,10 3コーナー(2周目) 9,16,17(2,6,11)4(5,7,13)(1,14,12)(8,18,15)3,10 4コーナー(2周目) (*9,16,17)(2,4,11)(7,12)(1,18)(13,15)(5,3)(8,14,10)-6 |
■レース回顧 惜敗続きから華麗に脱却・内から抜けたマイネルキッツ! |
■レース解説 トウカイトリックがアオって後方からの競馬。テイエムプリキュアが押してハナを奪う。シルクフェイマス、メジロスルタンがこの直後に続く。スクリーンヒーローは4番手につける。アルナスライン、アサクサキングスはこれらの後ろを追走。1周目スタンドでシルクフェイマスが先頭。2番手メジロスルタン、テイエムプリキュアは3番手。向こう正面半ばでアサクサキングスが早くも進出。スクリーンヒーロー、アルナスラインも徐々に押し上げる。3コーナー下りでメジロスルタン先頭、スクリーンヒーローが2番手、アサクサキングスが3番手。内からマイネルキッツが4番手。前は3頭が並んで直線に向く。3頭横並びからアサクサキングスが抜けかかるも、内からマイネルキッツが抜け出して先頭。外からアルナスラインが追い上げて単独2番手。更に内からサンライズマックス、外からドリームジャーニーが追い上げる。前で粘るマイネルキッツにアルナスラインが並びかけて接戦になるも、マイネルキッツがアルナスラインに抜かせず押し切る。 ■レース回顧 ハズレ。キッツい。これはキッツい。マイネルキッツい。(´〜`;) 『向こう正面で流れが落ち着いたところで、マイネルキッツが内から動いていった。キター!やっと内を突く気になってくれたか…(しみじみ)』。『今回のような賢い競馬が出来るなら、いつかは必ず重賞を勝てる』。日経賞の回顧でマイネルキッツについてこのように書いた。というか、私はマイネルキッツを毎回買っていた。でもなぁ、ここを勝つか?俄かに信じ難い。…さあ、皆さんもご一緒に。マイネルキッツい! まずはテイエムプリキュアがゴリ押しで先頭を確保。そのまま大逃げ態勢に入るのかと思いきや、抑えて3番手。何クソ真面目に競馬やってんの?スクリーンヒーローは5番手の内。アルナスラインが続いて、アサクサキングスはこの外。前からちょっと離されている感じだが、3コーナーで捕まえられるだろうからこれでいい。ドリームジャーニーは中団の外。これはベストポジション。 向こう正面に入ってペースダウン。ホクトスルタンが押し上げていって、アサクサキングスも外から動いていった。これを見て後続もジワリジワリと進出。3コーナー丘の頂上で一団。シルクフェイマス、テイエムプリキュアはここで早くも力尽きて後退。ホクトスルタン先頭、スクリーンヒーロー2番手、アサクサキングス3番手。それにしてもスクリーンヒーローのレース運び上手いなぁ。 逃げるホクトスルタンにスクリーンヒーロー、アサクサキングスが襲い掛かって直線へ。アサクサキングスはスクリーンヒーローらをあっさり出し抜くことに成功。ホクトスルタンはともかく、スクリーンヒーローもあっさりとタレていった。よし!アサクサキングス、ラストスパートだ!って、内から白い帽子が既に抜け出していた。まいねる…、マイネルキッツ?!ちょ、おま、マジで?!はぁ??? アルナスラインがアサクサキングスを並ぶ間もなく交わしてマイネルキッツを追っていく。アルナスラインはマイネルキッツをあと半馬身のところまで追い上げながら、そこで脚色が同じになった。これはマイネルキッツが力で押し切ったというより、内を通ったら勝っちゃったみたいな感じ。GIIIやGIIで惜敗続きのイマイチホースがここで重賞初制覇を飾るのだから競馬ってのは分からない。 ただ今回のマイネルキッツは勝負どころの手応えがやけに良かった。いつもなら激しく手綱が動くはずが、今回は最内で微動だにせず。この馬はステイヤーなのかもしれない。アルナスラインは4コーナーでアサクサキングスの外に持ち出した分だけマイネルキッツに届かなかった。これは馬場のどこを通ったかだけの差。 ドリームジャーニーは前過ぎず後ろ過ぎずの位置から特に不利も受けず末脚を伸ばして3着。回転の速いピッチ走法は今日も健在。ただそれでも産経大阪杯で相手にしなかったサンライズマックスとハナ差。今回は内を通った馬が有利だった。アサクサキングスは外から捲り上げるスタンスで失速。スクリーンヒーローは早めの競馬で距離ロスは無かったのだが、直線に向いた時点で手応えが無かった。モンテクリスエスはドリームジャーニーより後ろ、しかも4コーナーで大外にぶっ飛んでいって万事休す。 |