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第69回皐月賞(JpnI)
2009年4月19日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 16 アンライバルド 牡3 57.0kg 岩田康誠 1.58.7 478kg(0) 3
2   2 4 トライアンフマーチ 牡3 57.0kg 武幸四郎 1.58.9 1 1/2 474kg(-4) 8
3   7 15 セイウンワンダー 牡3 57.0kg 内田博幸 1.59.0 1/2 516kg(-10) 4
4   8 17 シェーンヴァルト 牡3 57.0kg 北村友一 1.59.4 2 1/2 470kg(+6) 15
5 3 6 ベストメンバー 牡3 57.0kg 四位洋文 1.59.6 1 1/2 496kg(+2) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 10.8 - 11.9 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1
上がり 4F 47.5 - 3F 35.6
1コーナー 10,11(5,8)18-3(1,7)9,6,16(2,15)(13,14)17,12,4
2コーナー 10,11(5,8,18)(1,7)(3,9)6,16,15(2,13,14)17-12-4
3コーナー (*10,11,18)8,5(9,1)(6,7,14)3(2,16)(13,15)(12,4,17)
4コーナー (*10,11)18,5(9,1,7,14)(3,16,17)(2,8,6)15(12,13,4)

■レース回顧 匹敵することのない驚異の末脚・瞬時の突き抜けアンライバルド!
■レース解説

 ゴールデンチケットが押してハナを奪う。内からミッキーペトラ、外からアーリーロブスト、メイショウドンタク、リーチザクラウンも前に行く。ロジユニヴァースは先行集団の直後を単独で追走。ベストメンバーは中団、その外にアンライバルドが続く。セイウンワンダーはその後ろ。トライアンフマーチが最後方につける。3コーナーを過ぎ、アーリーロブストとリーチザクラウンがゴールデンチケットに並びかけていく。ロジユニヴァースは馬群の真っ只中、アンライバルドは大外を回して直線に向く。アンライバルドが大外から一気に抜けて早くも独走。馬場の中央からシェーンヴァルト、大外からトライアンフマーチとセイウンワンダーが追いかけるが差は歴然。アンライバルドが難なく押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。はいはい。ダービーはアンライバルドから3連単総流しします。(・_・)

 桜花賞はブエナビスタから3連単総流しをかけて2万円ほど損した。何で総流しをかけた時に限って堅く収まるの?今回も懲りずに総流し。ただ紐もそれなりに強力だし、1頭縛って買い目を減らすことにした。うん、随分シェイプアップしたぞ。丁度梅田に出かける用事があったので、ついでにウインズ梅田で馬券を買ってきた(下記≪おまけ≫参照)。どうでもいいが、ウインズはおっさんばっかりだ(自分もだろ)。

 ゴールデンチケットが好スタートを決めた内の2頭(サトノロマネ、ミッキーペトラ)を交わして前へ。アーリーロブスト、メイショウドンタク、そしてリーチザクラウンも前へ。いきなり先行激化。これは近年の皐月賞では見られなかった光景。それもそのはず、テン3ハロン34秒8は過去10年で最速。昨年のテン3ハロンが36秒2だったことからすると随分速い流れ。

 リーチザクラウンは結局逃げられなかった。武豊騎手は馬の機嫌を損なわせないように折り合い重視で乗っていたが、馬のほうはやはり行きたがっていた。ロジユニヴァースはこれら先行集団の直後を単独で追走。周りを囲まれることもなく、上々の位置取り。アンライバルドはリーチザクラウン、ロジユニヴァースから離れた後方を追走。折り合いはバッチリ。

 リーチザクラウンは3コーナーを過ぎた辺りで早くもゴールデンチケットらに並びかけていった。後続も一斉に追い上げて、4コーナーで横一線。ロジユニヴァースはこの真っ只中にいた。…手応えが良くなさそうに見えるのは気のせいか?リーチザクラウンが遅れ始めたその外から、アンライバルドが勢い良く捲り上げてきた。

 ビューン。次の瞬間にはアンライバルドが先頭に立っていた。本当にあっという間の出来事。その後も鞭を入れる度にビュンビュン伸びていく。何だこの脚は?ヤバいってもんじゃねーぞ。ダービーで求められる競馬を皐月賞でやりやがった。流石にラストにかけては甘くなったがそれでもトライアンフマーチ以下に1馬身半差。こりゃ強えーわ。

 1,000M通過59秒1は取り立てて速いペースではなく、上がり3ハロン35秒6も通常の範囲内。それでも前に行った馬は壊滅、最後方で脚を溜めていたトライアンフマーチが2着に突っ込んでくる前崩れの結果になった。トライアンフマーチはスタートダッシュがつかなかった分、腹を括って後ろから行けたのが良かったようだ。上がり3ハロン(34秒4)はアンライバルドを上回る最速をマーク。

 セイウンワンダーやシェーンヴァルトも含め、今回上位に来た馬は例外無く中団より後ろからの馬で占めた。これらは展開が嵌ったのが半分位ある。但し4コーナーで外を捲って直線でワープしたアンライバルドは別格。スプリングSでも同様の脚を見せられて驚かされたが、今回はそれ以上に唖然とした。ダービーでは一体どんな脚を使うのだろうか。ダービーは君から総流しするよ(いい迷惑)。

 ロジユニヴァースは直線に向いたところで前が塞がって行き場を失い、追うに追えず終い。この様子はパトロールビデオを見るとよく分かる。力負けでないのは確かだが、瞬発力至上主義のダービーでアンライバルドを逆転するのは至難の業。リーチザクラウンは已む無く控える競馬を実践していたが、所詮は付け焼刃。やはり逃げてナンボ。行きたがるタイプで、距離が伸びるのは良くない。


≪おまけ≫ 懲りない馬券ギャラリー

3連単プチ総流し馬券(その1)3連単プチ総流し馬券(その2)
 人気サイドで決まったらまた損するから紐を1頭縛ってプチ総流し。って、ロジ飛んだがな。(´・ω・`)


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