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第16回チューリップ賞(JpnIII)
2009年3月7日(Sat) 阪神芝1,600M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 5 ブエナビスタ 牝3 54.0kg 安藤勝己 1.36.5 450kg(0) 1
2   5 7 サクラミモザ 牝3 54.0kg 藤岡佑介 1.36.7 1 1/4 458kg(-4) 7
3   1 1 ルージュバンブー 牝3 54.0kg 小牧太 1.36.9 1 1/4 488kg(-10) 8
4 3 3 ブロードストリート 牝3 54.0kg 藤田伸二 1.37.0 3/4 448kg(-8) 2
5 4 4 ジェルミナル 牝3 54.0kg 福永祐一 1.37.1 クビ 460kg(+2) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.1 - 12.4 - 12.6 - 12.7 - 12.2 - 11.1 - 11.9
上がり 4F 47.9 - 3F 35.2
3コーナー 7(9,10)2,8,12,3(1,11)(4,13)(6,5)
4コーナー 7(9,10)(2,8,12)(1,3,5)11(4,13)-6

■レース回顧 前残りも関係無し・始動戦から末脚弾んだブエナビスタ!
■レース解説

 サクラミモザがハナに立つ。カウアイレーンが2番手、イナズマアマリリス、ミキノクレシェンド、メイクデュースも前に行く。ブロードストリートは7番手につける。マイティースルーとジェルミナルが並んで後方待機、ブエナビスタは最後方からゆっくりと上がっていく。サクラミモザ先頭、2番手カウアイレーンとメイクデュースで3コーナーを通過。ブエナビスタが外を捲って中団から好位まで押し上げながら直線に向く。サクラミモザが2番手以降を徐々に離しながら先頭をキープ。2番手以降が横一線でモタつく間に外からブエナビスタが持ったままで進出。前はサクラミモザが完全に抜け出すも、ブエナビスタがこれを確実に追い詰めてあっさり交わす。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。前残り?何それ?美味しいの?って感じの差し切りでした。(^-^;)

 馬体重を見るまでもなく、カウアイレーンは腹が巻き上がって寂しく見えた。前残りを期待して抑えたのに、これは無いやろ…。これならサクラミモザがハナ奪って残るんじゃないの?と思ったら本当に居残ってしまった。ただルージュバンブーも来てブロードストリートが圏外なんてところまではとてもじゃないが読めない。はー、マイネルキッツいね。

 サクラミモザが馬なりで先頭。カウアイレーンは武豊騎手が抑えつつも、次第に馬が行く気になって2番手。ブロードストリートは周りに行かせて7番手の内。ジェルミナルはマイティースルーと並んで後方待機。そして注目のブエナビスタは最後方。3コーナーを過ぎた辺りでハミを取って行く気満々。そのままぐんぐん前へと押し上げていった。

 安藤勝己騎手は手綱を短く持って抑えていたにも関わらず、ブエナビスタは自らの意思で外を捲って中団、好位へと取り付いていった。4コーナーで一団となった集団の外を通りつつも持ったままで直線へ。但しサクラミモザも先頭で楽な手応え。サクラミモザと2番手集団との差は次第に広がっていった。これだけならキングオブつまらん競馬だっただろうが、ブエナビスタが面白い競馬にしてくれた。

 サクラミモザは残り200Mを切ったところで後続に3馬身のリード。スローペースと前残り馬場が相俟って、今年も藤岡佑介騎手による阪神ジュベナイルフィリーズ馬退治が決まった、ってブエナビスタ来やがった。サクラミモザの脚が上がりかけていたとはいえ、僅かな距離で差し切ったのは凄い。サクラミモザを交わした後は流していた。始動戦からいきなり強さを見せ付けた。

 サクラミモザは誰にも絡まれず、1,000M通過61秒3で逃げて2着を確保。人気薄で放置されていただけのことで、それ以上でも以下でもない。好位の内でじっくり脚を溜めたルージュバンブーが手堅く3着。桜花賞の権利を獲りに行っただけの乗られ方。ブロードストリートは口向きの悪さを露呈。加速が付いたのは直線半ばを過ぎてから。ジェルミナルは狭い内を割ってジリジリと伸びながら、同厩のブロードストリートに交わされて5着。今回もブエナビスタには遠く及ばなかった。


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