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第43回小倉大賞典(GIII)
2009年2月7日(Sat) 小倉芝1,800M 4歳以上オープン ハンデ (国際)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   1 2 サンライズマックス 牡5 57.0kg 横山典弘 1.44.9 444kg(+8) 7
2 3 5 ヤマニンキングリー 牡4 57.0kg 武豊 1.45.0 1/2 488kg(+10) 1
3   4 7 ミヤビランベリ 牡6 55.0kg 福永祐一 1.45.0 クビ 494kg(+4) 5
4 4 8 レッツゴーキリシマ 牡4 55.0kg 幸英明 1.45.1 3/4 480kg(-4) 6
5   6 11 マストビートゥルー 牡6 53.0kg 宮崎北斗 1.45.2 クビ 466kg(-8) 15
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.5 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 11.8
上がり 4F 46.5 - 3F 34.9
1コーナー 16,7,1,8(2,14)(5,11)12(4,9,13)10-15,6-3
2コーナー 16(1,7)-8,2(5,14)12(4,11)(9,13)10,15,6-3
3コーナー 16-7(1,8)2(5,14)(11,12)4(9,13)10,15,6,3
4コーナー 16-(1,7,8)(2,5)(4,11,14)(10,12)(9,13)(6,15)-3

■レース回顧 計算し尽された好位付け・久々でも颯爽とサンライズマックス!
■レース解説

 ミヤビランベリとレッツゴーキリシマが出を窺う中、大外からフサイチアウステルから押してハナを奪う。ダイシングロウが内から3番手、レッツゴーキリシマは4番手、その内にサンライズマックスがつける。ヤマニンキングリーはこの直後を追走。バトルバニヤンは中団馬群の内を進む。フサイチアウステルが単独先頭で3コーナーを通過。ミヤビランベリ、レッツゴーキリシマ、ヤマニンキングリーが押し上げて前に迫っていく。フサイチアウステル先頭で直線に向く。ダイシングロウは失速、ミヤビランベリとレッツゴーキリシマが前との差を詰めていく。前が固まったところで内からサンライズマックス、外からヤマニンキングリーが強襲。サンライズマックスがゴール前で突き抜け、ヤマニンキングリーの追撃を振り切る。


■レース回顧

 ハズレ。サンライズとヤマニンがバトルより前にいた時点で諦めた。ミヤビ3着だし、詩嚢。(-_-)

 4枠の2頭、ミヤビランベリとレッツゴーキリシマが好スタート。まずはこの2頭による先行争いかというところへ大外からフサイチアウステルが出鞭を入れて出てきた。全力で内へ切り込んでいって、1コーナーまでにハナを確定。物凄く強引な逃げ方。ミヤビランベリは仕方なく2番手、ダイシングロウが内枠を活かして3番手、レッツゴーキリシマは4番手。この辺りは想定済み。

 ところでバトルバニヤンの姿が見えない。「…あるいは内からサンライズマックス、ヤマニンキングリーも好位の一角」。バトルバニヤンがいて欲しかったところにサンライズマックスとヤマニンキングリーがいた。ということはバトルバニヤンはその後ろか?何やってんだ中舘…。ここからあの2頭を差せたら本物だけど、まあ無理だろうな。

 フサイチアウステルが溜めを作らず軽快に逃げて、1,000M通過58秒4。隊列はやや縦長。フサイチアウステルと2番手集団とは3馬身程離れていた。4コーナーを迎えてもサンライズマックスは内で動かず、ヤマニンキングリーはその外を通って上がってきた。フサイチアウステルは手綱が動いて余裕無し、2番手集団も押し通し。開幕週にありがちなのどかな前残りは望めそうになかった。

 直線半ばでフサイチアウステルがミヤビランベリとレッツゴーキリシマに捕まって横一線。団子状態から内サンライズマックス、外ヤマニンキングリーが強襲。ああ、やっぱりお前らか。更に最内からバトルバニヤンも来ていたのだが、ゴール前で脚色が鈍っていた。はいはい。終わってみれば重賞勝ち馬のワンツースリー。開幕週でも差し決着になった。

 勝ち時計1分44秒9は本レースのレコードだが、例年と違って開幕週初日に行われたのだから当然といえば当然。サンライズマックスは開幕週の絶好馬場を意識して早めの競馬を心掛けて、インコース(最短距離)で流れに乗って、直線で馬群を割ってズバッ。完璧過ぎてコメントするのも恐れ多い。横山典弘騎手は今回が小倉重賞初制覇。後は新潟重賞を制せばJRA10場重賞完全制覇になる。

 ヤマニンキングリーも勝ちに行く競馬が見て取れたのだが、サンライズマックスとは通ったコースの差が出た。強いことは強いが、いかにもGIII止まりの印象。ミヤビランベリは2番手からレースを進めて、かつ直線で横並びになってもタレなかった。好走してもそんなに光らないようなので、抑えには最適。レッツゴーキリシマはこの距離、この時計でコンマ2秒差なら上出来だが、勝ち切るまでの力は持っていない。

 バトルバニヤンは前述の通り位置取りがマズかったし、直線でも馬群を捌き切れなかった。マイルで58kgを背負って1分32秒8の持ち時計がある馬で、今回の時計でも十分対応出来たはずだが…。フィールドベアーは4コーナーで大外に膨らんで前との差が広がり万事休す。ライブコンサートも同様。開幕週が何たるかを理解していない乗り方に閉口。


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