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第43回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII) 2009年1月11日(Sun) 京都芝1,600M 3歳オープン 別定 (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 1 | 1 | アントニオバローズ | 牡3 | 56.0kg | 角田晃一 | 1.35.3 | − | 514kg(+2) | 2 |
2 | 3 | 3 | ダブルウェッジ | 牡3 | 56.0kg | 小牧太 | 1.35.3 | クビ | 534kg(+6) | 12 | |
3 | △ | 6 | 10 | トップカミング | 牡3 | 56.0kg | 幸英明 | 1.35.6 | 2 | 452kg(-4) | 10 |
4 | ▲ | 5 | 8 | ミッキーパンプキン | 牡3 | 56.0kg | 岩田康誠 | 1.35.7 | クビ | 444kg(-6) | 1 |
5 | ○ | 3 | 4 | タキオンクール | 牡3 | 56.0kg | 藤岡佑介 | 1.35.7 | クビ | 474kg(-8) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 11.0 - 11.6 - 12.1 - 12.2 - 12.6 - 11.5 - 11.8 上がり 4F 48.1 - 3F 35.9 3コーナー 12-8,1-9(3,10,11)(2,6,13)(4,14)(5,7) 4コーナー 12,8,1(3,10,9,11)(6,13)2,4(5,14,7) |
■レース回顧 卓越した好位付けセンス・競り合い制して実力示したアントニオバローズ! |
■レース解説 ツルマルジャパンが楽にハナを奪う。ミッキーパンプキンが2番手、スズカワグナーが3番手で続く。モエレエキスパート、ダブルウェッジ、アントニオバローズも差が無く続く。トップカミング、タキオンクール、ピースピースは中団待機。ツルマルジャパンが軽快に逃げて3コーナーを単独で通過。ミッキーパンプキンが2番手、アントニオバローズもこの直後まで押し上げる。ツルマルジャパンは直線に向くと当時に失速、ミッキーパンプキンが先頭に替わる。ダブルウェッジが最内に進路を採り、アントニオバローズも直後から追い上げる。前3頭の争いから最内ダブルウェッジ、外アントニオバローズが抜け出し、アントニオバローズがダブルウェッジを競り落としてゴール。 ■レース回顧 馬単紐抜け、3連複2着抜けハズレ。よし、獲った!…って、ミッキーは?(´・ω・`)ショボーン 結局ツルマルジャパンがハナ。オプション装備をゴテゴテとつけても、あの気性は抑えられないらしい。まあこれは放っておいても良し。実質の先頭はミッキーパンプキン。馬なりでいい感じ。アントニオバローズはじわじわと加速が乗って前へと上がっていった。こちらも無理した様子はみられずいい感じ。先頭のツルマルジャパン、最後方のトップオブピーコイの他は一団の競馬。 ミッキーパンプキンが単独2番手で3コーナーを通過。アントニオバローズはこれを直後でしっかりマーク。まるでラジオNIKKEI杯2歳Sのリーチザクラウンとロジユニヴァースを見ているような感じ。ただミッキーパンプキンも手応えを十分に残していて、簡単には抜けそうになかった。やはり一騎打ちか?4番手以降も続々と追い上げて直線へ。 ツルマルジャパンがあっさりと沈んで、ミッキーパンプキンが労せず先頭。ダブルウェッジが最内に切り込んで2番手。そしてアントニオバローズが満を持して追い出しを開始。じりじりと、それでいて確実に前へと迫っていく。前3頭の争い。間もなく何かが脱落したのが見えた。ダブルウェッジご苦労さん。後方からは…トップカミング!よし、獲った!ばんざーい!「ダブルウェッジ2着!」…ん? アントニオバローズは軽く出遅れて一時は最後方。そこからジリジリと追い上げて、3コーナーを過ぎたところで定位置をキープ。4コーナーで手綱が動いていたようにさほど余裕が無かった割にはラストまで渋太く伸びた。一頭になると臆病になるだけに、ゴール前で併せる馬がいたのも好都合だった。レースを使って、精神面を鍛えていけば先々面白そう。 展望で触れた前残り傾向は的中。しかしダブルウェッジの粘り込みは予想出来なかった。追い出してヨレるところがある馬に対して内ラチを頼らせた小牧騎手の頭脳プレーが光った。初のマイルで折り合いが付いて、上がり3ハロン35秒0はマイケルバローズ(35秒2)を上回った。これとは対照的にミッキーパンプキンは内外からの追い上げにあっさり屈した。これまでの2勝はノープレッシャーで押し切っただけで、競馬らしい競馬は今回が初めて。逃げ勝っただけの馬は往々にして競り合いで脆さをみせる。 トップカミングは好位の内から最後の最後にミッキーパンプキンを交わして3着。前の3頭に離され過ぎた感がするものの、4コーナーで手が動いていて余裕が無かった。タキオンクールは後ろから詰めた馬の中では最先着となる5着。京都も中山と同じく、後方一気ではきつい。ピースピースは前崩れにならない限り詰めるのは不可能のようだ。 |