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第61回鳴尾記念(GIII)
2008年12月6日(Sat) 阪神芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 16 サクラメガワンダー 牡5 56.0kg 福永祐一 1.46.0 492kg(+6) 1
2 7 13 ナムラマース 牡4 56.0kg 小牧太 1.46.5 3 476kg(+2) 3
3   7 14 ドリームガードナー 牡3 55.0kg 岩田康誠 1.46.6 1/2 464kg(-4) 13
4   4 8 ノットアローン 牡3 55.0kg C.ルメール 1.46.8 1 1/2 480kg(0) 4
5   5 9 スウィフトカレント 牡7 58.0kg C.ウィリアムズ 1.47.3 3 484kg(+2) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 10.4 - 11.3 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 11.3 - 12.5
上がり 4F 47.9 - 3F 36.0
3コーナー (*1,5)(2,10,11)(8,12,17)(4,6)(3,16)(9,14)15-(7,13)
4コーナー (1,5,*10,11,15)(2,8,12)(4,6,17,16)(9,3,14)13,7

■レース回顧 得意舞台で威風堂々・力の違いを見せ付けたサクラメガワンダー!
■レース解説

 メイショウオウテ、スウィフトカレントが若干出遅れ。ショウワモダン、フサイチアウステルが行きかけるところへトウショウシロッコが押してハナを奪う。テイエムプリキュア、ホッコーパドゥシャ、ノットアローンも差が無く続く。サクラメガワンダーは中団待機。フライングアップルはその内を進む。キャプテンベガは後方の内を追走。ナムラマースはメイショウオウテと並んで離れた最後方を追走。トウショウシロッコが僅かに先頭、2番手が外から並びかけて一団。直後も一団で直線に向く。サクラメガワンダーが競り合い続く内の各馬を外から並ぶ間もなく交わして突き抜けていく。大外からナムラマースとドリームガードナーが競り合いながら前を追うも離れた2着が精一杯。サクラメガワンダーが独走のまま手綱を緩めてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。内枠を全く活かせず。むしろ重荷になってやがんの。何やってんの、もう…。(´・ω・`)

 内寄りがどこかバラバラとしたスタート。キャプテンベガは大丈夫かな?…大丈夫じゃない。他の馬に先に行かれて後ろからの競馬。しかも後ろから行って届かずばかりを懸念して切ったトウショウシロッコがハナ。いきなりアテが外れた。更にフサイチアウステルやショウワモダン、テイエムプリキュアが絡んでペースアップ。1,000M通過58秒1。想定とは真逆のハイペース。えーい、一言で言っちゃおう!オワタ。

 サクラメガワンダーは馬なりで中団を追走。この後4コーナーで外に振られることを考えるとこれがギリギリの位置。…って、ハイペースだから位置取りは関係無いか。前は互いに譲らずガリガリやっている。直後もビッシリ取り付いて、速い流れなのに一団。キャプテンベガは馬群から外に持ち出していった。サクラメガワンダーはその側を馬なりで通り過ぎていった。キャプテンベガの勝ち目は120%潰えた。

 直線に向いた当初は最内を通った馬による争い。例年ならこのまま残るのだろうが、前述の通り今年はハイペース。サクラメガワンダーはこの争いが煮詰まった頃合いで突き抜けてきた。脚色が全く違うのには笑った。強過ぎるってレベルじゃねーぞ。単勝1.8倍はお買い得だったのか…。先週のジャパンC(スクリーンヒーロー)に引き続きグラスワンダー産駒が快勝。中山ではマルカラスカルがイルミネーションJSを圧勝、暮れの大障害連覇へ向けて好発進。えーい、またまた一言で言っちゃおう!グラス最強。

 ナムラマースは最後方付近から外を回して2着。ハイペースで前が止まった恩恵があったにしても、先に抜け出したドリームガードナーを交わせたのは収穫。ドリームガードナーは消耗戦だったシンザン記念で2着がある馬で、ハイペースで馬に喝が入った。ノットアローンは今回のような力勝負になると上位に顔を出してくる。コーナー2つで直線が長かった分、最後は力尽きた。

 5着以下は更に離れて入線。スウィフトカレントは後方から内に突っ込んで、馬群を縫うようにして上がってきた。戦法としては悪くなかったが、前が固まり過ぎていた以上最善の乗り方とは言い辛い。キャプテンベガはスタートで行き損じた時点でほぼ終了。道中は何故か掛かり気味で、直線に向いてもまだ外に持ち出すのに梃子摺っていた。こんなことなら初めから外枠を引いていたほうが良かった。フライングアップルは追走でヘトヘト。ショウワモダンはハイペースで競り合って沈没。


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