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第53回京阪杯(GIII) 2008年11月29日(Sat) 京都芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | △ | 3 | 5 | ウエスタンダンサー | 牝4 | 54.0kg | 川田将雅 | 1.08.1 | − | 500kg(-2) | 4 |
2 | 2 | 4 | ファリダット | 牡3 | 55.0kg | 四位洋文 | 1.08.2 | 3/4 | 474kg(-4) | 3 | |
3 | ◎ | 3 | 6 | スプリングソング | 牡3 | 55.0kg | 池添謙一 | 1.08.3 | クビ | 508kg(-4) | 2 |
4 | 1 | 1 | ウエスタンビーナス | 牝5 | 54.0kg | 郷原洋司 | 1.08.3 | クビ | 454kg(-2) | 7 | |
5 | ▲ | 6 | 12 | マルカフェニックス | 牡4 | 56.0kg | 浜中俊 | 1.08.3 | ハナ | 528kg(+4) | 5 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 10.8 - 10.9 - 10.8 - 11.4 - 11.7 上がり 4F 44.8 - 3F 33.9 3コーナー 1(2,15)13(5,11,17)(3,6,9,12)(7,10,18)(4,8,14)16 4コーナー 1(2,15)-(5,13)17,6(3,12)(7,11,18)9(4,8,10,14)-16 |
■レース回顧 秋に入って急成長・初重賞でも突き抜けたウエスタンダンサー! |
■レース解説 ウエスタンビーナスがハナを奪う。マヤノツルギ、ビービーガルダンが並んで2番手。ダンツキッスイが外から押し上げてこれらに並びかけていく。ウエスタンダンサー、スプリングソングは馬群の前につける。マルカフェニックスは外を通って進出。ファリダットは後方2番手の内で待機。ウエスタンビーナス単独先頭で直線に向く。ウエスタンビーナスが3馬身のリード、2番手はマヤノツルギとビービーガルダンが競り合う。直線半ばで外からウエスタンダンサーが急追、内の各馬を並ぶ間もなく差し切る。 ■レース回顧 ハズレ。順番がちょっと違うけど今年も順当。ヘボイ、ヘボイよビービーガルダン。(・_・) スプリングソングが微妙に出遅れ。いきなり手綱を押している。あーあ。ウエスタンビーナスがガシガシ追ってハナを確保。その外からビービーガルダンが楽に2番手。ただその後ダンツキッスイやらアイルラヴァゲインやらが絡んでペースアップ。2ハロン目からのラップは断続的に10秒台。スプリングソングはともかく、ウエスタンダンサーも比較的前につけてきた。 スプリングソングは今回もギクシャクしたフォームで走っていた。跳びが大きいからそう見えるだけなのか?勝負どころでも多少押し気味。これは勝つのは無理っぽい。前を見るとウエスタンビーナスがセーフティーリードを築いていた。ビービーガルダンは離れた2番手で四苦八苦。あれ?そしてウエスタンダンサー。スプリングソングを差し置いて大外一気。最内からはいつの間にかファリダット。完璧に外れた。 ウエスタンダンサーは京洛Sでの位置取りを若干修正しただけでスプリングソングを逆転。今回も上がりの速い競馬で、持ち味の決め手をふんだんに活かし切った。秋に入って急成長してここで重賞制覇という流れは一昨年の勝ち馬アンバージャックと被る。セントウルS(カノヤザクラ)、スプリンターズS(スリープレスナイト)、マイルCS(ブルーメンブラット)に続いてまた牝馬。しっかりしろ牡馬。 外の争いに目を奪われていてすぐには気付かなかったのだが、最内から突っ込んだファリダットも物凄い脚を使っていた。上がり3ハロン32秒6はメンバー最速。レースの上がり3ハロンが33秒9で、2番目がマルカフェニックスの33秒2、勝ったウエスタンダンサーでも33秒3。ビリーヴの息子が初スプリントで発奮。つーか、何で今までスプリント戦を使わなかったんだ?次からは意識せざるを得ない。 スプリングソングはスタートでリズムを崩して追走一杯。ウエスタンダンサーとの追い比べにもあっさり遅れてしまった。まあコイツはまだいい。ビービーガルダンがヘボ過ぎ。ウエスタンビーナスに先に動かれただけで大苦戦。追っても伸びない。好走は専ら洋芝(札幌・函館)で、芝の軽い京都は初出走という落とし所があったとはいえ、仮にもスプリンターズS3着馬がこれでは情けない。 ウエスタンビーナスはハナに行かないと味が出ないのだが、そうするとラストで止まってしまう。ある意味乗り難しい。マルカフェニックスは終始外を回しての追い込み。ウエスタンダンサーは馬場の中央を通っての進出で、マルカフェニックスより後方を走っていたファリダットは最内を突いて位置取りの差を克服していた。逆に言えば、マルカフェニックスが内枠を引いていればもっと際どくなっていたと思う。 |