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第13回プロキオンS(GIII) 2008年7月13日(Sun) 阪神ダート1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 11 | ヴァンクルタテヤマ | 牡6 | 56.0kg | 赤木高太郎 | 1.22.0 | − | 432kg(-8) | 7 | |
2 | ◎ | 8 | 12 | ワイルドワンダー | 牡6 | 57.0kg | 岩田康誠 | 1.22.2 | 1 | 454kg(-4) | 1 |
3 | 5 | 7 | サンライズバッカス | 牡6 | 58.0kg | 佐藤哲三 | 1.22.3 | 3/4 | 488kg(+2) | 4 | |
4 | 6 | 8 | バンブーエール | 牡5 | 56.0kg | 浜中俊 | 1.22.5 | 1 | 480kg(+16) | 11 | |
5 | 2 | 2 | シルクビッグタイム | 牡3 | 53.0kg | 福永祐一 | 1.22.5 | クビ | 492kg(0) | 3 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.0 - 11.0 - 11.6 - 11.8 - 11.6 - 11.7 - 12.3 上がり 4F 47.4 - 3F 35.6 3コーナー (*8,5)(4,11)(2,10)(13,3)-(9,12)(7,6)1 4コーナー 8,5,11(2,10)-(4,13,3)(9,12)(7,6,1) |
■レース回顧 田んぼの後は熱砂を捌く・高速決着で能力開眼ヴァンクルタテヤマ! |
■レース解説 ゼンノパルテノン、スリーアベニューが出遅れ。サンライズバッカスもダッシュがつかず後方から。バンブーエールがハナを奪う。ラインドライブが直後に入る。マイネルレーニアは行き切れず3番手の内。ヴァンクルタテヤマ、シルクビッグタイムも前に行く。リミットレスビッドは中団、ゼンノパルテノンがこの後ろまで押し上げる。ワイルドワンダーはこの直後を追走。サンライズバッカスは後方3番手を進む。バンブーエールのリードは半馬身、ラインドライブが直後に張り付いたまま直線に向く。バンブーエール先頭、ラインドライブが2番手で追うところをヴァンクルタテヤマが外からまとめて交わして先頭。ワイルドワンダー、サンライズバッカスが大外から凄い脚で突っ込んでくるも、ヴァンクルタテヤマが楽に押し切る。 ■レース回顧 ハズレ。あー、もうサッパリ当たらん。来週から軽視した馬から優先して買おう。(-_-) ワーキングボーイがゲート内で立ち上がりかけたり、サンライズバッカスが首を上下に振ったりと落ち着かない中でのスタートで、タイミングが合わなかった馬がチラホラ。マイネルレーニアが押しているにも関わらず、ハナを奪ったのはバンブーエールだった。続いてラインドライブ。マイネルレーニア、いきなりオワタ。ヴァンクルタテヤマは4番手か。ここからどうなる? ワイルドワンダーは中団より後ろ。今回は外に馬を置かない状況ながら上手く折り合っていた。3コーナーを回ったところで追い鞭が軽く一発。手応えは抜群。しかし4コーナーの大写しで前を捉えられる位置にいなかった。先頭を見遣るとバンブーエールはノーマークを武器に楽逃げ。ラインドライブも地味に頑張っていた。これはワイルドワンダー、届かないかも分からんね。 しかし順調に思えた先行2騎はあっさりと捕まった。ヴァンクルタテヤマ。ああ、アンタもいたのね。後ろからやって来ないうちにリードを広げて、ゴール前でワイルドワンダーが突っ込んできた頃には楽をしていた。勝ち時計1分22秒0は'00年の本レースでゴールドティアラがマークしたレコード(重馬場)にコンマ1秒差。ちなみに赤木高太郎騎手はこれが重賞初勝利。小牧騎手や岩田騎手と同じ園田競馬出身。 ワイルドワンダーにしてみれば、自身より前にいた馬に準レコード駆けされてしまっては追い付けずで已む無し。昨年の勝ち時計は1分22秒7で、これでも持ち時計をコンマ5秒詰める力走だった。今回の収穫は一頭だけでも綺麗に折り合っていたということにしておく。サンライズバッカスは予定調和の追い込み。出した上がりは最速でも、ワイルドワンダーほどの凄みは感じなかった。 リミットレスビッドは時計の掛かる地方の後に使ったレースとしてはハード過ぎた。ラインドライブも持ち時計をコンマ1秒更新。現時点ではこんなものだろう。GI馬(サンライズバッカス)を無印にしてまで買う馬ではなかったというのは確か。ゼンノパルテノンは出遅れが響いて圏外。ただここまで負けたとなると、終いバテバテだった追い切りも影響していそうだ。 マイネルレーニアはテンで行きそびれたのが意外だった。内で砂を被って嫌気が差し、4コーナーで手応えアラアラ。その後は行方不明。前走と今回の面子を改めて見比べてみて、ここで再度の楽逃げがあると解釈したのは安直過ぎた。反省。シルクビッグタイムは終始4〜5番手追走のまま存在感を示せず終い。ただここで高速決着の経験を積んだことは後々プラスになるだろう。 |