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第44回七夕賞(GIII) 2008年7月13日(Sun) 福島芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 5 | 9 | ミヤビランベリ | 牡5 | 53.0kg | 吉田豊 | 1.59.8 | − | 494kg(0) | 7 | |
2 | 6 | 11 | ミストラルクルーズ | 牡5 | 53.0kg | 柴田善臣 | 1.59.9 | 3/4 | 490kg(-8) | 11 | |
3 | 4 | 7 | マイネルキッツ | 牡5 | 54.0kg | 後藤浩輝 | 1.59.9 | ハナ | 492kg(+8) | 3 | |
4 | ○ | 6 | 10 | キャプテンベガ | 牡5 | 55.0kg | 吉田隼人 | 2.00.1 | 1 1/2 | 450kg(+8) | 2 |
5 | ☆ | 2 | 2 | ヴィータローザ | 牡8 | 56.0kg | 蛯名正義 | 2.00.4 | アタマ | 466kg(-18) | 9 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 11.3 - 11.9 - 12.1 - 12.5 - 12.0 - 11.7 - 11.9 - 11.7 - 12.2 上がり 4F 47.5 - 3F 35.8 1コーナー 9(1,15)10(2,11)(7,14)8,3(4,13)6(5,12) 2コーナー (1,*9)-15(2,10)11(4,7,14)(3,8)(5,6,13)12 3コーナー 9(1,10,15)(4,2,11,14)(3,7,8,12)(5,6,13) 4コーナー 9(2,1,10)(4,11)(3,7,8,15,12)5,13,14,6 |
■レース回顧 荒れ馬場に舞い上がる金の砂・普段通りで堂々完封ミヤビランベリ! |
■レース解説 ミヤビランベリがハナを奪う。アクティブアクトが最内からこれに並びかける。ダブルティンパニーが少し離れた3番手、キャプテンベガは4番手につける。マイネルキッツは中団、トウショウヴォイスとグラスボンバーはその後ろを追走。カネトシツヨシオーは最後方から外を回して進出。ミヤビランベリ先頭で3コーナーをカーブ。直後はアクティブアクト、キャプテンベガ、ヴィータローザらが一団。カネトシツヨシオーは大外に振られて直線に向く。ミヤビランベリが馬場の中央を通って先頭をキープ。直後からキャプテンベガ、続いてミストラルクルーズが接近。マイネルキッツも内を通って進出。ミストラルクルーズがミヤビランベリを追い詰めていくも、ミヤビランベリがこれを振り切ってゴール。 ■レース回顧 ハズレ。近年は重ハンデ馬ばかり来ているから今年も、という思考が既にドツボ。(´・ω・`) カネトシツヨシオーを軸にしようとした瞬間、頭に浮かんだリスクが2つあった。その1、人気上位が揃って後方脚質&前が手薄。前に上手く乗られたらそれでお終い。その2、石橋脩って信頼していい騎手なのかどうか。前走はオート捲りで楽勝だったけど、頭数が増えて皆が同じことを考える今回それをやったら大外ぶん回しにならないか?カネトシツヨシオーは1番人気。ローリターンなのにリスクが2つ。 ミヤビランベリにとって、戦法が競合するダブルティンパニーが大外に入ってくれたのが好都合だった。1コーナーを回るところでけしかけてきたアクティブアクトは超軽量に乗じての博打逃げ、だったはずがすぐに引いて2番手。アホか。潰しに行けよ。ダブルティンパニーも3番手で静観。かくしてミヤビランベリは単騎逃げになった。いきなりリスク1的中。 カネトシツヨシオーは前走と全く同じ乗られ方。前走上手く行ったから、今回も同じ乗り方でという気持ちは分かる。でもね、今回は最終週だから皆同じことを考えているんだよ?大丈夫かいな。そんな老婆心をよそに、そこには4コーナーで豪快に大外にぶっ飛んでいくカネトシツヨシオーの姿が。リスク2も的中。…懸念通りの競馬するな!アホか!氏んでしまえ!カネトシツヨシオーを軸にした俺! 後ろから詰めてきた馬は馬場の7〜8分どころを掻き分けて出てきたミストラルクルーズ位で、後は軒並み前につけていた馬で占めた。ミヤビランベリは馬場の中央より外、比較的馬場の良いところを選んで走っていた。それにしても吉田豊騎手は人気薄の逃げが上手い。メジロマントル(鳴尾記念)、エイシンロンバード(根岸S)なんかもそう。マイ格言に加えておこう。こういう馬の単勝を買える人は尊敬する。 ミストラルクルーズはミヤビランベリの外から追撃。マイネルキッツは馬場が悪いのを承知で内から伸びてきた。叩き2戦目、ハンデ54kgならこの位走ってきても不思議ではなかった。キャプテンベガはこの馬にしては前々の競馬だった。惜しむらくは4コーナーで普通に外に持ち出して直線勝負に賭けていたこと。ミヤビランベリの内から早めに追い抜く作戦に出ていればもうちょっと頑張れたかもしれない。 グラスボンバーは位置取りが悠長なら仕掛けも遅過ぎ。4コーナーで焦って手綱を押したところで手遅れは明らかだった。トウショウヴォイスは荒れた内を通って仕掛けたものの、全く加速が乗らず埋没。力の要る馬場はからっきしダメ。4コーナーで激しく手が動いていたように仕掛けが早まる小回りコースも向いていない様子。広々とした高速リンクの新潟でもう一度見直したい。 |