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第75回東京優駿(JpnI) 2008年6月1日(Sun) 東京芝2,400M 3歳オープン 定量 (牡・牝)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 1 | 1 | ディープスカイ | 牡3 | 57.0kg | 四位洋文 | 2.26.7 | − | 514kg(+6) | 1 |
2 | 4 | 7 | スマイルジャック | 牡3 | 57.0kg | 小牧太 | 2.26.9 | 1 1/2 | 472kg(0) | 12 | |
3 | ▲ | 2 | 3 | ブラックシェル | 牡3 | 57.0kg | 武豊 | 2.27.0 | 3/4 | 526kg(0) | 6 |
4 | △ | 5 | 9 | マイネルチャールズ | 牡3 | 57.0kg | 松岡正海 | 2.27.1 | クビ | 454kg(+4) | 2 |
5 | 5 | 10 | レインボーペガサス | 牡3 | 57.0kg | 安藤勝己 | 2.27.1 | クビ | 484kg(+4) | 5 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 10.6 - 12.4 - 12.9 - 12.4 - 12.8 - 12.3 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 12.2 - 12.4 上がり 4F 48.6 - 3F 36.4 1コーナー 11-5(2,7)(8,12)(6,9,18)(3,4,10)14-17(1,15)13-16 2コーナー 11,5,7(2,10)(8,12)(6,9)(3,18)4(1,14,17)(13,15)-16 3コーナー 11-5-7-(2,10)(8,12)(9,18)(6,17)(3,4)(1,15)(14,13)-16 4コーナー 11-5-7(2,10)(8,12,18)(9,17)(6,4)(3,15)(1,13)(16,14) |
■レース回顧 期待通りの変則二冠・大外一気で頂点奪取ディープスカイ! |
■レース解説 メイショウクオリアが出遅れ。レッツゴーキリシマが押してハナを奪う。アグネススターチがこれに続く。サクセスブロッケン、スマイルジャックがこの直後につける。アドマイヤコマンドも差が無く追走。レインボーペガサスが掛かり気味に前へ上がっていく。マイネルチャールズは中団馬群、ブラックシェルがこの直後を進む。ディープスカイは後方の内、タケミカヅチとショウナンアルバはこの外を進む。レッツゴーキリシマがアグネススターチ以下に5馬身程のリードを保ちながら直線に向く。2番手からアグネススターチとスマイルジャック、外からマイネルチャールズ、クリスタルウイングが追い上げる。ブラックシェルが馬群を縫って追い上げ、中央からレインボーペガサスも追撃。スマイルジャックが先頭に立って一旦は独走になるも、大外からディープスカイが飛んできて内の各馬を並ぶ間もなく交わす。 ■レース回顧 ハズレ。あれだけ大雑把な競馬して勝つとは…。ほんのりヤバイなコイツ。(´д`;) 朝から晴れ渡った青空の下、朝一で重だった馬場は9レースを迎えるまでに良まで回復。先行争いはレッツゴーキリシマが制し、早々とハナを確定。アグネススターチは競りかけず2番手。アドマイヤコマンドはサクセスブロッケンとスマイルジャックを挟んで5番手。今回も積極的。ブラックシェルは1コーナーで馬群に押されて後方に下がってしまった。ディープスカイは後方4番手。 1,000M通過60秒8とやや緩い流れ。レッツゴーキリシマのリードは3馬身、アグネススターチも後続に3馬身のリード。スマイルジャック以降は固まっての追走。マイネルチャールズはまたゴチャついた馬群の中に身を委ねていた。ブラックシェルも面倒な位置にいる。後方各馬は大外を回しての進出。ディープスカイもこの中に含まれていた。 スマイルジャックがアグネススターチを捕まえて2番手に上がる。レッツゴーキリシマは先頭で頑張っているが、脚色は既に一杯。そこへスマイルジャックが馬なりで詰めてきた。スマイルジャック?青い帽子ならアドマイヤコマンドだろJK(常識的に考えて)。アドマイヤコマンドも内から詰めてはいるが勢いが足りない。あー、俺のダービーオワタ。先頭はスマイルジャック。 大外から何かが飛んでくる。ディープスカイだ。スマイルジャックが粘るか、ディープスカイが突き刺すか。…脚色が全然違う。話にならない。直線に向いてから馬群を捌いて、誰もいない大外に持ち出して、問答無用で突き抜ける。ナリタブライアンやディープインパクトを髣髴とさせる勝ち方。勝ち時計(2分26秒7)こそ冴えなかったが、パフォーマンスは文句無し。上がり3ハロンは勿論最速。キレキレ。 スマイルジャックは実質的に馬群の先頭を走っていた。アグネススターチを馬なりで交わし、レッツゴーキリシマを捉えて突き放して、後はゴールに飛び込むだけだったのだが…。行った者勝ちの皐月賞で前に行って残れなかったにも関わらず、ここで同じような競馬をして勝ち負けになったのはよく分からない。今回スマイルジャックを買えた方、補足説明願います。えっ、人気が無かったから買った?凄い! ブラックシェルは1コーナーの不利で後方に押し込まれた上、道中は持って行かれ気味。直線は狭いところを掻い潜っての追い上げだった。並んで抜かせない渋太さでマイネルチャールズとレインボーペガサスは抑え切った。マイネルチャールズは馬群に揉まながらの進出。直線は外からクリスタルウイングに寄られて追い辛そうだった。内容的には完敗。後ろから行ったらこんなものだろう。 レインボーペガサスは序盤に引っ掛かったものの、安藤騎手が上手くなだめ切った。この馬にしては前につけて、掲示板は確保出来た。タケミカヅチは後方から外を回してフラフラ。共同通信杯、弥生賞、皐月賞とコースの内を通って上位に食い込んだのに、大一番のここで駄騎乗。ホントしっかりしてください先生。 青葉賞組は随所に若さを見せた。クリスタルウイングは直線で内外へ蛇行。しっかり追える様になれば先々面白そう。アドマイヤコマンドは手応え抜群で内から進出をかけたものの、ラストで脚が止まった。上位はディープスカイを除いて皐月賞組が占めていて、少なからずキャリアの差が出たようだった。青葉賞でぶっ千切る位でないとこれらを負かすのは難しかったのかもしれない。 ディープスカイ、マイネルチャールズに続く3番人気を集めたサクセスブロッケンはシンガリ負け。追い出しをかけるとすぐに頭が浮いて失速。鞭を振るっても全く加速が乗らない。アグネスデジタル(芝初勝利がマイルCS)やゴールドアリュール(端午Sを経由してダービー5着)ですら芝への出走経験があったというのに、今回が芝初出走というのは舐め過ぎ。来週のユニコーンSなら確勝だったんじゃないの? |