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第53回京王杯スプリングC(GII) 2008年5月17日(Sat) 東京芝1,400M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ○ | 6 | 12 | スーパーホーネット | 牡5 | 58.0kg | 藤岡佑介 | 1.20.8 | − | 462kg(-6) | 2 |
2 | 3 | 6 | キストゥヘヴン | 牝5 | 55.0kg | 勝浦正樹 | 1.21.1 | 1 3/4 | 434kg(+10) | 6 | |
3 | ◎ | 7 | 13 | スズカフェニックス | 牡6 | 58.0kg | 武豊 | 1.21.1 | クビ | 468kg(0) | 1 |
4 | 8 | 16 | アイルラヴァゲイン | 牡6 | 57.0kg | 内田博幸 | 1.21.2 | 1/2 | 514kg(-6) | 7 | |
5 | △ | 1 | 2 | キングストレイル | 牡6 | 57.0kg | 安藤勝己 | 1.21.3 | 3/4 | 504kg(+4) | 4 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.4 - 11.2 - 11.1 - 11.5 - 11.2 - 11.9 - 11.5 上がり 4F 46.1 - 3F 34.6 3コーナー 1=(7,11)(2,16)10(3,17)12(4,6,14)(5,8,13)9,15 4コーナー 1=(7,11)(2,16)10(3,12,17)(4,6)(5,8,14)13(15,9) |
■レース回顧 頂点へ再び王手・府中の直線で反応復活スーパーホーネット! |
■レース解説 インセンティブガイがハナを奪う。キングストレイルが直後に続く。アドマイヤホクト、グレイトフルタイムも前に行く。ドラゴンウェルズはこれらの直後に控える。スーパーホーネット、キストゥヘヴンは馬群の中、スズカフェニックスは後方の外を進む。インセンティブガイが5〜6馬身のリードを保ちながら直線に向く。インセンティブガイが単独先頭も徐々に失速。内からキングストレイル、中央からアイルラヴァゲイン、外からスーパーホーネットが追い上げる。スーパーホーネットがインセンティブガイを並ぶ間もなく交わし、最内で粘るキングストレイル、後方から迫るキストゥヘヴン、スズカフェニックスを難なく退けてゴール。 ■レース回顧 ハズレ。悠長に外を回してちゃ、届かずでも文句言えんよな。さーて、一タヒんでくるか。(-_-) インセンティブガイが思い切って逃げの手。アドマイヤホクト、アイルラヴァゲインといったところも前に出てきたが、インセンティブガイに気後れしたのかそれ以上前に行こうとしなかった。直後は一団。スーパーホーネットは馬群の中。次第にほぐれてきていつでも外に持ち出せる状態。一方スズカフェニックスは後方3番手。誰にも邪魔されない位置だけど、ちょっと構え過ぎのような…。 インセンティブガイの脚色は後続のそれよりも明らかに見劣っていた。後続に呑まれるのは時間の問題。キングストレイルが持ったままで上がってくる。よしよし。続いてスーパーホーネット。よーしよし。スズカフェニックスはまだ後ろ。おーいおい。スーパーホーネットがあっさり抜け出して独走態勢。スズカフェニックスはキストゥヘヴンも交わせませんでしたとさ。めでたし、めでたし。…めでたくねーよ! スーパーホーネットは直線半ばまで持ったまま。前走はスズカフェニックスとの併せで突き放されたが、今回はフリーの状態から他馬を突き放した。1ハロン延びただけでこの余裕。マイルCSでダイワメジャーを追い詰めて2着している位だから、次も当然期待していい。ちなみに今回の上位3頭はいずれも昨年の安田記念に出走していて、スーパーホーネットはその中で最も下の着順だった(11着)。 スズカフェニックスは直線に向いたところで既に追っつけていた。これは単に反応が鈍かったこともあるが、前から離され過ぎていて鞍上が焦っていたようにも見えた。実はこの時スーパーホーネットから2馬身程のところにいたのだが、当の相手は持ったまま。末脚に頼れば頼るほどレース振りは不器用になる。3連複の軸には向いているが、単勝や馬単ベースのアタマではアホらしくて買えない。 キストゥヘヴンはヴィクトリアマイル除外の鬱憤を晴らした形。1分20秒後半から21秒の攻防ならこの位は走ってくる。中山牝馬Sは56.5kg、阪神牝馬Sは56kgを背負っており、直近1年間に賞金加算が無かった同馬にとっては今回走りやすい環境が整っていた。次は安田記念で上を目指すか、エプソムC辺りを手堅く勝ちに行くか。 内枠先行の利で上位に取った連中は全滅。キングストレイルは内一杯で見せ場を作ったものの、ラストできっちり止まった。「中山+内枠+先行」の3点が揃わない限り要らん。ドラゴンウェルズは長い直線で相対的に見劣った。他と横並びの状態から抜けられないのはマズイ。ダンスフォーウィンは空気。ヨシトミは何で後ろに下げたんだろう?紐の選別をどげんかせんといかんね(一タヒ語)。 |