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第8回ジャパンカップダート(GI) 2007年11月24日(Sat) 東京ダート2,100M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 4 | 7 | ヴァーミリアン | 牡5 | 57.0kg | 武豊 | 2.06.7 | (レコード) | 510kg(-5) | 1 |
2 | 6 | 11 | フィールドルージュ | 牡5 | 57.0kg | 横山典弘 | 2.06.9 | 1 1/4 | 496kg(+4) | 6 | |
3 | ▲ | 1 | 1 | サンライズバッカス | 牡5 | 57.0kg | 安藤勝己 | 2.07.5 | 3 1/2 | 478kg(-1) | 7 |
4 | 4 | 8 | メイショウトウコン | 牡5 | 57.0kg | 武幸四郎 | 2.07.7 | 1 1/4 | 452kg(-6) | 4 | |
5 | △ | 3 | 6 | ワイルドワンダー | 牡5 | 57.0kg | 岩田康誠 | 2.07.7 | クビ | 456kg(+4) | 8 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 7.1 - 10.7 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 11.9 - 12.6 - 12.3 - 12.5 - 12.0 - 12.5 上がり 4F 49.3 - 3F 37.0 1コーナー 9(3,4,13)-(2,5,10)(15,16)11(6,7)12(1,14)8 2コーナー 9(3,13)4-2(6,5)10,11,15,7,16,12(1,14)-8 3コーナー (*9,3,13)-(6,4)2-(11,10)(7,5,15)(1,12,16)8-14 4コーナー (9,*3)13(6,4)2(11,10,7)(1,12)(8,15)(5,16)-14 |
■レース回顧 外を回しても圧倒的な強さ・ヴァーミリアンがレコードV! |
■レース解説 エイシンロンバードがハナを奪う。キャンディデート、フリオーソ、ブルーコンコルドも差が無く追走。少し離れてスチューデントカウンシル、ワイルドワンダーが続く。フィールドルージュは中団内、ヴァーミリアンは中団やや後ろにつける。ドラゴンファイヤー、サンライズバッカスはその後方。メイショウトウコンはフサイチホウオーと並んで最後方待機。エイシンロンバード、キャンディデート、ブルーコンコルドの3頭が互いに先頭を譲らず直線に向く。横一線の内からワイルドワンダー、続いてフィールドルージュが抜け出す。そこへ大外からヴァーミリアンが満を持して進出。完全に抜け出したフィールドルージュをあっさり交わし、楽な手応えのまま差を広げながらゴール。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。ヴァーミリアン強過ぎ。ノリに内突かれて馬券はアウチ!(ノ∀`)アチャー エイシンロンバードが内へ切れ込みながらハナを主張。これに呼応してキャンディデートも行く構え。前走不完全燃焼のブルーコンコルドも積極策を仕掛けた。フリオーソは折り合いをつけて4番手。スチューデントカウンシルはこの後ろ。ワイルドワンダーは周りに壁を作れず引っ掛かり気味。前は3頭が激しくやりあってオーバーペース。ヴァーミリアンは後方でおとなしくしていた。 前3頭が崩れるのは時間の問題。フリオーソとスチューデントカウンシルが動き出したのと時を同じくして後方からヴァーミリアンも動いていった。実になめらかな進出。そのまま外を回し、直線半ばまで持ったまま。一度追えば矢のように突き抜けていった。ハイペースで後ろから行った分を差し引いてもお釣りが多い勝ちっぷり。これは恐れ入った。 フィールドルージュは予め内ラチ沿いを進み、4コーナーで手綱を左に引いて内突きを敢行。ワイルドワンダーとブルーコンコルドの間を渾身の鞭連打で抜けてきた。普通ならこれで勝ち。ノリの2ゲットは手際が良くても相手が化け物だったというのがよくある。それにしてもこのレースは内から抜けてくる馬が強い。来年以降の参考にしよう…って、来年からは阪神か。 サンライズバッカスも内を立ち回っての追い上げだったが、鞭を入れられてからの加速が鈍かった。ラストも一貫して伸びながらフィールドルージュから遅れること3馬身半。距離が長いのか。ワイルドワンダーは序盤で掛かった分のツケか、ラストは脚が上がっていた。メイショウトウコンは今回も最後方近くから行くしかない不器用さが仇となった。 ドラゴンファイヤーは4コーナーで早くも追い通し、直線に向いてすぐに内へモタれたりと大苦戦。すぐ側にいたメイショウトウコンと併せてようやく落ち着いたのも束の間、そのメイショウトウコンにもついて行けなくなった。シリウスSで見せた切れ味が本物ならここでも勝ち負けと思ったのだが…。時計が速過ぎたのが敗因か。 注目の米国馬・スチューデントカウンシルは一時先頭に並びかけるところまで行きながら無念のガス欠。残り200Mを切ったところで観念して流していた。人気を集めている外国馬は疑ってかかるのが基本なのだが、普段通りの競馬をしながらハイペースに巻き込まれたというのは不運としか言いようがない。 |